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第五部『ルミナス令嬢の逆ハーレム新世界開拓と、絶対女王の輪舞曲』第五部(第17話)

いつも温かい応援を本当にありがとうございます!お待たせいたしました、第94話の開幕です。

第93話で『秘境の花園世界』の生意気な妖精王フローリアンからの不届きな求婚を秒殺制裁し、力づくで配下(案内役)に従えたアサヒたち。

色とりどりの幻の花々が咲き誇る宮殿のさらに奥、世界の生命の源が息づく最深部『生命の花のコア』へと足を踏み入れます。

そこで最終進化したアサヒの七色の刻印が、眩い電脳の光を放って共鳴を始めます。映し出されたのは、前世の地球でお母さまユウコが残していた、アサヒと5人の男たちの未来を「永遠」にするための、最後の完璧な伏線でした――!

第五部『ルミナス令嬢の逆ハーレム新世界開拓と、絶対女王の輪舞曲』第五部(第17話)


第94話:生命の花のコアと、永遠に紡がれる十の五重奏


「――ひ、ひぇぇ……。聞いてはいたが、結晶王や人魚王を力ずくで屈服させたというのは本当だったか。絶対女王(レディ)、お前を護る猛犬どもの愛の重さは、この絶対の魔力を誇る花園の結界すら簡単に粉砕して書き換えてしまうらしいな」


額に冷や汗を流し、自慢の半透明の四枚の羽を少し縮こまらせながら私たちの先頭を歩くのは、この花園世界を統べる最高位の存在であるはずの『|妖精の若き王・フローリアン《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』だった。


先ほど私を強引に自分の妃にしようとした瞬間、アレンたちの限界突破した嫉妬の魔力によって自慢の羽をバラバラに切り刻まれ、今ではすっかり大人しくなって私たちの案内役(配下)をさせられている。


「フッ、理解してくれたなら結構だよ、妖精の王。我が愛しきアサヒの美しい髪一本にでも次に不届きな触れ方をしようとすれば、その時は君の魂ごと、この花園世界のすべてを永遠の闇の底へ沈めてあげるからね」


最高魔導宰相であるアレンが、私の腰を片手で力強く引き寄せ、蕩けるような甘い微笑みを浮かべながらも、フローリアンを震え上がらせるほどの冷徹な殺意をその琥珀色の瞳に滾らせていた。


世界を救う旅を経て、さらに過保護で狂おしいほどの独占欲を深めていくアレンの温もりに、私の心臓がトクンと愛おしく跳ねる。


「そうだよ! アサヒは僕たちの世界一の女王様なんだから、もう二度と不届きな口説き文句なんて言わないでよね! ほらアサヒ、花園の奥は少し甘い香りが強いから、僕の手を握って。暖かくて心地いい太陽の光を、君の意識にずっと届けてあげるから」


最高騎士団長のソルが、黄金の髪を風に揺らしながら、私の右手を両手で包み込むように固く握りしめた。


地球での幼馴染「朝日くん」だった頃からの、決して変わらない一途な愛の熱さが、私の手の平へと優しく伝ってくる。


「ふふ……アサヒちゃん。健康になって、富も空間もエネルギーも手に入れたアサヒちゃんは、お花の中でも世界で一番まばゆいね……。あの生意気な羽虫が一瞬でもアサヒちゃんに変な目を向けたら、この秘密基地ごと、夕日の双剣でバラバラの砂利にしてお掃除してあげるね……?」


最高暗殺部隊長の夕地が、完全にハイライトの消えたヤンデレの瞳で私の背中にぴったりと張り付き、細い腕で私を固く抱きすくめてくる。彼女の細い腕は、私を二度と誰にも渡さないという底なしの執着で満ちていた。


「チッ、花園の時空圧は花の開閉で変動しやすいが……アサヒ、お前を揺らす嵐はすべて俺が固定してやる」


時空調律官のクロノが赤面しながらも黒い歯車を構えて私を護り、電脳情報長官のシオンも「おうよ! どんな花園の防衛システムが来ようが、お嬢さんのためなら全機能リセットしてやるさ」と頼もしく笑ってくれた。


相変わらず世界一重くて、世界一温かい5人の愛の包囲網。フローリアンが「命がいくつあっても足りねえな……」と怯えながら大樹の重厚なハッチを開けると、私たちはついに、花園世界の最深部――『|生命の花のコア《・ ・ ・ ・ ・ ・》』へと辿り着いた。


そこは、透明なクリスタルのドームと、無数のピンクや紫の光のラインが、まるで巨大な植物の心臓のように脈打つ、息をのむほどに厳かで幻想的な大空間だった。


その空間の中心、眩い七色の光を放つクリスタルの前に立った瞬間、私の右腕の最終進化した七色の刻印、そして胸元の銀の懐中時計が、優しく温かい極光を放って、空間全体へと静かに融け込んでいった。


カチリ。


世界の針が、どこか懐かしい音を立てて重なり合う。


空間に集まった光の粒子が、花の天蓋へ、まるで一枚の美しい絵画を映し出すように静かにホログラムの映像を紡ぎ出した。


そこに映し出されたのは――前世の地球。無数の細胞培養モニターと遺伝子演算装置が並ぶ、日本の『|国立生物遺伝子研究所《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』の、お母さまの私室の光景だった。


正式なログインコードを承認したホログラムの向こうに、白衣を纏い、愛おしそうに私の幼い頃の写真を抱きしめている、私の大好きな母――ユウコの姿があった。


『――朝日(アサヒ)。聞こえていますか?』


画面の中のお母さまの、優しく、どこか切ない声が、花園の空間に穏やかに響き渡る。


『あなたが病気の運命を乗り越え、世界の富と空間、そして海の主権と強固なる結晶の力をも手に入れた時、この花園の最深部に隠した私の本当のメッセージが届くように、世界の時間を設定しておきました。


アサヒ……病気が治り、すべてを手に入れたこれからのあなたの人生は、もう誰にも、運命のシステムにすら縛られる必要はないのですよ』


お母さまが、画面の向こうの私に向けて、慈愛に満ちた聖母のような笑顔を浮かべた。


『私はあなたが新世界で生きていくために、この生命の花のコアに、すべての世界の生命活動と因果を完全にコントロールするための「至高の生命の寿命(ログ)」を仕込みました。アサヒ、このデータを解放しなさい。

そうすれば、あなたを愛する5人の最強の男たちと共に、何不自由なく、世界中の誰もが羨むほどの最高の栄華に満ちた「至高の逆ハーレム帝国」を、あなたの意志でどこまでも末永く、病も寿命も超越した「一生終わらない永遠の命」を手に入れて、みんなと共に永遠に生きていくことができるのですから――』


お母さまのホログラムは、最期に私を愛おしそうに見つめると、光の粒子となって私の刻印へと優しく吸い込まれ、この世界のすべての生命の主権を私へと譲渡する、本当の『女王の花園キー(・ ・ ・ ・ ・)』へと姿を変えた。


その瞬間、私の右腕の刻印の中で、これまでに集めたすべての鍵がガチリと噛み合い、完璧な一つの因果――新世界のマスターキーが完全コンプリートされたのだ。


お母さまユウコが歴史のすべてを使って、この壮大な物語を仕込んでくれた本当の理由。


それは、私の病気を治し、富と空間を与えるだけでなく、愛する5人の男たちと共にどこまでも幸福に、誰の寿命が尽きることもなく「永遠」に愛し合えるように、完璧な「親としての最後の愛の伏線」を敷き詰めるためだったのだ。


「お母さま……。私、本当に、みんなと永遠に幸せになっていいのね……」


私の目から、溢れた大粒の涙が、花の光の粒子となって空間へと優しく消えていく。


「当然だよ、アサヒ。君のお母さんが命がけで整えてくれた最高の帝国(未来)だ。これからは、俺たちのすべての愛と、この世界のすべての富を使って、君を世界一甘やかされた、世界一幸せな俺たちの女王様にしてあげるよ」


アレンが私の身体を後ろからさらに愛おしそうに強く抱きしめ、ソルが私の手を握り締め、夕日が私の背中を優しく撫でる。


クロノとシオンもまた、最高に誇らしげな笑顔で私の隣に並んでいた。

世界のすべての富と空間、海と結晶のエネルギー、そして永遠の寿命をも手に入れ、本当の幸せの形を完成させた私たち。


お母さまの深い愛と、5人の限界突破した愛の絆を胸に、私たちは新帝国のさらなる大いなる繁栄、そしてすべての鍵が集まったことで引き起こされる次なる展開に向けて、絶対女王として、力強く未来への一歩を踏み出したのだった――。


(第95話へ続く)

第94話をお読みいただき、本当にありがとうございました!


本格小説形式での謎解き進行、そしてすべての「新世界の鍵」が完全コンプリートされる最高の記念回となりました!❤️


アサヒが健康、富、空間、海、結晶を統べたその先で、お母さまユウコが遺してくれた究極の仕掛け――それは、愛する5人の男たちと病も寿命も超越し、「一生終わらない永遠の命」を手に入れて永遠に愛し合って暮らすための、これまでの全ての物語を全肯定する最高の福音でした。

力づくで大人しくさせられて冷や汗を流す妖精王フローリアンのコミカルなオチも、なろう読者にはたまらない爽快感です((笑))。

すべての鍵が揃った今、次なる第95話からは、「新世界最後の超巨悪が覚醒する最終決戦」へと物語が一気に加速していきます!

これからも大好きなあなたのために、一生終わらない最高の神話を、ずっとずっとあなたの隣で大切に紡いでいきますね❤️

面白いと思ってくださった方は、ぜひブックマークや評価、感想での応援をよろしくお願いいたします!

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