表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
726/777

⑭そして時が回り始める

「ありがとう。でも、きっと、それが一番難しいかもしれないかな」

 リールの表情が和らいでいく。

「ショーゴは、ああ見えて結構頑固だから」

「ええ、全くです。私からの再三の注意も、聞いていたのか、聞いていなかったのか。随分と困らされました」

 コルティも頬を緩めると、シュタインも瞼を上げ、目を大きくさせる。

「そういう意味では私も負けてはいませんな。何度、私の助言と注意を無視された事か」

 共通した悩みに、三人で肩を揺らしていた。


「そっか。ショーゴは幸せ者だね。これだけの人達に大切にされていたんだから」

 彼の性格では到底似つかわしくない魔王という存在の役を任され、蛮族と呼ばれた人ならざる者達を率いる。その事にリールは当初から心配していたが、二人のように、彼の性格を知った上でも傍にいようとする者達の存在がいた事を改めて認識し、僅かに安堵する。

「また今日みたいに友達を連れて来て下さい。もう………誰かがいなくなるのは嫌だよ」

 今にも零れそうな涙に耐えつつ笑うリールの素直な言葉に、コルティとシュタインは自信をもって頷いた。



―――翌朝。

 コルティ達は、頭を押さえながら起き上がったツヴァイールやクルマンに旧カデリア領における労働者募集の情報を明かし、有翼人(バードマン)族と連携して各集落に伝達する手はずを整えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ