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18話 初仕事

なんか書いてるうちにやや専門的かつまじめっぽい話になってしまった…(素人知識のくせに)

更に少し長めで次回の頭に少し食い込みます。。

こんなん求めてねぇよ!って意見が多ければこういう話はもう書かないように気を付けるので

ご意見お願いします<(_ _)>

後マルスが空気…

「着いたぞコトブキ、ここが宰相様の屋敷だ、くれぐれも失礼の無いよう

 にな。」


「分かってるよマルス。でも貴族に対する正しい敬語って俺使えるか

 わからないんだけどどうすりゃいいの?」


「出来る限り頑張って敬語使ってます感出しとけ、今回は向こうの要請

 で来てるんだ、行ける行ける。」


「軽いな…でもまぁそれで良いなら気が楽だから良いけど。」


そんな感じで屋敷の前に馬車が停まると中から執事っぽいお爺さんが

出てきた。セバスチャンだ!絶対セバスチャン!もしくはセバス!


「ようこそおいで下さいましたマルス様、コトブキ様。

 私はドルグ公爵家の家令を務めさせて頂いております、アーキルと

 申します。それでは主がお待ちになられておりますので、こちらへ。」


違った(´・ω・`)

若干の寂しさと残念さを噛みしめつつ俺とマルスは応接間の様な部屋に

通された。


「こちらでお待ちを。只今主を呼んでまいります。」


うやうやしく頭を下げてアーキルさんが部屋を出ていくと同時に

メイドさんがお茶とお菓子をカートに乗せて入って来た。


「お待ちいただく間にお楽しみください。」


そう言うとメイドさんが美味しそうな香りのするお茶とお菓子を

並べてくれたのでありがたく頂くことにした。

そんなこんなで15分程経っただろうか、ノックの後に扉が開き

アーキルさんとつるりと眩しいヘッドを持った丸い体系の偉そうな

人が入って来たので飲み食いをやめ取りあえず立っといた。


「良く来てくれた、私がエルザンド王国宰相の

 エバートリアス=ドルグだ。マルスよ、此度の働き感謝するぞ。」


「勿体なきお言葉でございます閣下。早速紹介させて頂きますが

 こちらに居るのが例のコトブキでございます。」


「お初にお目にかかり光栄でございますドルグ宰相閣下。

 コトブキ=コウノと申します。以後お見知りおきの程、

 よろしくお願い申し上げます。」


「うむ。コトブキよ、此度はよろしく頼むぞ。

 それからここには我らしかおらぬ。小難しい言葉使いは無しだ、

 聞けばそちの好感度次第で効果が変わってくるらしいではないか、

 ならば尚の事仲良くなれるよう努力せねばな。」


「ありがとうございます。正直に言えば浅学の身ですので

 貴族様に対しての礼儀などは不安しかなかったので、助かります。」


「はっはっは、よいよい。」


そう言うと宰相様は顔を皺だらけにしてコロコロと笑うのだった。

う~む、最初はどんな人が来るやらと戦々恐々だったけど、この人なら

問題なく頑張れるね!


「それでは宰相閣下、最初にサービスとしまして健康診断を行いたいと

 思うのですがよろしいでしょうか?スキルを使うのは健康診断の後、

 ご自分の体の事を理解した上で、こちらから提案をいくつかさせて頂き

 ますので、後はご随意にと言う事でいかがでしょう?」


「ほう、それは有り難いな。私は職業柄定期的に健康診断を受けては

 いるのでそちらの結果と示し合わせればコトブキの正確性の担保にも

 なるであろうしな。」


「はい、お任せください。」


そう行って俺は宰相様の手を握り状態を見ていく。

肉体操作はその名の通り肉体を操作する。

それには肉体の状態なんかも知る必要があるのでスキルを使うと

相手の健康状態とかが丸わかりになってしまうのだ!


「宰相様は身長176cmに対し体重が125kg。

 高血圧に軽い狭心症と肝硬変一歩手前の脂肪肝に糖尿病まで併発して

 いらっしゃいますね。大きな範囲の動脈硬化と小さな動脈瘤もいくつか。

 正直かなり悪い状況かと…」


「その病気の症状はどのようなものだ?」


「はい、狭心症は何種類かあるのですが心臓の病気でたまに動悸が激しく

 なったり差し込むような痛みが胸に出たりします。

 脂肪肝は肝臓に脂肪が蓄積して機能が下がっている状態で、

 疲れやすくなったりしますが、肝硬変と言う病気にまで発展すると、

 肌や白目が黄色く変色したりします。

 ちなみに肝臓は手遅れにならない限りほとんど症状らしい症状は

 出ない為に沈黙の臓器と言われたりします。

 糖尿病はその名の通り尿に糖が混じる病気なのですが、この病気自体は

 尿糖以外なんの症状も出ないのが特徴です。ですが、

 合併症として失明、腎不全、末梢神経障害が起こります。

 そして全ての病気に言える事ですが、放って置けばどれも

 命にかかわります。」


「ふむ。どれも医者からも言われている事と一致するな。

 そして、どれも進行を遅らせるのが精一杯だと言われている。

 単刀直入に聞くが、治せるのか?」


「治せます。ただし、値段はそれ相応の物になる事は

 ご了承ください。それからご存じとは思いますが、私はこの国に来て

 日が浅く、医師としての資格などは持ち合わせておりません。

 それでもよろしいですか?」


「当然であるな。それから治るのであれば資格などどうとでも出来るから

 問題ない。前もって聞いておったしな。

 なんなら今回の報酬に医師免許を付けてやろう。」


「それは有り難いお話です、でしたら私も頑張って勉強させて頂きます!」


「はっはっは!そうかそうかそれでは期待させてもらうとしよう。

 ではコトブキよ、総額でいくらになる?はっきり申してみよ。」


「はい。まず狭心症はまだ初期~中期前位ですので5000万z、

 脂肪肝は既に大分進行しており健康な臓器にするには移植しかない

 状況ですので2億z、糖尿病も軽い腎不全等が始まっているようなので

 膵臓、腎臓、末梢神経など込々で2億z、血管関係をまとめて1億z。

 それから増毛が5000万z、減量が10kgまでは一律1000万zで

 以降1kgで100万zとなり、更に宰相様の体型を考えますと、

 下半身に筋肉が多く上半身に筋肉が少ないという状況ですので

 バランスを取るならば10kgまで1000万z以降1kgで100万z

 となります。

 体重を70kgまで落としてバランスも調整するとなれば…

 大体6億6500万zと言った所でしょうか?

 今回は他の事情も加味して全身纏めて4億z。

 もしくは前もって言ってあった転移と結界の魔道具の閲覧許可の

 どちらかでお願いいたします。

 ちなみにお支払いは別の医師に治ったと確認を取った後でも大丈夫です。」


「うむ、良く分かった!残念ながら魔道具の閲覧許可は国王陛下でなければ

 出すことは難しいでな、今回は金銭と免許でお願いしたい。

 しかし疑問なのだが何故国家機密である転移と結界の魔道具なぞ

 見たいのだ?そんな事を言っていると下手すればスパイ容疑が

 掛かる可能性もある程の事だぞ?」


「下らない理由かもしれませんが…よろしいでしょうか?」


「うむ、申してみよ。」


「ロマンです。」


「は?ロマンとな?お主はロマンでスパイ容疑の危険を負っていると?

 スパイは捕まり次第拷問だぞ?それを分かって言っておるのか?」


「はい。一般人では決して見る事の出来ない逸品、それを見てみたい。

 ですが私は物心つく頃には山奥で祖父と二人で暮らしており、

 既にその祖父も他界。身寄りも信用も無い私が自分のスキルを

 使って信用を得る!それにより堂々と見たいものを見る!!

 そういう事に私はロマンを感じるのです。

 で、最初に何を見ようかと思って思いついたのが転移と結界の魔道具

 だったと言う事です。」


「はぁ、思い付きと、ロマンで?……フフフ…ハーハッハッハ!!

 確かに堂々と見たいという相手にスパイ容疑はかからんかもしれんな!

 クッフッフッフッフ、久し振りに清々しいアホたれを見たわい!

 良かろう!この体が健康を取り戻した暁には陛下に何かあればお主にも

 連絡しようではないか、それまでにしっかりと信用を築いておくのだぞ!

 流石に信用の無い者を陛下の万が一に立ち入らせるわけにはいかぬでな。

 あ~愉快ゆkグッ…」


「旦那様!?」


「いけない、狭心症の発作の様ですね、すぐに治します!」


そう言うや否や俺は宰相様の手を取り肉体操作を発動させる。

取りあえず内臓系統だけで良いかな?何kg痩せたいとか聞いてないし。


「ぐぅぅ・・・う?おお!痛みが無くなった!

 しかもなにやら元気があふれるようだ!

 気分も良い、こんなに体が楽なのはいつ以来か!」


「旦那様、安静にしていた方がよろしいのでは?」


「大丈夫だアーキル、何も問題は無い。コトブキよ、自分の体の事は

 自分が一番良く分かると言うのは本当だな!

 まるで生まれ変わった様だ!」


「ご満足いただけたのなら嬉しいです。

 それで、残りはどういたしましょうか?増毛と余分な脂肪はまだ

 内臓脂肪以外手を付けておりませんので希望をおっしゃってください。

 いきなり大幅に痩せられますと本人と気づかれなくなる可能性も

 ありますので、何回かに分けてと言うのも承りますよ?」


「うむうむ!髪はフッサフサで頼む!脂肪は~、そうだな、取りあえず

 25kg減らしてくれるか?そしてその姿を一度陛下に見てもらった後で

 残りを頼むこととしよう。」


「分かりました、今回は全身まとめて4億zと言う事にしておりますので、

 他にご要望があれば次回にでもおっしゃってください。」


そう言って肉体操作をかけていくと、少しほっそりしてフッサフサの宰相様の

出来上がりである。


「宰相様、終わりましたよ。」


「アーキル!!鏡だ!!!」


「こちらに。」



~~~~~



「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


喜んでるとこ悪いけど宰相様。ズボンどころか

パンツまでずり落ちてますよ?

いつもお読みいただきありがとうございます!

ブクマ、評価、ご意見、誤字脱字の指摘等大歓迎です!


ようやく今いる王国の名前を出せました、ちなみに王都の名前はエルザリアです!


更に補足としまして、

この世界のポーションは、怪我は治すけど病気は治さないタイプがほどんどでして、医学も結構

発展しています。

医療魔法も医療用魔道具もあるため医学レベルは現代医学より少し遅れてる位と

思っていただければ幸いです。

ただし臓器移植は未だ禁忌とされているので、お値段がお高めとなっております。

後医師ギルドはありますが参加資格が医師免許です。医局みたいなもんだと思ってください。

コトブキは入る気はありませんがw


あと、宰相様は58歳ですが長年の心労なんかで大分老けて見えてたりします。

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