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文化祭1日目午前

ここにいるはずのない人物に声をかけられた

俺が一番合いたくなかった人

愛していたはずだった人

樹に前にこの学校の文化祭は色々な県内の高校から人が来ると教えてもらったときに考えるべきだった

最悪の可能性を


俺はその人に会いたくなかった

声も聞きたくないし

顔も見たくない

その存在を認知したくなかった

そこにいると思いたくなかった

喋りたくなかった

喋っては行けないと思った

一度ストッパーが外れたダムは波のように崩れ他の全ての感情を飲み込む

そいつと話すとそれが起きてしまうかもしれない



だが俺はその声に応じてしまった

何を考えていたか自分でもわからない

実は人違いで俺の考え過ぎでした~

を期待していたのかもしれないし

あの頃から成長してました〜これからは仲良くできます

を考えていたのかもしれない

その時の俺の感情は分からないが

声に応じてしまったという事実はもう変えられなかった



「美桜なんでここに」


「蒼こそなんで」


「いや、俺この学校通ってるし」


「え、」


「どうした?」


「私への当てつけ?」


「は?」


「私この学校入りたいって言ってたよね?」


「いや、知らな、」


「知らないわけないじゃん、言ってたよね3人で入ろうって」


「そうだっけ」


「私と空は入れなかったのに蒼だけ」


「いや、そんな、つもりじゃ」


「じゃあどんなつもりだったのよ」


結局美桜は前と変わっていなかった

変わっていなかった美桜に失望したのか急に色々言われてイライラしたのか分からないが前と同じようななにか良くないものが出てきそうになる

今ここで暴れたらあの計画もおじゃんだし友達に迷惑がかかるので頑張って抑えようとする

自分の意志に反してその何かはどんどん大きくなる


ああもう無理だ、





「蒼くんこんなところにいた私達と回る約束ですよね?」


「そーだぞ蒼何してんだ」


「二人とも」


「って蒼くんなんでそんな辛そうな顔してるんですか?」


「確かに、蒼なんか顔色悪いぞ」 


「あぁ少しな、けど大丈夫だ」


「蒼くんこの人だーれ?」


「あっ、そういうことか、蒼、白石さん、まずどこから回るか、、よし俺についてこい、そこの人また今度でいいですか?いいですよね」


「はっ、はい」


「よーし出発ー」


「樹お前そんなキャラだったか」




「はいついた」


「ここって部室?」


「部室だったらゆっくりできるだろ」


「えっ?なんで」


「はぁ~蒼、さっきの人ってあの人だろ、前に言ってた、それ気づいたら流石に休ませるだろ」


「ありがと」


「蒼くん、樹さん、あの人って?」


「蒼まだ話してないのか?」


「まだちょっと抵抗あって、」


「この際出し、もう話すしかないんじゃね?無理とは言わないけど」


「いや、大丈夫話すよ、白石さんちょっと僕の昔話に付き合ってもらえるかな?」


「はい!どーんとこいです」



その後俺は白石さんにさっきの人のこと、もうひとりのこと俺の中学校のことについて話した


「酷いですさっきの人」


白石さんはとても怒っているように見える

こんな時にする話ではないが

普段から怒り慣れていないのかとても可愛らしく見える



「あれ?みんな揃ってどうしたんだい?」


「先輩」


人が多くなって安心したのか僕は眠ってしまった



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