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第30話 懐かしき変な人

ウウェーイ!!!

クソ画力のクソ作者のクセに誘惑に耐え切れずにペンタブを

買ってしまったー!!!楽しみー!!!

7万無駄にした感スゲー!!!

うひょー!!そんでもって画力上がらない現実に直面して

すぐに心折る所まで想定した上で買ってるからね!!

頭沸いてる~!!!うひょひょひょひょひょひょひょひょほほほほほほほ!!!!!

歩くうちに町並みが貧相になってきた。目的地が近いということだ。


いざ襲われた場所に近づいてくるとルミアの手は震えてくる。

例の光景も記憶に焼き付いている、無理もないだろう。ついガーダーの服をギュッと握ってしまった。


「俺の服を握ると・・・目立つぞ」


ガーダーはいつもの鎧を装備していない、城の人物には素顔が知られていないから私服の方が都合がいいということらしい。


ルミアと一緒に居るところを他の兵士に見つかるといろいろと面倒になってくるのだ。基本的に預言士を信仰する兵士たちはルミアの存在を快く思っていない。


民衆にはルミアの存在は知られてはいないが情報漏洩を恐れてルミアの事を軟禁紛いな事をしかねないのがこの国の兵士なのだ。


不用意に目立つと兵士に見つかりやすくので注目の的になるのは避けたいところである。


しかしガーダーの鼻の削がれた顔は人々の視線を過剰に集めてしまいやたらめったらと目立っていた。それだけではない、限界まで物が詰められた唐草模様の風呂敷がさらに存在感を増長させている。怪しさ意外の成分を見つける方が難しい。


正体が知られていない自分が目立つ分には一向に構わないのだがルミア様が近いのはあまりよろしくない。ルミアには少し距離をあけて付いてきて欲しいところである。


しかし、ルミアの手が震えてる事に気が付くと『離れろ』という言葉を喉の奥に押し返した。


「大丈夫だ・・・今度は俺が隣にいる」

「うん・・・」


ルミアの頭を撫でると背負っている唐草模様の風呂敷からパンが地面に落ちる。


「あ!落ちちゃった・・・」

「ああ・・・後で俺が食う、拾ってくれ」

「・・・わかった」


ルミアがパンを拾い土を掃ってから半分に千切る。


「?」

「これ、今日のお昼ごはんね。はい、はんぶんこ」


千切ったパンの大きい方をガーダーに渡すとルミアはその場でパンにかじりついた。


「そうか・・・有難く貰うとするか・・・」


スラムに向かう程行きかう人間が少なくなっていた所だ、少し足を止める程度は構わないか・・・

食料がパンパンに詰まった風呂敷をいったん降ろして壁にもたれかかる。


手にしている半分より少し大きいパンを眺めてフッと笑ってから口に運んだ。


味の付いてないパサパサの安いパンだ。大量に買う必要があった為に一番安い物を買い占めたからである。


まずまともな暮らしをしていたら味も量もとてもじゃないが

満足できない食事だろう、それでもルミアは俺の顏を見ながら満足そうに食べるのだ。


「なに笑ってるの?」

「同じことを・・・言わせてもらう」

「え?私笑ってた?」

「zzz・・・・」

「あーッ!!また寝る!!」


「仕方ないなぁ」と文句をこぼしてからガーダーの横にちょこんと座る。まさか荷物番をする羽目になるとは・・・なんとなく予想はしていたけど。


それにしても本当にこれで良かったのだろうか?


風呂敷の中は殆ど食料でお金はあまり残っていない、風呂敷の中のお金で食べられるものを買い漁ったのだ。


その結果風呂敷のサイズはガーターが最初に背負ってきたときよりも10倍以上に大きく膨れ上がっていた。


現金よりも現物の方がいいとガーダーが言っていたけれどお金の方が用途が広いように思う、ガーダーが言うにはお金を渡しても正しい事に使うかわからないと話していた。


人ってそんなに悪・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・アレは誰?

私に視線をくれたまま動かないあの男の人はいったい誰??


私たちが目立つのはわかる、結構視線を集めていたのも自覚してる。でも足を止めてあそこまで露骨に、ジーっとこっちを見ているアレは誰??


ルミアが首を傾けるとまるで連動しているかのように向こうも首を傾げてきた。


え?なにアレ、誰アレ、やだアレなんか怖い。

あ、マズイこっちに来た。


歩き方がなんか気持ちワルい。頭の高さが一切変わらないし左右にも揺れてない。


体は正常に上下しながら歩いているのに頭の位置が一切ブレる事なく歩いてくる。


インコを乗せてる手を左右に動かしてもインコの頭の位置が変わらないアレとほぼ同じである。


「ガーダ!起きてるんでしょ?助けて誰かこっちきたよ!!」

「zzzzzz・・・・・・・・」

「起きてったら!!」


ガーダーを揺するとバランスを崩して痛そうな鈍い音を立てて崩れ落ちた。


「zzッッ!!・・・zzz・・・」


いったい何が俺が隣居るから大丈夫なのか、これは侮蔑の目を送らざるを得ない。


「きゃっ!?」


視線を怪しい男の方に戻すと目の前まで来ていた。男は中腰でルミアの顔を覗き込んでいる。


あれ?


ルミアはこの男の顔に既視感を覚えた。眉間にしわを寄せてルミアはまじまじと相手の顔を見る。


しかめっ面のルミアとは対照的に男はにこやかに笑うと握手を求めてきた。その様子に悪意を感じなかったルミアは握手に応じる。


すると向こうは嬉しそうに握った手を大きく上下させた。

この徹底して何も喋らない感じはまさか?


「えと・・・服屋さん?」


いい笑顔でコクコクと数回頷いた。以前ヘレンと外出した際に立ち寄った服屋の店主だったのだ。


ルミアの顏を覚えていてわざわざ近くに来てくれたのだ、相変わらずこの人のパーソナルスペースは極端に狭いようである。

店長は風呂敷に視線を向けて覗き込むと不思議そうに首を傾げた。


「ああ、これねこの先の人たちに届けるんだ」


スラムの方を指差すと店主の顏が曇った、心配してくれているのだろう。


「大丈夫、この人が一緒に行ってくれるから」


店主の顔が曇り空から雨空に変わる。


「え!?何で泣くの!?大丈夫!?!?」


店主が掌をこっちに向けた大丈夫のサインのようだ、続けて

掌を下に押し付けるような動きをする。これはちょっと待てのサインだろうか?


よくわからないがとりあえず頷くと鼻をすすりながら店主が走り去っていった。


「zzz・・・」

「はぁ・・・」


まぁ、ガーダーが起きるまではここであの服屋さんを待っていようかな・・・

リューシュ・ノット・ライブ


初代勇者として町の為に勇敢に剣を振るい人の為に尽くした人物。


ルミアの世代から300年以上前の人物であり

歴史に名は残っていない。


既婚者であり子供もいたようだが同様に名が残っていない。


魔王が当時の王都を襲撃の際に落命おり

その襲撃が原因で王都を別の場所に移転することとなった。


現代では剣のみが代々勇者の家系に継がれている。


現在の勇者の名はヲォルト・チープ・ダクト・パチン

初代勇者のパチンの名を代々継いでいる。

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