表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/60

第44話 選んだ勇者

どうも、私ね仕事疲れたからね

前書き手抜くわね。

ごめんなさいね、でもねしょうがないのよ~

聞いてくださる~?奥さま~(くねくね)


あ、キショイから止めろ?ヤッパ?


あ、そんなことよりブクマ下さった方ありがとうござーます!!

あ、この前PV100突破したのもガチでありがとうございます!!

今回ツイッターで上げた絵は地味に大き目な変化を入れました

よろしければ見て・・・あ、見ない?ですよね知ってる☆彡

「グス・・・ヒック・・・」

「どうだルミア落ち着いてきたかい?」


泣きじゃくる私の背中をルシファーがそっとさすってくれる。


「うん、ありがとう・・・」


私が泣き止めないでいるとルシファーが気を使ってくれてパーティーの終わりを宣言した。


パーティーは始まったばかりなのに不満の声はあがらなくて、エントランスにひしめいていた魔族たちは手早くパーティーの

片付けを済ませてみんないなくなってしまった。


少なくとも数百体はいたであろうに、それらの気配もほとんど感じなくなる。その場に残ったのはシャーロットとハエトル、ルシファーと私だけ。


「ルミアよ、家に帰るのならば我らが安全に樹海の外まで送っていくがどうする?」

「・・・」


思わず顔を伏せて言葉を詰まらせてしまった。


それを見て察したみたい。シャーロットが私の望んでいた言葉を渡してくれた。


「帰りたくないならここに泊まる?」


小さく首を縦に振る。差し出された優しさに甘えてしまった。

ここに私を責める人はいない悪意を向ける人はいない。ここならきっと優しさを受け取ることが許される。今までのようにコソコソしないでいい。


もしかしたらそれが普通なのかもしれない。だけど、私にとってそれは途方もなく特別なことだった。


「・・・まぁ、そうだよな、今までが今までだ。帰りたいってのが変な話だ」


ぼそりとルシファーが呟くのが聞こえた。そうだ、そういえば事情を知っていると言っていた。


預言士の事を聞き出さなくちゃ、さっきシャーロットが知らないと言ったのは何か理由がある。きっと預言士の事は知っている筈。もしかして預言士は・・・


「どうしたの難しい顏して!!あ!分かった!!今度こそお腹痛いんだね!?さあ乗って!!今度こそ運んであげる!!!」


ハエトルがいそいそとこちらにお尻を向けてきた。


「絶ッ対ッ嫌」

「ガッビーン!!ことわれらた!?」


真顔での即答にハエトルは精神的ダメージを負った様子。

多分かすり傷だけど。


「いや、活舌よ。どんだけ運びたかったんだショック受けすぎだろ」


可哀想な気もするが嫌なものは嫌だ。

ハエトルに乗ったせいで乗り物酔いで倒れることになったんだもん。


私はあなたの提案を全力で拒絶する。そうしないと恐らくまた乗せようとしてくるもん。


・・・アレ?何を考えてたっけ?ハエトルのせいで吹っ飛んじゃった。何か答えを導き出せそうだったのに。


「まだ時間があるし我と樹海散歩でも行くか?」

「えぇ!?散歩って姉御にゃ危ないぜ!」

「ふむ、それもそうだ、では」


ルシファーが蒼い鱗のような形のネックレスを取り出してルミアに手渡した。


「これは?」


「ふふん!お守りだ!!我のアミーゴの品ぞ、それが最後の一つだ」


ルシファーはなぜか鼻を膨らませて自慢げである。


「最後の一つって・・・大切なものなんじゃないの?貰えないよ」


渡された鱗のお守りを返そうとしたがルシファーは受け取ろうとしてくれない。


「ルミアよ、お前もまた大切な我がアミーゴぞ、貰ってくれいッ!!返品は受け付けませ~ん!!!べろべば~!!グブッ!?」

「あ、ごめん」


べろべろばーにイラッと来てついルシファーにボディーブローをぶっこんでしまった。ルシファーが両手で腹を押さえて膝を着いた。ヤバイ、シャーロットとハエトルに怒られる。



「ナイスブロー!!姉御いいパンチ持ってるぅ~!!」

「すごいや!ルシファーを一撃KOだよ!!」


あれ?怒られないぞ?むしろ褒められたぞ??どうなってんの?主従関係なんじゃないの?


「貴様等我の心配をしろぉぉぉお!!!魔王ぞ!?我魔王ぞ!?君たちのトップ!!リーダー、カリスマ王!!」


「あーはいはい、かりすま、かりすま」


「バカにしてるだろ貴様ァ!!もうシャーロットなんか知らね!!絶交だコンニャロー!ぺっぺ!!」

「うわ汚ね!魔王器小さすぎる!!」

「ハエトルゥ~!お前は我の事をバカにしたりしないよな!マブアミーゴだもんな!!」

「そうだよ!僕はルシファーの事バカにしないよ!バカにバカって言うのって失礼だもんね!!」

「うっせー!!バーカ!!ちきしょー!全員敵だ敵!!我もう知らない!!引きこもるからな!!城に引きこもる!!」


えー、何この状況・・・そういえばさっきもパーティ始まるときも似た流れを見た気がするけどもしかして常日頃からこんなテンションなの?魔王が以前城に侵攻したって伝承本当なのかな・・・?絶対嘘だよコレ。


だってこんなバ「バカって思うなぁぁ!!」


「きゃあ!?あ!?」


ルシファーがいきなりこちらを指さして叫んだもんだからビックリして床の小さい穴に足を取られ転んでしまった。


「あ!すまんルミア!!そんなつもりでは・・・」

「いたた・・・」


多分怪我はしてない大丈夫大丈夫。崖から落ちたときの方が数倍痛かった。


「うぉおぉおおおぉいッ!!バカ魔王!姉御転んじまったじゃねーか!!この落とし前どう付けてくれんじゃい!!おぉ!?」


シャーロットが物凄い剣幕で捲し立てる、その凄みは確実にカタギではない。ヤの字のお方だ。


「ルシファー!やっていい事と悪いことがあるよ!!」


うん、ハエトルは素直だな。


「すいません、我猛省しています・・・」


服に付いた汚れを払いながら立ち上がり魔族達を見る。


うわぁ・・・魔王さま手下に正座させられてるあんなに体大きいのに随分縮こまってちゃって。


あ・・・なんか覚えがあると思ったら、お父さんとお母さんのやり取りに少し似てるのかも?


なんだルシファーも痛いの大好きなんだ。懐かしいようなモヤモヤするような・・・なんだこの複雑な気持ち。それにしても、本当に危険性0にしか見えない。


「おい、シャーロット・・・ルミアがかなり冷たい目でこっちをみてるのだが?我氷漬けにされてしまいそう」

「いいんじゃない?誰も困らないぜ?」

「ねぇ、ルシファー」

「はい!?なんでしょうか女王様!!」


・・・姫なんだけど?まあいいや。


「本当に伝承の通りにお城を襲撃したの?」


疑問を口にした途端、空気がギュっと凝縮したかのように賑やかな雰囲気が消し飛んだ。


「シャーロット、ハエトル・・・」

「おう」

「ラジャ!!」


ルシファーに名を呼ばれた2匹の魔族はエントランスを後にする。


「見せたいものがある、付いてきてくれ」


黙って頷く。

どこに連れていかれるの?

危険は感じないけど不安はある、少しだけ怖い。


エントランスから外に出て城の裏側に案内された、城の周りは整備されているようで木は生えておらず背の低い草がびっしりと並んでいる。ほんの僅かだけど秘密の場所と空気が似ていた。


「これを見てくれ」


ルシファーが案内した先にあったものは2輪の黄色い花だった。チューリップのような葉にユリに似た花弁。2輪とも心地よさそうに風に揺られている。


「コレは?」

「魔王の花だ」

「え?」

「正式名称は忘れてしまってな!むつかしーんだもん!フハハハ!!」

「・・・」(無言のジト目)

「こほん、これは300年前にこの国で栽培されていた花でな、手入れが難しくて気を抜くと直ぐ枯れてしまってなぁ、全然増えぬのだ。今はここにしかない花だ」

「ふーん、それで?」

「元をたどればこの花は初代勇者に貰い育ててきた花だ」

「そういえば勇者と交流があったって・・・」

「そう、場所はここと違うが勇者は我が誕生させた」


勇者を誕生させた?

そもそも伝承では勇者を殺したのはルシファーなんだよね?話がさっぱり飲み込めない。


「その昔冴えない人間が居た、人々から迫害されていたよ。

我はそれを黙ってみていることが出来なくてな。一緒に勇者の剣とマントを作った、英雄たる勇者として仕立て上げる為にな」

「へぇ、勇者誕生に関わってたなんて以外すぎる・・・」

「結果は大成功だ、見事アイツは勇者として誰しもに認められて結婚して子供もできて幸せになった」


ルシファーが目を伏せて語り続ける。


「しかしな、ある日ベルゼブという悪魔がこの国を襲撃した。奴は尋常ではない力を持っていて勇者と我ともう2匹の魔族と

力を合わせ戦った・・・その戦いで勇者は死に、王都は壊滅した」

「え!?だったらなんでルシファーが勇者を殺したなんて伝承が残ってるの!?」

「ベルゼブが我の偽物を作り王都を壊滅させたからだ」

「そんな・・・そのベルゼブって奴はどうなったの?」

「我の力は封印する力だ、勇者がその命で隙を作りやっと箱に封じることが出来た。その箱は今もお前に城に預けてある極秘でな」


!!・・・きっとその箱はヘレンがこの国から持ち出した箱の事だ、もうこの国に箱はない。ヘレンは・・・私を守るために・・・・・・今は箱の行方をルシファーに話すのはやめておこう。まずルシファーの話を聞いてからだ。


「ルミアよ、さっきの頼みは覚えているか?」

「人と魔族の架け橋になってくれってやつ?」

「ああ、それは勇者になるということだ」

「え?勇者はもう居るんだよ??勇者の血を引いた選ばれし者」

「血筋など関係ない字面を見てみろ、勇ある者と書いて勇者。

特別な存在じゃない。選ばれてなるものでもない、自分で選びなるものだ」

「自分で選ぶ・・・」

「そうだ、だから我は無理にお前に頼むことはしない。あくまで自分の意思で成すことを見出だすといい」

「無理だよ、私には・・・」

「そうか、良かったよ」

「え?どういうこと?そっちから誘ってきたのに」


ルシファーは私に背を向けて空を見上げた。


「我は今まで大切な者を多く失ってきた。我に心を与えてくれた者達、我らを手助けしようとした古代都市エデンの者達、そして勇者も・・・な」


・・・この人は、私と同じように苦しみながら生きてきたの?


なのになんで沢山の仲間に囲まれてるの?どうして誰かを信じることが出来るの?


・・・そうか答えはルシファーが言っていた。私と最も異なる所。


成すことを自分で選んできたんだ。私は置かれた現状を嘆くばかりで自分から行動を起こすなんて、ほとんどなかった。

・・・今からでも遅くないかな?


「ねぇアミーゴ、私も勇者になれますか?」

物語をもうたたみに掛かるのでカットした話があるんですよ。

樹海に行ってルミアの狂気ごとルシファーが受け入れる

ルシファーの器の大きさ的な物を書くつもりだったんですけど

もーね、社畜アピールウザイだろうけどね、6月やってらんねーんですわ!!

バッサリカットして進みまーす!!


因みに今回はどうしても前話とサブタイトルを対にしたいがために

話が僅かに長くなってます、さーせん。


そうだ、今更なんだけどキーワードに狂愛を入れるのを忘れてた。

今更入れるのもメンドーなので放置ナウ。


次も更新は遅めになるとおもいまーす、すいません。

次もっていうか6月終わるまでやの・・・すまんの。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ