第41話 学園祭デート ~ 葵編 ~
優梨たちは1日目の担当を終え、教室で着替えてからそれぞれ他のクラスなどを回ることになった。
慶人・朔夜・玲は担当が終わると、そそくさとどこかへ向かった。雅樹は休憩がしたいと、静かそうな場所へと行ってしまった。匡利はアンジュに、優梨はアレックスに追いかけられてあっという間に教室からいなくなった。紗奈はゆっくりと回りたいと言って1人で教室を出て、佳穂は気付けばどこかへ行ってしまった。咲緒理は侑哉に誘われ、心なしかいそいそと教室を出るのを葵は見ていた。
そして葵は誠史に誘われ、誠史の着替えが終わるのを教室の隅で待っていた。
「葵、お待たせ」
着替えを終えた誠史が着替えブースから出てきて、壁際で待つ葵に声を掛けた。
「さて、どこか行きたい所はあるかな?」
「えっと……どこかカフェとか喫茶店みたいなのをやっているクラスが良いな」
「カフェか喫茶店……。それなら、俺が後で行こうと思っていたクラスが似たようなのをやっているから、そこにしようか」
「うん!」
葵は笑顔で頷き、楽しみだなと思った。そんな葵を微笑ましそうに誠史は見た。
「じゃあ、まずは俺の行きたい所に行っても良いかな?」
「うん、いいよ」
「それなら行こうか」
誠史が微笑みながらそう言い、葵は大きく頷いた。
校内発表とは言え、大勢の人が廊下を歩いている。誠史は葵がはぐれてしまわないように手をしっかりと握りしめた。葵は少しだけ気恥ずかしく感じながらも、内心とても喜んでいた。
そのまま2人はしばらく歩き続け、ある教室の前で立ち止まった。
「さぁ、着いたよ」
「……誠史くん、ここって……」
葵は顔を青ざめさせながら目の前の教室を見た。教室3つ分を使い、窓や入り口は暗幕で覆われて室内も暗い。教室の中から何やら悲鳴が聞こえてくるのは、きっと気のせいではない。入口には吸血鬼に扮した生徒がいて、呼び込みと客の案内・誘導をしている。並んでいる客はどこか恐々としながら自分の番を待っていた。
「うん、お化け屋敷」
語尾にハートが付きそうな口調で誠史は返事をした。葵は口元が引きつるのを感じた。
「誠史くんが行きたいのって……ここ?」
「うん。なんでも、お化け役のメイクとか演出にスキルを使っていて、結構本格的だって評判でね。ちょっと興味があったんだ」
「そ、そう……」
葵は正直入りたくなかったが、誠史があまりにも楽しそうに並ぶのを見てそう言えなくなった。覚悟を決め、うっかりもう1つの姿を出してしまったり、最悪狐火まで出したりしないように気を付けようと決意した。その時、教室から盛大な叫び声が聞こえてきた。
「いやぁぁぁあああああああああ!!」
その場に並ぶ誰もが驚いて教室の方を振り返った。葵たち客だけじゃなく、入口で案内をしていた生徒もビックリしたように入口から中を覗いている。その間も叫び声は止まなかった。
「ヤダヤダヤダヤダヤダ! こっち来ないで! あっち行って! むしろここから出してっ!!」
「ユ、ユリ! 落ち着いて!」
「ユリ! ファイトよ、ファイト!」
「無理無理無理! 本当に無理ヤダ! 帰りたい帰りたい! てか帰る! 帰るったら帰るっ!!」
聞いたことのある声と名前に葵と誠史は顔を見合わせた。
「……あれって」
「うん、確実に優だね。アレックスくんとアンジュもいるみたいだし、もしかしたら匡利くんも一緒かな?」
そう話す間も中からは優梨の悲鳴が響いていた。
「匡利たち、結局捕まって一緒に回っているんだね。優ってお化け屋敷苦手?」
「そうみたいだね。今まで一緒に入ることってなかったから、ここまでとは思わなかったけれど……。並んでいる子たちまで、優の悲鳴を聞いて怖がってるね」
「でも、興味も惹いているみたいだよ」
見ると、並んでいる他の生徒たちは優梨の悲鳴で不安そうに教室を見ている。一方で、そばを通る生徒たちはそんなに本格的なのかと興味を沸かせていた。何人かは、そのまま最後尾に並んでいる。
「フフッ、俺も結構楽しみになってきたな」
「そ、そうだね……」
実は葵も優梨の悲鳴でさらに怖くなった1人だったが、楽しそうにしている誠史を見ていたらそう言いだせなくなっていた。
それからしばらくして、ようやく葵たちの番になった。
「では、次の方ー。2人で800円です……。はい、ごゆっくりー」
入口の吸血鬼に入場料を払い、葵と誠史は中に入った。
中に入った瞬間辺りは真っ暗になり、冷房を利かせているのか、もしくは氷属性魔法を使える生徒がいるのか少し肌寒く感じた。
「ま、真っ暗だね……」
「そうだね。……怖い?」
「ち、ちょっと……」
「フフッ。腕、掴まって良いよ」
暗くてほとんど見えないが、横にいる誠史が腕を差し出してきたのを感じた。葵は躊躇いつつその腕に掴まった。2人はゆっくりと歩き出したが、一歩進むごとに誠史に掴まる葵の手に力がこもる。
数メートルほど進んだところで、突如葵はゆっくりと肩を叩かれた。ビクッと反応すると、その手はおもむろに肩を掴んで揺らしてきた。振り返ってはダメと思いつつ、葵はゆっくりと後ろを振り返った。
葵の肩を掴むのは、血にまみれたミイラ男だった……
「きゃああああああああああ!」
葵の悲鳴で振り返った誠史はそこに何がいるのか気付いた。未だに葵の肩を掴む手を払い、足早に先に進んだ。
そこからは怒涛の勢いでお化けたちが出てきた。吸血鬼、狼男、フランケンシュタイン、悪魔、ミイラ男に一番多いのがゾンビだ。さらには首無し騎士までいた。
「(なるほど……特殊メイクだけじゃなくて誰か《幻影》が使えるのか……)」
周りを見ながら誠史は冷静にそう考えた。一方で葵は悲鳴をあげ、最初は遠慮がちだったのが今はしっかりと誠史の腕にしがみついている。誠史は葵を落ち着かせるかのように、捕まる手を撫でながら先に進んだ。
大分進んだところで、急に葵の足が止まった。誠史はどうしたのかと振り返るが、暗くて葵の表情は全く見えなかった。
「(……これくらい暗ければ、普通の人間には何も見えないな)」
そう考えた誠史はもう1つの姿を少しだけ解放させた。誠史の髪の色が黒に変わり、瞳も赤く染まって瞳孔が細くなった。悪魔の目ならば、先の見えない暗闇も明るい場所にいるのと同じように見える。
誠史は改めて葵を見た。葵の顔色は良くなく、涙を浮かべている。微かに震えているようにも感じる。
「アオ、どうしたの?」
「せ、誠史くん……な、何かが、あ……足を……」
「足?」
「足を、掴んでいるのぉ!」
半泣き状態の葵は縋るように誠史の服を掴んだ。誠史は葵を抱きしめるように腕を回し、そのまま視線を下げた。確かに何かがいた。正確には“誰か”だ。
ゾンビのメイクをしているため、顔は全く判別できない。うつ伏せのまま両腕で葵の右足のふくらはぎのあたりにしがみついている。心なしか口元は緩み、今にも頬ずりでもしかねない。
それを目にした瞬間、誠史の頭の中でブチッと何かが切れる音がしたような気がした。
「……へぇ、何かが掴んでいるんだ」
「そ、そうなの。でも、今はしがみつかれているみたいで……」
「それは大変だね。……安心して、アオ? 俺が退治してあげるから……ちょっと耳を塞いでてね」
誠史のその言葉を聞いたゾンビ役は、一瞬キョトンとした顔をした。そして、悪戯半分にこんな行動をとったことを激しく後悔することになった。
葵がしっかりと耳を塞いだことを確認すると、誠史は何も見えないように片腕でしっかりと葵を抱きしめた。そして、冷ややかな視線をゾンビ役に向けた。
「――じゃあ、どこの誰だか分からないけれど……そろそろ葵の足を離してもらおうか?」
その言葉と同時に誠史はゾンビ役の頭を掴んだ。
「イデデデデデデデデデデデデッ!!」
頭を掴まれたゾンビ役は即座に葵の足を離し、代わりに誠史の腕を掴んだ。しかし、その腕はビクともせず、さらにそのまま持ち上げられた。
誠史は悪魔の“力”を解放したままだ。悪魔はかなり力が強く、誠史本人は「多分、電車1両くらいなら持とうと思えば持てるんじゃないかな?」と言うほどだ。もちろんゾンビ役の頭を掴んでいる手の力はかなり加減している。しかし、鋭く尖った爪の一部は相手の額にめり込んでいる。血が出るか出ないかの一歩手前だ。
「さぁて、と……。どうしてやろうか、この腐れ外道野郎……」
普段の誠史の姿からは想像がつかないほどの低い声と言葉だった。
「イデデデデデ! わ、悪かった! つーか、爪! 爪が刺さってるんだよ!」
「嫌だな。刺さっているんじゃないよ、刺しているんだよ」
誠史は笑顔のまま、ほんの僅かだけ力を込めた。相手にはそれだけでも十分だ。
「なお悪いわ! マジで痛ぇって! 離せ!」
そう言われ、誠史はやっと相手の頭から手を離した。ゾンビ役はその場に膝をついて荒い呼吸をしていた。
「次、葵にこんなことをしたら、ここにいる全員覚悟しろ……」
いつの間にか今まで通ってきた通路からこちらを覗く何人かがいた。彼らは誠史の言葉に深く頷いていた。それを確認すると、誠史は葵を抱きしめていた腕を緩めた。
「葵、もう大丈夫だよ」
「本当……?」
「うん。じゃあ、先に行こうか」
そう言われ、葵は不思議そうにしつつ頷いた。
その後、相変わらずお化け役は脅かしに出てくるが、2人に触れることは一切なかった。何も知らない葵はそれでも驚き、出口に着くまで誠史の腕をしっかりと掴んでいた。そして、誠史は出口までの時間を大いに楽しんでいた。
お化け屋敷を出た後、葵と誠史は学園の庭園に来ていた。この庭園は、美化委員会と園芸部も協力している、学園が管理する庭園だ。学園祭の間、限定の飾りつけをされているのを2人は見に来ている。庭園の中央にあるベンチに座り、葵は目の前のたくさんのコスモスを眺めていた。
「葵、お待たせ」
振り返ると、両手に紙コップを持った誠史が立っていた。中身は庭園のすぐ側で出店している店で買ったドリンクだ。葵のコップの中身はオレンジジュースだった。
「落ち着いた?」
「うん、ありがとう。ごめんね、誠史くん」
お化け屋敷を出てから葵は叫び過ぎで疲労していた。気持ちや体を落ち着かせるため、誠史に連れられてここで休んでいた。
「俺こそごめんね。葵があそこまで怖がると思わなかったから……」
「ううん、私も自分であんなに怖がるとは思わなかったし……。でも、怖かったけれど楽しかったよ」
「それなら、俺もホッとしたよ」
誠史は笑みを浮かべ、安堵の息を吐いた。
「(それに……成り行きでもたくさん誠史くんと腕組んだり、抱きしめられたりして嬉しかったし……)」
葵は緩みそうになる頬を抑え、チラッと横に座る誠史の顔を見た。誠史は葵の視線に気付かず、目の前のコスモスを眺めながら買ったドリンクを飲んでいる。この何でもないけれど、何よりも嬉しい時間を葵はじっくりと噛み締めていた。
「――そろそろ移動しようか。今度は葵が行きたい所に行こうね」
「うん!」
しばらくしてから誠史が声を掛け、2人はベンチから立ち上がった。誠史は空になった紙コップを葵から受け取り、自分のコップと一緒に近くのごみ箱に捨てた。その後、葵の手を取って握った。
「また人がたくさんいる所に行くから、はぐれないようにね」
「うん」
誠史の手をしっかりと握り返し、葵は頷いた。それを見て誠史は微笑み、葵の歩調に合わせてゆっくりと歩き始めた。
後者に戻り、葵と誠史は少し広めの多目的教室へと向かった。着くと、そこの看板には「2-B 甘味処」と書かれていた。
「ここって……」
「うん、澤田たちのクラス。入ろう」
誠史に促されて中に入ると、結構人がいた。店員の生徒は皆、着物か浴衣を着ていて、特に女子は色鮮やかで綺麗だった。
葵と誠史が入ると、何人かが気付いて少しだけざわついた。そのざわつきに1人の店員が振り返った。龍一だ。青ベースの渋い色合いの着物を着ているが、それが龍一によく似合っている。葵たちに気付くと、龍一は少し表情を和らげた。
「加村に葵か」
「やぁ、澤田」
「こんにちは、龍一君」
「よく来た。席に案内しよう」
龍一は2人を窓際の2人掛けの席に案内した。持っていたメニューをそれぞれに渡し、一度裏の方へ向かった。その背を見送り、葵たちはメニューを広げた。
「……へぇ、定番の甘味処のメニューだけじゃなくて、洋菓子もあるんだね」
誠史はパラパラと捲って全体を見ながら言った。
「どちらかと言うと和カフェっぽいね。どれも美味しそう~!」
「フフッ、好きなのを選んで良いよ」
「うん!」
何を注文しようかと考えていると、龍一がおしぼりと冷たい水を持って戻ってきた。
「注文は決まったか?」
「俺は、この抹茶シフォンケーキのセットにしようかな。ドリンクは紅茶で」
誠史はメニューを龍一に手渡しながらそう言った。龍一はメニューを受け取ると、手にしていたメモ帳に書き込んだ。
「葵は決まったか?」
「ん~、どうしよう……龍一君のオススメは?」
聞くと、龍一は目を丸くした。
「俺か? 俺は、定番の甘味メニューを好んでいるからな。汁粉や磯部巻、あんみつとかだな。……だが、女子にはこっちの方も人気だぞ」
龍一は手にしていたメニューを開き、後ろの方の洋菓子メニューを葵に見せた。誠史が頼んだ抹茶シフォンケーキもそこに乗っている。他にはガラスの器に盛られたアイスやソフトクリーム、抹茶のパンケーキやワッフルもある。
「色々と悩むのならば、この『抹茶わらび餅パフェ』が良いと思うぞ。アイスやわらび餅、白玉などがトッピングされているからな。トッピングは追加もできる」
「わぁ、美味しそう! 私、これにする。トッピングに、抹茶シフォンをお願いします」
「飲み物はどうする?」
「ん~……アイスもあるし、温かい番茶でお願い」
「分かった。少し待っていてくれ」
龍一は注文をメモすると、もう一度裏の方へと向かって行った。
落ち着いて廻りを見ると、何人かがチラチラとこちらを見ていた。こうして見られることには慣れているので、気にしないようにしながら葵は目の前の誠史を見た。
「結構お客さんが入っているんだね」
「うん。人気みたいだし、俺たちのクラスといい勝負だろうね」
「じゃあ、龍一君たちがライバルだね!」
「でも“アレ”をやっている以上、負ける気はないよ」
そう言って笑う誠史の表情は穏やかだが、何か含まれているようにも感じる。葵はそれに気付かないフリをして、ニコニコと笑いながら注文したものが来るのを待っていた。
しばらくして、龍一が2人の注文したものを持ってきた。何故か顔をしかめている。
「澤田?」
「……葵、無理しなくて良いからな」
「えっ?」
何のことかと思っていると、葵の目の前に置かれたパフェを見て納得した。葵のパフェは想像していた以上に大きかった。おまけに、1つしか追加していないトッピングが全種類乗せられている。葵は目を丸くし、澤田を見上げた。
「これ……」
「……厨房の奴らからのサービスだ。どうやら班長が葵のファンらしい」
「へぇ……」
誠史は意味深な視線をパフェに向け、龍一は肩を竦めた。
「盛ったのはいいが、予想以上にデカくなってしまったようでな……。こちらが勝手にやったことだ。無理して食べる必要はない。もちろん、料金は注文した分だけでいい」
ため息交じりに龍一はそう言った。一方の葵はしばらくパフェを眺め、にこりと龍一に笑いかけた。
「これくらいなら大丈夫。厨房の人たちにお礼言ってね」
「あ、あぁ……だが、本当に無理をするな」
「大丈夫。じゃあ、いただきまーす」
満面の笑みでそう言い、葵はスプーンを手に取って食べ始めた。
「ん~、美味しい~」
「そうか……」
「澤田、葵の言う通り、心配しなくても大丈夫だよ」
ニコニコと笑いながら食べ進める葵を心配そうに見つめる龍一に、誠史は声を掛けた。
「食べきれない時は俺も一緒に食べるけど、何より葵は甘い物は“よく”食べるんだよ」
「そうなのか?」
「うん。本人曰く“別腹”らしいよ。たまにしか見ないけれど、これくらいは平気みたいだよ」
「……それは初めて知った」
龍一は目を丸くして葵を見た。葵は優梨たちの中では一番小柄だ。食べる量もそれに見合った量なのだろうと、龍一は思っていた。
「俺たちくらいしか知らないことだからね。……さて、俺もいただきます」
誠史が食べ始めると、葵は笑みを浮かべたまま「美味しいねぇ」と声を掛け、誠史もそれに笑い返した。龍一の心配をよそに葵はどんどん食べ進め、あっという間に半分を平らげてしまった。それでも笑みを崩さず食べ続ける姿に、龍一は驚きつつも安心をした。
それからしばらくして、葵はパフェをすっかり食べきり、食後のお茶をゆっくりと飲んでいた。先に食べ終わっていた誠史ものんびりとお茶を飲んでいる。
「はぁ~、美味しかったね」
「そうだね。人気なのが頷けるね」
誠史がそう言うと、葵は満面の笑みで頷いた。
「少し休んだら、次の所に行こうか」
「うん。次はどこに行こうね」
2人はしばらくの間、学園祭のパンフレットを眺めながら次に向かう場所を話し合った。行き先が決まると、会計をして龍一に見送られて多目的教室を出た。
その後、葵と誠史は1日目の終了時間まで一緒に学園中を回り、学園祭デートを思い切り満喫していた。
明けましておめでとうございます。
昨年はたくさんの方に読んでいただき、ありがとうございました。
今年も当小説をどうぞよろしくお願いいたします!
今年も少しずつでも更新が進められたらいいなと思います!
この小説を「面白い」「続きが気になる」「他の人にも読んでほしい」と思って下さる読者様。
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私も嬉しいですし、とても励みになります!
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