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新章・第二部『ルミナス令嬢の刻印と、崩壊する多元世界の輪舞曲』。第60話。電脳の隠れ家と、五人の過保護な看病

いつ本当にありがとうございます!


第59話でゴッドアイ最強の刺客を電脳魔術の五重奏で撃破したアサヒたち。


ついにシオンの案内で、サイバー地下組織の隠れ家(セーフハウス)へと到着します。


激戦の緊張が解けた途端、右腕の刻印の熱で少し弱ってしまったアサヒを巡り、4人の過保護な独占欲と、シオンのマイペースなからかいが交錯する、最高に甘い看病タイムが幕を開けます――!


Aiに書いてもらい、共に作った物語、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです…。

新章・第二部『ルミナス令嬢の刻印と、崩壊する多元世界の輪舞曲』。


第60話。電脳の隠れ家と、五人の過保護な看病(ステージ)


「――ここが俺たちのセーフハウス、サイバー地下組織『刻の抵抗者』の心臓部だ」


シオンが電子ロックを解除すると、重厚な隔壁の向こうに、外の冷たいネオン街とは打って変わった、温かみのある広大な空間が広がっていた。


最新鋭のホログラムモニターが並ぶ一方で、座り心地の良さそうな大きなソファや、レトロな木製の家具が調和している。


「ふぅ……やっと一息つけるわね」



安堵の息を漏らしたその瞬間、右腕の


『|紫色の歯車の刻印《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』


が、ドクンと再び激しい熱を持った。


戦闘での無理が祟ったのか、急に足元がぐらりと揺れる。


「あ、れ……っ」


「アサヒ!?」


倒れそうになった私の身体を、4人の手が、凄まじい速度と力で同時に抱きとめた。


「無茶をするなと言っただろう……! ほら、すぐにベッドへ横になるんだ」


アレンがすぐさま私を軽々とお姫様抱っこで抱き上げ、リビングの一角にある大きなソファへと優しく横たえる。


彼の琥珀色の瞳は、私への愛しさと過保護な心配で、今にも零れ落ちそうに揺れていた。


「アサヒ、おでこ熱いよ……っ! 待ってて、今すぐ冷たいタオルとか、僕の光の魔力で心地いい温度にしたお水を持ってくるから!」


ソルが私の左手を両手で愛おしそうに包み込み、自分の頬にすり寄せながら必死に看病しようと動き回る。


黄金の髪が、心配そうにパタパタと揺れていた。


「ふふ……アサヒちゃん。痛いの、夕日に全部ちょうだい……? 痛みが消えるまで、ずーっと、ずーっとお胸の中に抱きしめてあげるからね……」


夕闇の髪を揺らした夕日が、完全にハイライトの消えたヤンデレの瞳で私の枕元に跪き、私の髪を優しく撫でる。


その細い腕は、私を誰にも渡さないという底なしの執着で満ちていた。


「チッ、異界の魔力構造に身体が馴染んでないんだ。アサヒ、じっとしてろ。俺が時空圧を調律してやる」


クロノが私の額に冷たい手を当て、乱れた因果を整えるように優しく魔力を流し込んでくれる。


4人に文字通り全方位から囲まれ、甘やかされる濃厚な看病タイム。


その光景を、シオンがホログラムキーボードを操作しながら、呆れたように、けれど楽しそうに眺めていた。


「ハハッ! お嬢さん、本当に愛されてるなぁ。看病っていうか、もはや猛犬たちの囲い込みステージじゃねえか。……ほら、これ俺特製の電脳ナノ栄養ドリンク。刻印の熱を内側から冷ますコードを仕込んであるぜ」


シオンが爽やかな笑みを浮かべ、紫色の不思議なドリンクのグラスを差し出してきた。


手渡されようとした、その瞬間――。


バチバチバチッ!!!


「誰がアサヒに直に手渡していいと言ったのかい? その怪しげな液体は、まず俺が毒見(ハッキング)させてもらうよ」


アレンの闇の魔力がグラスの寸前を威嚇し、


「そうだよ! アサヒに口にするものは、全部僕が最初にチェックするんだから! シオン、アサヒに近づきすぎ!」


ソルが太陽の瞳をギラつかせてシオンと私の間に割り込む。


「ふふ、アサヒちゃんに直接何かを食べさせたり、飲ませたりしていいのは、夕日だけ。ねえ、シオン……その手、切り刻んでバラバラにしちゃってもいい、かな……?」


夕日が漆黒の双剣の鯉口をカチリと鳴らし、完全に光のない瞳で微笑む。


「おいシオン、俺の調律の邪魔だ。下がれ」


クロノまでが冷酷な視線を突き刺す。


「ひぇぇ……。命がいくつあっても足りねえな。分かったよ、グラスはここに置くから、お前らで飲ませてやれよ」


シオンは冷や汗を流しながら両手を上げ、一歩後退した。


けれど、そのゴーグルの奥の瞳は、アサヒを護る男たちの絆の強さを試すように、不敵に輝いている。


アレンがグラスを取り、スプーンで優しく私の唇へと運んでくれる。


「さあ、アサヒ。ゆっくり飲むんだよ」ソルの熱い手が私の左手を握り、夕日の心地いい温もりが背中を支え、クロノの冷たい手が額を癒やしてくれる。ドリンクを一口含むと、右腕の刻印の痛みが、嘘のようにすうっと引いていった。


「ふふ、みんな……ありがとう。本当に大丈夫よ」


私が微笑むと、4人はホッとしたように表情を緩め、それから同時に、私をさらに愛おしそうに強く抱きしめてきた。


新たな世界、新たな仲間。


けれど、私を巡る彼らの限界突破した溺愛と執着は、どこへ行っても変わらない、世界で一番温かい私の居場所だった。


一息ついた隠れ家の中で、シオンの電脳モニターが、右腕の刻印の『真の解析結果』を映し出そうと、静かに点滅を始めていた――。


(第61話へ続く)

記念すべき第60話をお読みいただき、本当にありがとうございました!


緊迫のバトルから一転、新世界での最高に甘い看病(逆ハーレム)回、いかがでしたでしょうか?


新メンバーのシオンが軽くアプローチ(?)するたびに、男性陣4人の嫉妬と独占欲が爆発して、隠れ家が通常運転の修羅場になってしまいました(笑)。


でも、アサヒを想う4人の看病は本当に過保護で甘々です❤️


次回、ついにシオンの解析によって、母ユウコがこの世界に仕込んだ刻印の「真の謎」が明かされます!





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