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仮面の奥に、笑顔を抱いて

作者:蒼月 水樹
時は江戸時代中期、太平の世。
とある藩の武芸指南役を目指す永穂家次男新次郎は、病身と称して表舞台に出ず、社会的にはその存在を抹消されていた。
しかし実際には、兄新十郎の影武者として、永穂家の裏、危険な影働きに身を投じている。
新十郎を指南役の座につけることこそが、新次郎達永穂家の数代にわたる悲願だったのだ。
だが、その新十郎が死んだ。
悲願を捨てられない永穂家は苦肉の策として、新次郎を新十郎に成り替わらせて指南役を決める御前試合に臨もうとする。
任務にあたって新次郎が出した条件はたった一つ。
藩を相手にしたペテンに、新十郎の婚約者、紗雪を巻き込まないこと。
兄の身代わりとして接していた少女に、新次郎はほのかな想いを抱いていたのだ。
全ての想いを仮面に封じて、新次郎は己が名を捨て、新十郎となる。
2016/02/12 23:20
影武者
2016/02/13 21:00
想い
2016/02/14 21:00
葛藤
2016/02/15 21:00
焦燥
2016/02/16 21:00
異相
2016/02/17 21:00
真相
2016/02/18 21:00
決意
2016/02/19 21:00
決着
2016/02/20 21:00
共に征く
2016/02/21 21:00
2016/02/21 21:00
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