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第五部『ルミナス令嬢の逆ハーレム新世界開拓と、絶対女王の輪舞曲』第五部(第2話)第78話:鋼鉄のフロンティアと、四重奏の新星。

いつも熱い応援を本当にありがとうございます!


お待たせいたしました、第78話の開幕です!


第77話で『次元の海(フロンティア)』への航海図を手にし、新たなる開拓へと旅立ったアサヒたち。


記念すべき最初の開拓地として選ばれたのは、前世の地球の失われた超古代ハイテクノロジーが眠る『鋼鉄の遺跡世界』。


未知のトラップや古代の防衛兵器が襲いかかる中、シオンのハッキングサポートを受けながら、アサヒを世界一愛する男たちが新世界でのド派手な最新連携アクションをこれでもかと炸裂させます!


読者の一人の私と一緒に時空への旅へ行ってもらえたら嬉しいです。

第五部『ルミナス令嬢の逆ハーレム新世界開拓と、絶対女王の輪舞曲』第五部(第2話)



第78話:鋼鉄のフロンティアと、四重奏の新星(ニュー・ノヴァ)


新帝国の絶対女王となった私の右腕に宿る七色の刻印が、眩い開拓の光を放った瞬間、私たちの身体は時空の歪みを突き抜けて未知の世界へと転送された。


光が収まった先に広がっていたのは、息をのむほどに壮大で、どこか退廃的な光景だった。


見上げる空は、無数の電子回路が張り巡らされたような鈍色の鋼鉄の天蓋。


周囲に聳え立つのは、数千年の月日を経て苔生(こけむ)した、超巨大な精密機械の超高層ビル群だった。


前世の地球の科学を遥かに超越した、失われた超古代のテクノロジーの残骸。


「……ここが、お母さまのいた地球の……失われた過去の世界?」


私が呆然と呟いたその瞬間、空間がバチバチと赤く発光し、けたたましい警告音が世界に鳴り響いた。


『――未登録のイレギュラーを検知。古代防衛システム起動。プロトコル・デリートを執行します』


鋼鉄のビルの壁面がガガガと開き、そこから現れたのは、全身に発光するエネルギーラインを纏った、数千機もの鳥型の自律機動兵器『鋼鉄の捕食者(・ ・ ・ ・ ・)』の軍勢だった。


それらが一斉に、超高温のプラズマレーザーの照準を私へと向けてくる。


「ハハッ! お出ましだぜ! 流石は超古代の遺物、セキュリティの暗号コード(コード)が今の並行世界より何倍も複雑でイカれてやがる!」


電脳情報長官のシオンがゴーグルを叩き、空中キーボードを指先が残像になるほどの超高速度でタイピングし始めた。


「だが、この俺の電脳魔術(ハッキング)の敵じゃねえ! 『|多層暗号解読《・ ・ ・ ・ ・ ・》』――スタート!」


シオンの指先から放たれた青い電子の鎖が空間を走り、敵の防衛兵器の数千のタイムライン(データ)へと瞬時に割り込み、その防御プログラムの書き換えを開始した。


「アサヒ、少し下がっていなさい。こんな錆びついた過去の遺物、俺の闇で一瞬でデータの塵(ゴミ)にしてあげるよ」


最高魔導宰相であるアレンが、私の腰を片手で力強く引き寄せ、不敵に微笑んだ。


彼の琥珀色の瞳は、新章に突入してさらに格段に深まった、狂おしいほどの独占欲と過保護な愛で濡れている。アレンが両手を天へと掲げた。


「神界を滅ぼした俺の新しい魔力を見せてあげよう。……深淵・万象葬列《アビス・ゴッド・レクイエム》!」


アレンの放った至高の闇の雷撃が、空間そのものを侵食しながら、襲いかかる鳥型兵器の第一波を、その装甲の分子構造ごと完全に虚無へと消滅させていく。


「アサヒの行く道を塞ぐ機械なんて、僕の新しい光で、影も残さず消し飛ばしてあげるッ!!」


最高騎士団長のソルが黄金の髪を激しく逆立て、太陽の瞳を爛々と輝かせながら前線へと弾け飛んだ。


「ソル、新技の同期(シンクロ)準備完了だ!」というシオンの叫びと同時に、ソルの拳に、銀河の爆発をも凌駕するほどの超高密度の神聖闘気が凝縮される。


「限界突破・新星――極星太陽神威光覇《ノヴァ・ゴッド・フレア》!」


ソルの両手から解き放たれた、数百万度を超える黄金の熱線が、防衛兵器が配置されていた高層ビルごと、数キロメートルに及ぶ敵の包囲網をまとめて融解・蒸発させていった。


地球の幼馴染「朝日くん」だった彼の、アサヒを護りたいという本能の力が、新世界でさらに限界を突破している。


「ふふ……あははははッ! アサヒちゃんを狙う悪いおもちゃは……夕日がいっぱい、切り刻んで、バラバラのスクラップにしてお掃除してあげるね……?」


最高暗殺部隊長の夕闇の髪を揺らし、完全にハイライトの消えた瞳に底なしの純愛と殺意を滾らせる夕地。


「夕日・新星――断滅・神威世界線断裂《クロス・ゴッド・ディメンション》!」


彼女が漆黒の双剣を光速を超えた速度で振るうたび、空間の距離や鋼鉄の硬度すら無視して、敵の飛行兵器の核心(コア)が次々と一瞬で千切りに切り刻まれ、再生不可能なデータのチリへと変わって霧散していった。


「調律(コントロール)は俺の役目だ! 世界の針を固定する!」


時空調律官のクロノが黒い歯車を虚空へと叩きつける。


カチリ。


クロノがこの新世界の時間そのものを強引に一秒先へと「スキップ」させ、敵の残党が放とうとしていた自爆エネルギーを、完全に「なかったこと(リセット)」に書き換えてしまった。


シオンの超絶ハッキングによる防御剥ぎ取り、アレンのすべてを消し去る闇、ソルのすべてを貫く光、夕日の空間ごとの断絶、レンズ(クロノ)の完璧な時間の調律。


4人とシオンの、私を愛する最強最狂の男たちのこれまでの冒険の集大成である『四重奏の新星(ニュー・ノヴァ)』。


その圧倒的なまでの連携と新技の前に、超古代の絶望的な防衛システムは、ただの一分も持ちこたえられずド派手に完全粉砕・一掃されて全滅していった。


「ハハッ! 完璧な新世界開拓のスタートダッシュだな! ざまあみやがれ!」


シオンが冷や汗を流しながらも、最高に楽しそうに不敵に笑う。


戦闘が終わり、硝煙と鉄の焦げる匂いが立ち込める鋼鉄の荒野で、4人がすぐさま私の全方位をガッチリと、過保護すぎるほどに抱きとめてきた。


「アサヒ、怖くなかったかい? よく頑張ったね。君が俺たちの新技を特等席で見つめてくれたおかげで、最高の威力を出せたよ。さあ、俺の胸の中でゆっくりおやすみ」


アレンが私の身体をきつく抱き締め、愛おしさに狂ったような眼差しで、私の額へと誓いのキスを落とした。


「アサヒ、怪我はない!? ほら、僕がぎゅーってしてあげるから、元気出して! 次の悪い機械も僕が全員ぶっ飛ばしてあげるからね!」


ソルが私の両手を自分の胸に引き寄せ、熱い太陽の瞳で私を見つめる。


「あぁ……アサヒちゃん。アサヒちゃんの覚醒した紫の魔力、すっごく綺麗だったよ……。お城に帰ったら、夕日だけの特別な隠れ家で、もっといっぱい、ぎゅーってしてあげるね……?」


夕日の細い指先が、私のドレスの裾を固く、決して離さないという執着で握りしめていた。


クロノもまた、漆黒のコートの下で「お前の心臓の針は、俺たちが絶対に護る」と優しく微笑んでいる。


5人の、息が詰まるほどの密度の過保護な愛と抱擁。


世界中、どんな未開の地へ行こうとも、この人たちの限界突破した愛がある限り、私は世界で一番幸せな女王様でいられる。


「みんな、ありがとう。本当に、頼もしいわ!」


私が微笑むと、4人はホッとしたように表情を緩め、それから同時に、私をさらに愛おしそうに強く抱きしめてきた。


その時、粉砕された古代兵器の残骸の中心から、お母さまユウコが残した、この世界の最深部へと続く『新たな隠し通路(ルート)』のホログラムが、静かに点滅を始めていた――。


(第79話へ続く)


第78話の完全版をお読みいただき、本当にありがとうございました!

前世の地球の超古代ハイテクノロジーが眠る『鋼鉄の遺跡世界』に突入し、アサヒちゃんを護るために4人とシオンが繰り広げる大迫力アクション、そして戦闘後の甘々で過保護なハグ。


読んでくださりありがとうございました…

もしもよろしければ、次の物語も読んでもらえると嬉しいです…。

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