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第18話 逆行

特に書くことがない、さらっとシンプルに進めてもよかろうか?

きっといいだろう、どっちかってぇとこの前書き後書きは邪魔な部類に

含まれるでしょ?

いや、本編がクソクオリティーだから別にそんなに気にする必要ないかもしれないんだけど。

やっぱりシンプルに少ない文字数の方が前書き後書きにはふさわしいよね。

多分だけど毎回毎回前書き後書きにクッソ寒いネタ仕込んでる人の方が少ないでしょ。

つまり俺がこうして毎回毎回無駄に長い文章を投稿することで実質読者が作者ウザすぎ症候群を発症して離れていくよね。

わかるわー、手に取るようにわかるわー。

だからね今回からね前書きとか後書きとかね最悪書かなくても問題ないんじゃないかと

俺は思うわけなんですよ、いやね、書くにしてもね、短めに最低限度の文字数でね、スッと

本編に入った方がね俺も前書きのネタを考える時間とネタ探しの時間と文章打つ時間も大幅に短縮することが出来る上に読者様も物語にスッと入り込むことができるわでもうそりゃぁウィンウィンな関係を構築することができるというわけなんですねぇー、うーん素晴らしい。

ヤッパ後書きも前書きも長ったらしい文章を書くところじゃないよね。

いやーようやく理解することができたよ、心理にまた一歩近づくことができた気がするわ。

うん、シンプルイズベストだわ、うんうん。



おい、前書き読み飛ばしたろ?

「うるせぇんだよッ!!」


ゲバルトは自室の窓から外の木の枝に止まっている小鳥に向かって石を投げつける。しかし、いくらゲバルトの投石のコントロールが良くとも流石に鳥には当たらない。


「チッ!クソが」


気に入らない、自分を取り巻く環境の全てが。せっかく王族として生まれたのにも関わらず王子らしい豪華で贅沢な暮らしが

できないことが不満だ。


ボクちんが憂さを晴らす為だけに存在している妹が最近ナイフで脅してきやがった。存在してはならない穢れた存在のクセに本当に生意気だ。アイツがのうのうと生きていることも不満だ。


パパもママもルミアも全員バカばっかりだ。ボクちんが王になったら以前のような国に戻すのだ、奴隷が居て何をするにも楽出来るように。気に入らない奴を片っ端から処刑できるように。国民からあらゆるものを搾取して自分の生活に潤いをもたらせるように。


それが王族に生まれた選ばれし者の権利だ。

そう預言士が言うのだ、それこそ王の正しい姿に間違いない。


「ゲバルト様~!」


召使いが息を弾ませながらゲバルト王子の元へやってくる。


「あ?なんだよ」


隠す気もない不機嫌な態度はまさに『クソガキ』という言葉がそのまま当てはまりそうだ。召使いもそんな感情を抱いたのだろう一瞬だけ笑顔が引きつった。ゲバルトは気が付かなかったが。


「エア国王がお呼びでしたよ、部屋に来るように、と」


なぜ自分が呼び出されたのかゲバルトは皆目見当が付かない。


今回の城の襲撃は召使いの一人の仕業らしいし事件についてではないだろう。面倒くさいが無視したらもっと面倒になりそうである。ゲバルトは渋々エア国王の部屋に向い歩みを進めた。


「ルミア!?その髪どうしたの!!」


エア国王をぶっ飛ばした後ルミアの様子を見に部屋まで来たペンナが思わず大きな声を出してしまった。


そのままルミアの元に駆け寄り両肩に手を添えた。


「大丈夫!?怪我はない!?」


落ち着きの無いままペンナは床に膝を着きルミアの顏や手足に怪我がないか確認した。


「お母さん、大丈夫なんでもない!」


にっこり笑ってルミアは元気に返事をする。目元にはくっきりとクマがあった、その偽りの笑顔を見てとうとうペンナは堪えきれなくなってしまった。


そして母親の見たことのない苦しそうな顏にルミアは頭が白くなった。それでもなんとか言葉を探ろうとしたが言葉を拾い上げる前に強く、強くギュウっと抱きしめられた。


痛い。体がお母さんに締め付けられている。でも、温かい。拾い上げようとしていた言葉を落してしまい、また頭が真っ白になった。今度は、もう言葉を探せなかった。


「ごめんね・・・ッ!!ごめんね・・・ッ!!辛い思いさせてごめんね・・・ッッ!!!」


ああ、とうとうバレてしまった、私が嘘つきだという事が。

どんな言い訳をしたらお母さんは楽になるのかな。


・・・わからない、教えてよ、ヘレン。


「ありがとう・・・お母さん」


頭が真っ白なまま出てきた言葉だった。自分でも、なんでお礼を言ったのかよくわからない。すぐ耳元でお母さんの吐息が聞こえる。私の言葉を聞いたお母さんは私をもっと強く抱きしめた。


痛いけれど温かくて心地よい。お父さんに似ちゃったのかな?

心地いい理由を探してみたけど、やっぱり、私にはよくわからない。


でも今だけは甘えても許される気がした。


昨日の夜からあんなに泣いてたのにまだ涙が出る。もう枯れても良さそうなのにポロポロポロポロ、どんどん溢れてお母さんの服に染み込んでいく。


「ねぇルミア、何があったかお母さんに教えて?」

「・・・うん」


そしてルミアはゲバルトにどんなことをされてきたのか、一つ一つ探るようにゆっくりと、ゆっくりと、初めて母に話したのだ。




「パパ、なんでボクちんを呼び出したの?」

「・・・ゲバルトお前、儂等に隠してることがあるだろ」


エアの声のトーンが普段よりも低い。


「え?なに言ってるのパパ??やましいことなんでボクちんしないよ」

「・・・そうか、偽りはないな?」

「もちろんさ!!」

「・・・」


エアが蔑むような視線をゲバルトに向けて何かを差し出した。


「は!?」


ゲバルトがそれを見て硬直した。エアが差し出した物はピンクの毛束ルミアの髪だった。


「お前の部屋に捨ててあったぞ」

「ッッッ~ッ!!」


言葉に詰まったゲバルトの顏がみるみる青くなる。


「何か言えェッ!!!!」

「ボ・・・ボクちんは・・・」

「今までルミアにどんな仕打ちをしてきた!?耐えてきたルミアの気持ちがわからないのか!?」


「う・・・うるせぇ!!テメェ、ボクちんの何が分かるってんだ!!」


ゲバルトが自己防衛に走り逆ギレした、そうでしか弁明する術をもっていないのである。そしてその行為はエアを心底失望させた。


「・・・無理だ」

「は?なんだよ?いきなり意味が分かんねぇ」

「・・・お前は王の器ではない、無理だ」


エアはため息をつきゲバルトに背を向ける。ゲバルトの顏をこれ以上直視できなかったのだ。王の器でないと言われショックを受けたゲバルトだったがそれ以上にエアがショックを受けたことは想像に難くない。ずっと信じていた息子に裏切られたも同然だった。そしてヘレンに知らされなければこのまま気が付かなかったであろうという事実。


背を向けたままエア国王が兵士を呼ぶとすぐ外の警備兵が部屋に入ってきた。


「コイツを地下牢にぶち込め」

「え!?しかし・・・」

「早くしろ!!」

「は、ハイィ!!!」


普段温厚なエアの怒りはペンナ王妃がブチ切れたときよりも遥かに相手の恐怖心を駆り立てた。


「まて!離せよ!!ボクちんは王子だぞ!!ふざけんな!!絶対許さない!!許さないからなぁ!!!」


彼が王になったら時代は逆行するだろう。

一瞬その様を想像し、エアは鳥肌がたった。

そうだ、ネクロノミコンに付いて書いておこう

いつも通り読まなくて大丈夫的な。



ネクロノミコン


書物形態の携帯電話と覚えて貰えば問題ないです

・本人の意志で自在に出現させることが可能

・ネクロノミコン持ち同士で登録(相手の白紙ページに血でサイン)すれば

・どこでもテレビ通話的なことが可能

・白紙ページに書き込むことでメール的なことができる。

・倉庫ページがあり本の中に様々な物質をしまうことができる。

・倉庫ページに入っている物は時間の影響を受けない。(食材等腐らず冷めたりもしない)

・登録者同士に限り漠然とした相手の居る方角が分かる

・所持者から半径5メートル以上引き離すと機能停止する

・所持者が直に触れると機能が復活する。

・登録相手が死亡するとその部分が白紙に戻る。


着信拒否ができないのが最大のデメリットであり

登録相手を増やし過ぎた旅の若者が精神的に摩耗し

衰弱死した事例もある。

スマホやSNSの感覚で登録者を増やすと命取りである。

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