表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Dragon Night  作者: -満月-
PR
1/10

プロローグ

 コックピットの計器が静かな電子音を響かせる。


 計器盤に貼り付けた幼い娘と妻の写真を見ながら、俺はふと思った。


 世界から色がなくなって約二十年が経った。


 見えるのは白黒の世界のみ。


 いまだに原因は解明されていない。


 新型のウイルスだとか、最新兵器だとか、さまざまな憶測が飛び交っている。


 最後に色を見たのはいつだっただろう。


 今でも目に焼きついている、あの綺麗な花畑を。


 いつかこの子に見せてあげたい…………。


 空がひっくり返ったんじゃないかと思うくらい、どこまでも続く真っ青な一面の花畑を。


 だけど今の子供達は知らない。


 色とはなんなのか。


 だからいつか、色を知る日が来て欲しいと思ってる。


 だが、そんな日はほんとに来るのか。


 そんな日が来る前にこの世界は終わってしまうのではないのか――


 そう思うくらい、各国に緊張が走っていた。


 戦争が起きるのは時間の問題だろう。


 それぐらい各国は、お互いに疑心暗鬼になっている。


 そんな時に発見されたのが、色を映すことができる鉱石――『彩晶』だ。


 その物質をめぐって、戦争は起こるだろう。


 もし戦争になったら俺はどうする?


 決まっている。


 この子と妻を守るために戦うだけだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ