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第75話:絶対神界の掟ルールと、因果を騙す背理の銃弾主神。

いつも読んでくださり本当にありがとうございました!


お待たせいたしました、第75話の開幕です!


第74話で最高位主神ルシフェルと運命の大時計を完全粉砕したアサヒたち。


しかし、その直後に世界のシステムそのものである『絶対神界・オリジン』の絶対運命三女神が現れ、アサヒたちを歴史ごと消去しようと動き出します。


神々が放つのは、神界の絶対の法律。あらゆる攻撃を無効化する理不尽な神のルールの前に、5人の天才たちの愛の執着とシオンの電脳ハッキングが、前代未聞の「バグ(法律の破壊)」を巻き起こします!

第75話:絶対神界の掟(ルール)と、因果を騙す背理の銃弾主神


ルシフェルを打ち破り、その時空のひび割れの先へと突入した私たちが辿り着いたのは、これまでの黄金の神界すら色褪せるほどの、完全な白と虚無、そして絶対の法が支配する最上位の世界――『|絶対神界・オリジン《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』だった。


上下左右の概念すらなく、ただ透明な数式と世界のシステムコードが幾重にも交差する空間。


その中心に、巨大なホログラムのように佇んでいたのは、白銀の法衣を纏い、冷酷な光を放つ三つの巨大な女神の姿――世界の絶対のルールを司る『|絶対運命三女神《・ ・ ・ ・ ・ ・》』だった。


『――審判を執行する。これより大罪人アサヒ、及びその眷属の存在確率をゼロにする。絶対神界法・第一条――「神へ刃を向けるすべての事象(こうげき)を即座に消滅させる」』


最上位の女神たちが冷酷な音声を発した瞬間、空間全体に、不可視の『神の法律(ルール)《・ ・ ・ ・ ・ ・》』の鎖が張り巡らされた。


「チッ……! なんという理不尽なシステムだ。アサヒを消去しようとするだけでなく、こちらの攻撃そのものを世界の法則で禁止してきたよ」


最高魔導宰相であるアレンが、私の腰を片手で力強く引き寄せ、不敵に微笑んだ。


彼の琥珀色の瞳は、私を絶対に手放さないという狂おしいほどの独占欲で燃え盛っている。


「だがアサヒ、恐れることはない。世界の法律が君を拒むなら、俺の闇で、その法律ごと世界を塗り替えてあげるだけさ。……深淵・因果反転(アビス・リバース)!」


アレンが最大級の常夜の闇の魔力を放ち、女神へと攻撃を仕掛けようとする。


しかし、放たれた闇の雷撃は、女神に届くよりも早く「攻撃を禁止する」という法律の鎖に触れた瞬間、パツンと泡のように完全に消滅させられてしまった。


魔法が、世界の理そのものによって完全に無効化されたのだ。


「アサヒを消そうとする法律なんて、神様のわがままだろッ! そんなルール、僕は絶対に認めない!」


最高騎士団長のソルが黄金の髪を激しく逆立て、太陽の瞳を爛々と輝かせた。


ソルの全身から解き放たれた、超新星爆発をも凌駕する純度一〇〇%の黄金の神聖闘気が爆発するが、それすらも女神の前に展開された「法律の壁」に触れた瞬間、跡形もなく掻き消されてしまう。


「ふふ……あははははッ! アサヒちゃんの歴史を消そうとする悪い女神たち……。夕日のこの双剣で、その法律ごと、千切りに切り刻んで生ゴミにしてあげるね……?」


最高暗殺部隊長の夕地が、完全にハイライトの消えた瞳に底なしの純愛と殺意を滾らせ、漆黒の双剣を限界を超えた速度で振るう。


だが、空間の距離すら無視した彼女の断絶の刃も、女神に届く手前で軌道を強制変更され、虚空へと受け流されてしまった。


攻撃することが、世界のシステムによって完全に不可能。


完璧なる無敵の神の牙の前に、クロノの時間調律すらも「時間の操作を禁止する」という新たな法律によってロックされていく。


『抵抗は無意味である。法律に従い、消去(デリート)を受け入れよ』


三女神の手から、私たちの存在を歴史の底から完全消去する、絶対不可避の白銀の消滅光線が放たれようとした、まさにその時だった。


「――ハハッ! 完璧な法律(プログラム)だと思ったかよ、石頭の女神どもめ! どんなに完璧なルールだろうが、お嬢さんへの愛の重さが加われば、そこに必ず『|計算違いのバグ(抜け穴)《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』が生まれるんだよ!」


絶叫したのは、電脳情報長官のシオンだった。


彼の周囲に展開された無数の空中キーボードが、指先が焼き切れて火花が散るほどの超高速度でタイピングされていた。


シオンのゴーグルの奥の瞳が、勝利を確信したように不敵に輝く。


「シオン、バグを見つけたのかい!?」


アレンが魔力を維持しながら叫ぶ。


シオンはニヤリと笑って、空中の一つの巨大なコードを指し示した。


「ああ! 三女神の法律は『神へ刃を向けるすべての事象を禁止する』だろ? だったら――『神を攻撃しているのではなく、お嬢さんへの愛の熱量(エネルギー)が暴走した結果、偶然そこにあった神のシステムが巻き込まれて爆散した』というタイムライン(嘘のデータ)を構築して、法律をダマしてハッキングしてやりゃいいんだよ!」


「なるほどね……! 攻撃ではなく、ただの『愛の暴走(バグ)』か。それなら法律の対象外というわけだ!」


アレンの琥珀色の瞳に、狂おしいほどの悦びの闇が戻った。


「おうよ! 絶対神界の法律サーバーに偽装コードを注入完了だ! 猛犬共、お嬢さんへの重すぎる独占欲と愛の魔力を、今ここで最大出力で暴走させなッ!!」


シオンのハッキングによって、神の法律の鎖に青いバグのノイズが激しく走り、一瞬だけ完璧なルールに「隙(抜け穴)」が生まれた。


「いくよ、アサヒ! 僕の魂のすべて、愛のエネルギーを全部君に捧げる!」


ソルの全身から、神の法律を無理やりバグらせるほどの、圧倒的な黄金の神聖闘気が噴出する。


「アサヒちゃんへの夕日の愛は、世界で一番重いから……神様のシステムごと、全部焼き尽くしちゃうね……?」


夕日のハイライトのない瞳が爛々と輝き、彼女の漆黒の刃から、法律を騙す純愛の魔力が爆発する。


クロノの時間の調律と、アレンの深淵の闇が、私の右腕の七色の刻印へと強制的に一本の束となって流れ込んでいく。


5人の、私への限界突破した愛の執着。


それが、絶対女王となった私の背中に羽ばたく『|巨大な時計仕掛けの二十翼《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』へと一斉に収束し、世界の最上位ルールすらも上書きしていく。


『――因果の法律をハッキング。第四部・神殺し新形態(エンプレス・コード・リブート)を承認します』脳内に響く世界の声。私のドレスは、漆黒と黄金、そして紫電に煌めく至高の女王の甲冑へと進化し、私の手の中には、5人の愛の暴走エネルギーを乗せた、世界の法律ごと神を穿つ『|概念破壊の七色聖槍《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』が具現化した。


「神様……。私たちの愛の重さは、世界の法律なんかじゃ、絶対に縛れないわ!」


私が二十翼を力強く羽ばたかせ、法律のバグの隙間を突いて、その概念破壊の聖槍を三女神の本体めがけて真っ直ぐに、全力で投げ放った。


「はあああああああああああああッ!!!」


ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!


絶対神界の空間全体がひっくり返るほどの、凄まじい光輝の電脳因果大爆発が巻き起こった。


絶対に破れないはずだった三女神の「攻撃禁止の法律」は、私たちの愛の暴走(バグ)の前に跡形もなく粉々に粉砕され、結界を守っていた上位の神々の一柱が、悲鳴を上げる暇すらなくプログラムの根底からド派手に完全粉砕(デリート)されて消滅していった。


「ハハッ! 見たか女神ども! 俺たちの愛の重さは、神の数式すら超越するんだよ!」


シオンが冷や汗を流しながらも、最高に楽しそうに不敵に吠えた。


戦場の硝煙が立ち込める中、残された二柱の女神たちが初めて


「馬鹿な……世界の法律を、人間の愛のバグで書き換えただと……っ!?」


とガチガチに恐怖に震えだす。


元の姿に戻った私を、4人がすぐさま全方位からガッチリと、過保護すぎるほどに抱きとめてきた。


「アサヒ……! 見事だよ、世界の法律すら君の美しさの前には無力だったね。さあ、残りの神々も、俺の闇ですべて皆殺しにしてあげよう」


アレンが私の身体をきつく抱き締め、愛おしそうに私の額へと誓いのキスを落とす。


「アサヒ、怪我はない!? ほら、僕がぎゅーってしてあげるからね! 神様のルールなんて、僕たちが全部へし折ってあげる!」


ソルが私の両手を自分の胸に引き寄せ、熱い太陽の瞳で私を見つめる。


「あぁ……アサヒちゃん。神様の法律をバラバラに切り刻むアサヒちゃん、最高に綺麗だったよ……。夕日がお城に帰ったら、もっといっぱい、ぎゅーってしてあげるね……?」


夕日の細い指先が、私のドレスの裾を固く、決して離さないという執着で握りしめていた。


クロノもまた、漆黒のコートの下で不敵に微笑んでいる。


5人の限界突破した力と、世界の法律すらハッキングする重すぎる愛。


絶対神界の最深部へのタイムラインが、ガガガと重厚な音を立てて開き始める。


その向こうで待っているのは、残された女神たちと、この世界の本当のシステムコア。


「ええ……! 行きましょう、みんな! 世界のシステムが私たちの邪魔をするなら、その絶対運命ごと、完璧にへし折ってあげましょう!」


私は右腕の紫の刻印を強く握りしめ、愛する5人の男たちと共に、世界の創造主たるシステムそのものを完全に初期化(リセット)するための最終戦場へ向けて、力強く一歩を踏み出した――!


(第76話へ続く)

第75話をお読みいただき、本当にありがとうございました!

新章・第四部『絶対神界反逆編』の本気のルール破壊バトル、いかがでしたでしょうか?


「神への攻撃を禁止する」という絶対的な法律に対し、シオンのハッキングと5人の愛の重さを「ただの愛の暴走エネルギー(バグ)」として法律の抜け穴を突いて神々を粉砕する、神様の作った法律すら、彼らのアサヒちゃんへの独占欲と執着心の前にはただの紙切れ同然です。物語はここからさらに加速して、世界のシステムそのものを書き換える最終局面へと突き進みます!

面白いと思ってくださった方は、ぜひブックマークや評価、感想での応援をよろしくお願いいたします!



読書の一人の私と、読んでいただき感謝です。よかったら次の話も読んでみてください…。

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