48話 藤堂
ケータイの調子が悪いです。
PC投稿にしようか検討中です。
イーターを倒し終えた優斗たちは、京也がいないことに気がつく。
何度も通信を入れるが繋がらず、サラディンの能力ですら繋がらない。
「近くに藤堂がいるかもしれない。手分けして京也君を探すんだ」
もし藤堂が現れたとしたら、京也一人では勝てないだろう。アリアに対してあれほどの実力差を見せつけたのだ。修行をしたとはいえ、一人で倒すのは不可能に近い。
「どこだ!」
嫌な気配を感じる。このままでは危険だと、能力が知らせているのだ。
目の前に闇が広がる。その中からは、京也が飛び出そうとしていた。
「京也――」
名前を呼び終える前に、京也は中に閉じ込められてしまった。
救出しようと試みるが、いくら攻撃をしようと結界は破れない。
「くそっ!」
優斗は、この結界は一人では破れないと判断した。
「サラディン、聞こえるか?」
『うん、聞こえてるよ。見つかったかい?』
「見つけたが、結界に包まれてて救出できないんだ」
『了解、全員に援護するように伝えるよ』
優斗は、一刻も早く京也を助けるために雷を練り始めた。
「君はなぜ、俺たちの目的を阻むんだ? この崇高な目的を否定するなんて、俺には理解できない」
藤堂は冷たい目で京也を見据えながら、そう呟く。
「理解だと? 笑わせないでくれ。そんなくだらないことのために、貴様はどれだけの人を殺した?」
「殺した? それは違うな。あの腐った世界を庇うから、制裁を下しただけだ」
「貴様は、なぜあの世界を腐った世界だと言い切れる?」
「君ならわかるはずだ。あんな理不尽なことが起こる世界は必要ないだろう? 君の妹さんは理解を示してくれたんだがな」
「妹がそんなことを手伝う筈がないだろう! 藤堂、妹に何を――」
瞬間、目の前に藤堂が現れる。京也の首もとには、黒光りする刃が押し付けられていた。
「駄目だなあ。怒りが現れてるけど、冷静さを失ったら死ぬぞ?」
藤堂は距離をとると、再び話し始める。
「君はなぜ戦う? あんな腐った世界のためになぜ命をかけるんだ?」
「お前のようなやつが、世界をもっと理不尽にするからだ!」
京也は藤堂を闇で縛り付ける。身動きを封じたあと、手に闇を纏い、殴りかかった。
「くだらない」
藤堂がそう呟いたかと思うと、いつの間にか京也は地に伏せられていた。それに気がつくと同時に、身体中に激痛が走る。
「くっ……」
「まさか、見えなかったとは言わないだろうな? 戦いはそんなに甘くはないんだよ」
圧倒的だった。こちらの攻撃は効かず、なおかつ相手の動きを視認することすら出来ない。
余裕そうな表情で見下ろす藤堂は、止めを刺そうと刃を生成する。
「終わりか。つまらなかったな」
藤堂が刃を京也に突き刺そうと刃を振り上げた瞬間、闇に覆われた世界に光が射し込んだ。
「馬鹿な! この結界を破るとは……」
京也が光の方を見ると、そこにはデッドガーディアンズの皆がいた。
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