第十五話 作戦会議
スピルたちは詰所に捕まえた異能持ちを連れて行く組と、警備を続ける組で二手に分かれていた
スピル、エイダ、レキンが連行役 テイロス、ビタ、バルボラが警備に回った
『爆発は気になるけど、まずはこいつらの対処 向こうにはアイザック隊長たちもいるしまずは自分たちができることを済ませましょう』
というエイダの説得でなんとかレキンを落ち着かせていた
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「捕まえたスパイです 爆発と関係あるかはわかりませんが何か知ってるかもしれないのでよろしくお願いします そっちのゴツい方が異能持ち確定 こっちの方は不明です」
「了解しました 尽力感謝いたします」
「私たち3名は爆発の方に行った方がよろしいでしょうか?」
「そうですね…頭数はカラパッサ隊もいるし、他の区域を警備してた隊員たちが行っていれば人数は問題はないのですが、万が一に備えて向かってください」
「了解です」
指令を受け3人は本館に向かった
そこには瓦礫を片付けているカラパッサ隊がいた
「応援か!だが一足遅かったな ここに湧いた吸血獣は我々が倒してしまったよ」
「いえ、皆様がご無事なら何よりです」
「アイザック隊長たちは向こうの廊下から来賓を避難させていた 我々は残って爆発の原因と瓦礫撤去を続けるからそっちを見に行ってやってくれ」
「了解しました」
またたらい回しかよ…とレキンは内心思っていた
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「アイザック隊長!ご無事でしたか」
「エイダ!スピルとレキンも良く来てくれた 状況がわかるか?」
「詰所の方は問題ありません 侵入者が2名いましたが6人で確保したのち私たち3人で連行しました 本館も私たちが到着した頃にはカラパッサ隊が吸血獣を倒していました そのまま調査を続行するとのことだったのでこちらに来ました」
「報告ありがとう さすがカラパッサ隊だな 侵入者がいたとなると偶発的な爆発ではなくテロの可能性が高いか…」
二人の間にピンテアが割って入る
「やあやあスピルくん だいぶ強くなったみたいだね 纏っている気迫でわかるよ」
「ピンテアさん!お久しぶりです」
エイダもピンテアの顔を見て言いたかったことを投げかける
「あっそうだ!ピンテアさんスピルくんのブラッドスコーピオンについて言いふらしてるでしょ!敵にまで情報が漏れてましたよ!」
「え゛っ マジかーごめんね かなり情報が出回るのが早いな」
アイザックが一応のフォロー?を入れる
「ブラッドスコーピオンは出現すれば国を変えると言われていますからね 敵側も注視しているのではないでしょうか」
レキンも思い出したように会話に加わる
「そういえばあいつら、スピルを鍛えるみたいなこと言ってたよな その後バルボラに目移りしてたけど」
「そうか…そうなると」
「特定反国家組織のインセクタ ですかね 異能持ちの片方はカミキリムシの力って言ってましたし」
「そうなるとほぼ確定だね 奴らの活動が最近大人しかったのは今日の日を狙ってのことだったのか」
「このことは詰所に伝えておいた方がいいかもな じゃあさっそく…!?」
アイザックの言葉を聞いたレキンがものすごい睨みをきかせていた
「俺はもう走り回るの嫌っすよ いい加減敵を倒さねえと気が済まねえ」
スピルが少し呆れたように呟く
「レキン お前隊長に対してよくそんな態度取れるな…」
そこにイヌバナが名乗り出た
「なら私が詰所に行きましょう 異能持ちが警備に残っている方がいい」
それを聞いたエイダはとんでもないと言った顔でへりくだる
「そんな!走り回るのは私たち下っ端の役目ですから、イヌバナ隊長に押し付けるわけにはいきませんよ!」
「構わないさ 私も部下と合流しておきたいと思っていたところだし」
少し考えアイザックが指示を出す
「うーん…じゃあイヌバナ隊長 すみませんがよろしくお願いします エイダも途中まで同行してその後警備に戻ってくれ 一度使われたルートからもう一回敵が来る可能性は低いが、テイロスとバルボラが消耗してるのが少し怖い スピルとレキンは元気そうだしこっちで預かるよ」
「う〜…隊長とまた離れるのは辛いですがわかりました イヌバナ隊長 よろしくお願いします」
「こちらこそよろしく」
イヌバナとエイダが詰所に向かい離れていった
「あ、そうだ スピルくんに渡すものがあった」
突然ピンテアが思い出したようにゴソゴソと探し物を始めた
ピンテアの能力ヴァルサトールは防御 治療 格納などに使える水を発生させる特殊な異能である
ブラッドスコーピオンに負けず劣らずの貴重な異能であるため、通常ピンテアは自身に割り当てられた医務研究室から出てこないが、たまたま用事があり迎賓館まで出向いていた
「渡すもの?」
「そうそう ブラッドスコーピオンの能力を高め成長を促す、君の新しい剣だ」
ストックがなくなってしまいました 木曜日に更新できるかは不明です
あと二話くらい載せて、そのあとは毎週更新に切り替わるかもしれないです




