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幼い王と2人の騎士  作者: 鯉コク


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8/8

魔獣の国と海の巨大生物


魔獣は基本的に単独行動をする。

それは例え群れを形成する種族であっても適用される。

魔獣の魔力は騎士と同様であり、側に居る生き物を殺す。

よって自分を育ててくれた親や仲間を意図せず殺すためだ。

尤も、それを察知した群れは魔獣を置き去りにして移動することが多い。

どちらにせよ、生まれた魔獣は成獣になる前に一匹取り残され、結果として単独で生きていくことになる。


この世には常に例外が存在する。

ここにもその例外が適用される。

稀に魔獣同士で群れを形成するのだ。

それは同種族であったり異種族であったりと多様だ。

フレイが感知できる範囲内にもそれらしい魔力の集団が2,3存在する。


そして更に、騎士にはその片鱗しか感じられないが、王が感知する範囲内に他よりも巨大な、そして範囲の広い魔獣の群れと思しき領域がある。

それは数百年前の文献から散見され、過去の王の記録からも恐らくは数十の魔獣たちが規律を持ってそこに定住していると考えられ、いつしかその範囲は『魔獣の国』と呼ばれるようになった。


「どう?あっちの方にたくさんの魔力が集まってる場所がある?」


『魔獣の国』に関する文献を読み、それに興味を持ったフレイは自分では感知できないその存在について、より広い範囲を感知できるスティクスにドキドキしながら問うた。

少年は青年の数十倍、或いは全世界の範囲を感知している。


「うん。あるよ」


フレイの問いにスティクスはあっさりと頷いた。

フレイの胸が高鳴る。

本当に『魔獣の国』があるのだ。

そしてそれは過去のものではなく、現在も存在し続けている。

そう思ったのも束の間。


「いっぱいある。うじゃうじゃうじゃ~」


スティクスは小さな両手をわきわきとさせて感覚を表現する。


「い、いっぱいあるんだ…?」


この子の言う「いっぱい」とはどういう意味なのか、判らない。

フレイの意図が伝わっておらず、あらゆる魔獣の魔力の分布をいっぱいと言っているのか、それともこの子の感知できる広大な範囲には本当に魔獣の大きな群れがたくさん存在しているのか。

フレイは続けて問う。


「こう、魔力が集まってる場所だよ?」

「うん。そこと、そこと、あっちにも、あっちにも!いっぱいある!」


それに答えて、スティクスは四方を指差した。


「そんなにあるの?」

「あるよ」


スティクスはそれらに然したる興味もないのか、フレイの疑問に答えるとさっさと落書きに戻った。

強大な魔力を持つ少年は普通の生物が見る世界を見ることが難しく、当たり前に存在する景色をよく知らない。

少年の膨大な魔力により人を含めた普通の生き物たちは少年から相当遠く離れていても体調に変調を来たし離れていくため、多くの生き物は少年に近寄ることすら出来ず、他の生物よりも魔力に対して耐性のある植物でさえ、少年の側に居続ければ枯れて死んでしまう。

事実、常に騎士や王の魔力に晒され続けている宮殿付近には草木の一本も生えていない。

少し離れたところから漸く草が生え始めている程度だ。

そのため少年は絵本から得られる数少ない”モノ”の形に強い興味を示し、それらの絵を真似して描くことが好きだ。


フレイは、スティクスが本来見本である絵本の絵を見ずに自分の頭の中にある形を幼い手で未知なる形に描き出す様を眺めながら、遠い魔獣の国へと思いを馳せる。

国内でも異種族の動物同士が仲良くしていることはある。

だが、それは人間によって餌を与えられ脅威から守られているためだ。

互いに害を与える理由、獲物の取得や縄張りを守る必要がないので争う必要も無く、互いに興味を持って接触出来る。

それが、人の居ない自然界でも起きている。

実に興味深い事実だ。

まして、数匹程度の同種族の群れならば理解できるが、中には異種族の群れがあり、まして魔獣の国には数十もの魔獣が定住しているという。

それらは一体どういう心理、感情で魔力をいう脅威を持った別種の生き物と生きることを選んだのか。

動物にもある程度の感情があることは知っているが、だからと相手が自分と同じ境遇だから同じ感情を抱くとは限らない。

その辺りの、同じ境遇の意識の共有はどう成されているのか。

疑問は尽きない。

スティクスがもう少し大きくなったら、この子の魔力でその『魔獣の国』へ行けないだろうか。

ガンガジアには悪いが少しの間国をお願いして、スティクスの魔力があれば一日で行って帰って来れないだろうか。

平民だった頃は外の世界に興味はあれど出てみたいとは思わなかった。

誰が熊の群れに単身突っ込みたいと思うのか。

だが今はそれが可能だ。

国の外は庭と変わらない。

すぐに行けるし、熊の群れという名の猛獣魔獣も怖くない。

今はまだスティクスが小さいので好きに出来ないが、この子がもう少し大きくなれば、或いは魔獣の国へも行けるのでは。

夢は膨らむ。








その日の晩。

スティクスが寝てからフレイはガンガジアの部屋に赴くと、既に寝台に入っていたガンガジアの側に腰掛け、昼間スティクスが言っていた魔力の件を話した。


「スティクスに魔獣の国があるか尋ねたんだけど、いっぱいあるって言われてよく判らなかったよ。

 あっちにもあっちにもあっちにも魔力の塊があるんだって」

「ああ…」


するとガンガジアはフレイが指差した一箇所を視線で追いながら、どこか納得したような反応を返した。

彼は魔獣の国について何か知っているのか。

以前尋ねた時はフレイと同じように文献以外の知識はないようであったのだが。


「何か知ってるの?」

「いや、先の王が少しそういうことに興味があったらしく、話を聞いた事がある」

「えっ、そうなの?」


フレイは興味津々に身を乗り出し、寝台に寝そべるガンガジアへ覆い被さるようにしてその顔を覗き込む。

農村で育ったフレイは植物や動物に関心があり、それは生産や国内の生態のみに限らず外の世界に対しても発揮される。


「ああ。何でも前の王は実際に自らそこへ行ったそうだ」

「ええっ!?王様、行ったの!?」

「『魔獣の国』ではない。別の場所だ」

「あ、魔獣の国じゃないんだ……、え、じゃあ何処に行ったの?」


ガンガジアはフレイの問いに一瞥すると、のそりと寝台を降りる。


「来い」


顎をしゃくってフレイを促し、部屋を出た。

フレイは大人しく彼に付いて行く。


ランタン代わりにガンガジアが小さな火を出し、燃え移らないよう火の回りに障壁を張る。

小さなことだが、実は結構複雑な魔法だ。

火を出し続ける、火の回りに障壁を張る、それを空中に固定する、自分の行く先へ移動させる、という4つの行為を同時に行っている。

フレイは精々氷を出してゆらゆら揺らす程度が限界だ。

いつでも彼はフレイを惚れ直させる。


暗く静かな宮中。

明かりがガンガジアの火以外にないそこは、昼間の明るい時とは違う姿を現す。

屋根と壁のある宮中は月や星の明かりが殆ど入らず、ガンガジアが灯す火の先は暗闇だ。

明るい昼間よりも一層寂しさを増す。

闇が音を封じているかのように静かで、しかし2人の歩く音はやけに大きく聞こえる。

フレイはガンガジアの腕に抱き付いてついて行く。

子供の頃のようにお化けが怖いというわけでもないが、暗闇は根源的な恐ろしさを感じる。

見えないその闇の中から見てはならない何かが現れてきそうだ。

平然と歩けるガンガジアは本当に凄いと思う。

まして彼は、子供の時分で既に一人ここで暮らしていたのだ。

フレイは子供の頃など夜の闇が怖くて一人で歩き回れなかった。


階段を降り、広間を抜けて回廊に出ると俄かに明るくなる。

今日は上弦の月だ。

直満月になる。

足元が見えるほどの月明かりに少し安心し、だがガンガジアの腕は抱き締めたまま2人は図書館へ入っていく。

広い室内の、入ってすぐの棚にそれはあった。

ガンガジアが1冊の本を手にする。

渡されたそれは、思ったよりもずっと綺麗な本だった。

恐らく写本してそれほど時が経っていないのだろう。

ガンガジアの字ではない。


「600年前、騎士が6人居た時代があった。

 奇しくもそのうちの一人が学問に熱心で、「他に国を守る者が居るから」と自身は国の外に出て外の世界を詳細に書き記した。

 その中に、魔獣の国とは違う『魔力の塊』がある場所が記されている」


スティクスが言う、それ。

国土の3~7倍の領域を感知できる自分たちより更に超えて、王たちが見ているその先。

フレイは渡された本を開いてぱらぱらと捲る。

ガンガジアの火が2人の頭上で煌々と輝き、その頁を明るく照らす。


「ここより南南東におよそ2,700,000ギーグ先。

 行けども行けども只管大地が水に覆われた世界が広がっているらしい。

 時の騎士はそれを”海”と名付けた」


ガンガジアの声を聞きながらフレイは頁を捲る。

その本は凄かった。

見たこともない植物や動物の姿が描かれ、それらの特徴やどういう生物なのかが様々書かれている。

歴史書の多いこの図書館に、こんな本があったなんて。


「その”海”に、先の王は若い頃行ったそうだ」

「えっ!?行ったの?」


実に興味深い本を眺めていたフレイは、ガンガジアの言葉にその本から顔を上げた。

文献にある遠い誰かの話ではなく、既に亡くなっているとはいえ知り合いの知り合いという現実に存在した人の話ということにフレイは驚く。

概ね体験談が綴られているとはいえ、やはり知らない誰かの話より知り合いからの伝聞の方が現実味があり身近に感じる。

それもガンガジアが実際に知っている王の話だ。かなり近い。

ドキドキする。


「”海”の水はシラス湖と同様塩辛く、とても飲めたものではないらしい」

「わ、そうなんだ。水が飲めないって辛いね」

「ああ」


国内にも塩辛い水の溜まった塩湖がある。

これは岩塩の中を川が流れ、その川の行き着いた先の湖で、岩塩と共に国民たちの貴重な塩の採取場所だ。

この湖は岩塩の中を流れる川のみが水の供給源であり、塩分濃度が高く、藻以外の生物はいない。

高い塩分の下で生物は生きられない。


「その”海”には生物が存在する」

「えっ?」


たった今、フレイは『塩湖』だと聞いて、藻しかいない湖を想像したばかりだ。

それなのに、飲めないほど塩辛い”海”には生き物が生息している、と彼は言った。

混乱するフレイを余所に、ガンガジアは続ける。


「王が実に楽しそうに話していた。

 塩分濃度の高いシラス湖に生物は存在しないのに、遠く離れた”海”には生物が存在すると」

「………」


フレイは唖然としてガンガジアを見る。

てっきり外の世界の摩訶不思議なお話、それこそ市井で流通している幻想奇譚の類が聞けると思っていたが、ガンガジアの言うそれはフレイの想像を遥かに超えていた。

今まで当たり前だと思っていた常識が通用しない。

幻想奇譚は想像の話なので例え重力を無視した巨大生物が存在していようが、全てが機械で動く生命の存在しない世界の話だろうが何も問題はない。

だが、ここは現実だ。

自分たちと同じ生体現象、物理法則に則った生き物が生息している筈なのだ。

塩水の中で生き物は生きられないと思っていたのに、外の世界では塩水の中で生きている生物がいる。

それは本当にこの世界での出来事なのかと疑ってしまう程だ。


「”海”には多くの生物が存在していたらしい。

 あまり近付くと死ぬ可能性があるので上空から眺めるに留まったそうだが」

「………」


そこでガンガジアは口を閉じ、一度フレイを見るとゆっくり続ける。


「本題だ」

「え…?」

「魔獣の国に興味があるんだろう」


ガンガジアに言われて、フレイは何故夜中この図書館へ来たのかを思い出した。

あまりにも”海”に生物が生息しているという話が信じられず、目的を完全に忘れていた。

ガンガジアが本の頁をぱらぱらと捲る。


「この”海”にも、魔獣の群れが存在するらしい」

「え」


一般的な魚の部類に魔獣は存在しない。

魔力を持つということには相応の肉体を必要とするらしく、狼の魔獣は存在するが鼠の魔獣は存在しない。

同様にして小さな虫や魚にも宮廷人程度の魔力を持つ個体はいるが、騎士や魔獣と同格の魔力を有する個体は見たことがない。

事実、国を貫く大河から巨大な魔力を感じたことは一度たりとてない。

なのでフレイは漠然と水棲生物は魔力を持たない、と思い込んでいた。

それなのに、遠く離れた塩辛い巨大な湖”海”には、それが塩水であるにも関わらず生物が存在し、あまつさえ魔力を持たないと思われていた水棲生物が魔力を有するという。

最早フレイにはこれが現実のことなのか、何か創作の物語を聞かされているのかと困惑し通しだ。


「魚って、魔獣がいないんじゃ…」

「これだ」


頁を捲るガンガジアの手が止まり、とある頁を指し示す。

促されてフレイが見たその頁には、魚と思しき生物の姿が描かれている。

この絵がどれほど現実に即しているのかは判らないが、手を抜いて書かれたのか描いた人が魚に造詣が深くないのか、鱗が描かれておらずつるりとした表面の魚だ。ヒレはあるが、エラらしきものもない。

だが、その姿は魚に似ている。

その魚の側に、人の形のようなものが描かれている。

ガンガジアがそれを指差しながら言う。


「これが人間の実物大だそうだ」


それはかろうじて人だと判る程度に小さい。

フレイは首を傾げる。


「え、何でこんなに小さく描いてるの?」

「この魚がこれ程に大きいからだろ」

「え」


すぐに理解出来なかった。

外の世界の生物が描かれている中に在る人の形。

とても小さなそれ。

すぐ傍に描かれている鱗の無い魚。


「えっ!?こんなに大きな魚がいるの!?」

「らしいな」


小さなヒト型。

その傍の大きな魚。

想像しようとして、出来なかった。

フレイの中で魚とは大きくとも精々腕に抱きかかえる程度だ。

人より大きな、それこそ人など丸飲みにしてしまいそうな程巨大な魚など想像も出来ない。

フレイはその場で小さく足を踏み鳴らし、落ち着きなく周囲を見る。


「こんなっ…、そんなの…!宮殿くらいの大きさにならないっ…!?」

「ああ、それくらいやもしれんな」

「ええっ?えええっ!?」


フレイが見たことのある最大の生物は象だ。

国内の象は人の何倍もあるその巨大さと恐るべき力の強さ故に全て殺され、今は文献で残るのみとなっているが、国外には普通に生息している。

その生息範囲は広く、森から平原に至るまで何処にでも象はいる。

フレイはそれを実際に見たことがある。

あまり近付きすぎると良くないと思い離れた位置からではあったが、上空からではなく地に降り立ち、同じ地平の目線からその大きな生物を見つめていた。

大きかった。

距離があったにも関わらず。

人よりも、熊よりも、遥かに大きかった。

それなのに。

この本に描かれている魚はその象よりも更に大きいと思われる。


「え…え…?本当にこんな大きい生き物がいるの?」

「王が嘘を吐いていなければ実在する。

 何せ王は実際に己の眼でそれを見たそうだからな」

「ええええっ!?」


驚き続けるフレイを置いてガンガジアは話を続ける。


「この巨大な魚は群れを形成していたらしい」

「へぇー………、   えっ!?」


ガンガジアの言葉から、川の中で数匹の魚が集まっている様子を想像したフレイは、すぐさまそれが人を超える宮殿くらいの大きさの魚の話であると思い出して再三再四驚愕の声を上げた。

それを受けてガンガジアは先の王が言っていた話の記憶を掘り起こす。


「この魚は背に穴が開いており、しばしばその穴から水を噴出していたそうだ」

「………」

「水の浮力のおかげか、この巨体で水面から空中へ飛び上がるらしく

 それは壮観だと王は興奮して語っていた」


古い話だ。

ガンガジアがそれを聞いたのは幼い頃で、当時老年だった王もそれを経験したのは若い頃だ。

今から何十年も、人の人生ほども前の話。

ガンガジアにとってこの話は、見たことも無い恐るべき巨大な生物の話ではなく、最早記憶に少なくなっている過去4人で暮らしていた頃の懐かしい記憶だ。


不意に、ガンガジアは何故自分がこの話を持ち出したのか、その目的を思い出した。

昔を懐古していたことと、巨大生物の話でフレイが逐一驚く様に、うっかり本題を忘れそうになっていた。

フレイがまた驚くだろうことをガンガジアはゆっくりと口にする。


「この巨大生物の群れは、魔獣の群れだったそうだ」

「えっ…」


ガンガジアが一度口を閉じたことで視線を本に戻していたフレイは、思わぬことを言われて再度ガンガジアを見た。

魔獣の群れ。

巨大な湖に住む巨大な魚の魔獣の群れ。

塩湖に魚が生息しているということからして驚愕であるのに、更にはそこに住む魚が人を遥かに超える宮殿並みの大きさをしているといい、そしてその超巨大な魚は魔力を持ち、且つこの辺りでも数の少ない魔獣の群れを形成しているという。

本当にこの世界の話なのだろうか。

誰かの想像の話なのではないだろうか。

一から十まで全てが信じられない話で、フレイは最早驚くことも忘れて言葉を失った。


「魔力分布はその辺りの魔獣たちと大差なかったそうだが

 魚にもこれ程巨大なものが居り、魚にも魔獣が居る。

 世界は広い」


フレイが唖然としてガンガジアを見つめる。

ガンガジアもフレイの胸中を理解しているかのように静かに頷く。


今まで国の外の世界を気にしたことはなかった。

城壁の上から見える範囲の生物が、見えない遠くの方にも同じように住んでいるだけだと思っていた。

遠く離れた所には見たこともない姿の生物がたくさん居る。

途端に外の世界に興味が湧いた。


「そいつらは水棲生物だ。故に陸上のこちらへ来ることはない。安心しろ」

「うん……」


ガンガジアが説明を続けているが、フレイはこの世のものとは思えない話にすっかり思考が停止している。

ただ一つ。

スティクスの言ったことは本当だった。

世界には数えきれないほどの魔獣の群れが存在し、そしてそれは陸上にも水中にも存在する。

世界には、この狭い世界に生きるフレイには想像も出来ないような生き物や生態が存在している。


スティクスの言う”うじゃうじゃ”が居る所は相当遠い。

今はまだ無理だが、スティクスが成長して自由に魔力を扱えるようになったら

あの子が言う魔力の塊があるという”海”へ行けないだろうか。

自分の魔力では何日も掛かりそうだが、スティクスの魔力なら1日と掛からずに着くかもしれない。

現に、前の王が行ったという。

行ってみたい。

出来れば、3人で。


そんなことを夢見ながら、うっかり外の世界の本を夜通し眺めてしまい

見事寝不足になった。




1ギーグ=約75cm。成人男性の一歩分。

2,700,000ギーグ=約2000km。北海道の頭-鹿児島の尻くらい。

これを計測した騎士は、自身の宮殿から北の城壁までの飛行時間から大体の距離を算出したけど、実際は50kmくらいの誤差がある。


あと、作中国内のシラス湖の塩分濃度は12~15%くらい。海(3.5%)よりも濃い。

因みに死海は30%。

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