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第23話 分かりたくもないけれど

星母マリアには二つの世界線があります


本来のあるべき姿、正しいルートの

「ファーストラン」


何者かが干渉し、本来姿が歪められている

「セカンドラン」


正確には世界線ではないのですが。


魔王の花のエピローグはどっちを書こうか悩んでいます・・・


完膚なきまでに救いのない方にしようか?

それとも少し希望が見える方にしようか?


どっかの死にゲーの人気NPCの玉ねぎ頭のように

う~ん・・・う~ん・・・と唸るばかりです。


そうか!どうせなら読んでくれている方に聞いてみよう!

どっちが見たいですか!?メッセージ下さ・・・

あ、どうでもいい?それより更新頻度あげろよクソがって?

ですよねー!ただでさえ内容スカスカなうえに過去編から出る気無くなってますもんねー!!

あはははは・・・・(涙滝)

「今何と申された!?」


預言士の発言に大臣が食ってかかり会議室の多くの者がどよめいていた。


「ヒヒ!耳が遠くなったかい?ゲバルトが王座に就くのさぁ権利的に問題なかろうよぉ?」

「エア国王の意志ではルミア様にと!!」

「エア『前』国王ね」


興奮気味の大臣の言葉に料理長マウスリップが割って入る。嫌味ったらしい言い方は大臣の感情を逆撫でする。


「貴様喧嘩を売っているのか!?」

「大臣!落ち着いてください!!」


猪の如くマウスリップに突進しそうになる大臣を召使い数人が羽交い絞めにしてなだめる。


「ははは!面白い光景ですなぁ!!」


不謹慎に笑いだしたのは兵士のマイリアン一人だけである。

周囲の冷たい目線を集めたのち気まずそうに咳払いをした。

だがおかげで大臣も冷静さを取り戻した。元々嫌いなマイリアンがさらに嫌いにはなったが。


「予言だよぉ、ゲバルトは歴代稀に見ない素晴らしい王になるだろう・・・」


全員が静まり返り誰も言葉を発さない。預言士はその全員の顏を面白げに眺めて一言零す。


「後は好きにしなぁ・・・」


そのまま、預言士は立ち去った。

今まで通りである、預言士は国の方針に助言はすれど深く介入しようとはしない。


運命は定まっていて必ずしもその通りに動く。少し手を差し伸べるだけで事は潤滑に回り始めるのだ。


「・・・私はエア国王の意志を継ぐべきだと思う、やはりルミア様に継承を」


大臣の言葉に召使いたちは頷き同意の声を上げた。


その様を見たマウスリップは不服そうに言葉を挟む。


「でもまだ国民にはルミア様の存在を知らせてないだろ?エア前国王の掲げていた脱預言は達成してない、それこそ暴動が起きるよ。前王が、女の子を殺さず隠して育ててました今から王女ですっ!なんて無理無理」


マイリアンが水を得た魚のように生き生きとマウスリップの意見に同乗する。


「そうだ!その通りだ!エア様亡き今!従来の国の方針に戻るべきだ!!予言士様の予言が外れたことなどない!隊長もそう思いませんか!?」


マイリアンが視線を送った先には全身トゲトゲしい攻撃的な

デザインの鎧を身に着けた大柄の男いた。隊長と呼ばれた全身鎧の男は腕を組み壁にもたれかかりマイリアンの問いかけに反応することはなかった。無駄に尖った兜を被っているせいで表情もわからない。


「た、隊長~?おーい・・・あの~・・・」

「・・・」

「こ、こんな時まで寡黙ですか・・・」


隊長はなにも発言する様子はない。マイリアンの勢いが一気に削がれてしまった。また口を開くのは大臣である。


「預言士に従うということは貴様、ルミア様を処刑する気か?」


大臣や召し使い達の鋭い眼光はマイリアンを捉えて離さない。

勢いを殺されたところに威圧されて一層萎縮してしまうマイリアンはバツが悪そうに「そこまで言ってないだろ・・・」と籠り声で言い逃れして黙ってしまった。


代わりに召使いの一人が意見を述べ始めた。


「でもマウスリップさんが言った通り民衆の皆さま方にいきなりルミア様の存在を明るみに出すのは危険だと思います・・・でしたらゲバルト様に継承して頂いた方が・・・」

「そうだよ、大体ペンナ様までお隠れになってしまうのは完全な想定外のはずだよ」


マウスリップが鼻を鳴らして両腕を少し上にあげてやれやれポーズをしてみせた。人を小馬鹿にしているようにしか見えない言動である。


「下らん・・・」


ボソリと低い声がどこかから聞こえた。皆聞き慣れないその声の持ち主を探す。


「俺はルミア様とゲバルト様どちらでも反対だ・・・」

「た、隊長?」


マイリアンがそう言うと皆の視線が隊長に集まった。


「二人ともまだ幼い子供・・・玉座の重責に耐えられる訳がないだろう・・・誰かが大人がやる・・・何故あんたら口が開いているのだ」


隊長の言葉通り皆が皆ポカーンと口を開けている。隊長の声を聞いた者は殆ど居ないからである。


「お前・・・喋れたのか・・・」


マウスリップが手を口に当てながら隊長に向けて言い放つ。


「うむ、喋れる・・・」

「いや、喋れるにしても君の声が小さい上に兜のせいで声が籠って全然聞こえないんだけど・・・」

「そうか、すまん」


隊長はまた腕を組み黙り込んでしまった。


「もしかして君はエア様やペンナ様の仕事を全てゲバルト様かルミア様にやらせると思ってる?」


隊長の首が縦に動いた。

大臣がため息を漏らしてから 隊長を一喝する。


「バカかお前は!!どちらが王になるにせよ、我々が手を貸すに決まってるだろ大バカモン!!」

「ZZZ・・・」


隊長が発したと思われる寝息を聞いてマイリアンは面倒な予感を察した。いや、マイリアン以外も大体察した。


「き、貴様ぁぁぁぁぁあ!!!寝るとはいい度胸ではないか!!おいマイリアン!貴様の槍をよこせ!!コイツのどてっぱらに穴開けてやる!!」

「大臣!落ち着いてください!!ハゲが悪化しますよ!!!」

「だぁれがハゲだと!?貴様等揃いも揃ってぇ!ええぇい放せ!!放さんか!!」


兵士も召使いも大臣を取り押さえて、マウスリップは隊長を揺り起こそうとしているが起きる気配はまるでない。


執務室は大賑わいになってしまった。なんとも緊張感のない状態であるエアとペンナが無くなった直後にも関わらず。そんな執務室の様子をコッソリ覗いていたルミアは少し寂しく思う。


お父さんがここに居たらもっと面白くなったのにな・・・


私はまだ、あの人たちのように元気に騒げる気がしない。

目の前を通り過ぎたお兄ちゃんが騒ぎを聞いて「チッうるせぇな」とどうでもよさそうに呟いていった。


あんなになりたがっていた王になれそうなのに、むしろいつもより元気が無いようにも見える。今だけは、お兄ちゃんの気持ちが分かる気がした。

前書きの件は割とマジで悩んでます。

どーしよっかな・・・

まぁ最終話書く時の気分でいいか・・・?

居ないとは思いますがどっちが見たいかメッセくれれば

そっち書きますよ。

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