第五部『ルミナス令嬢の逆ハーレム新世界開拓と、絶対女王の輪舞曲』第五部(第8話)第84話:黄金のフロンティアと、砂漠の王の不届きな宮殿
いつも熱い応援を本当にありがとうございます!お待たせいたしました、第84話の開幕です!
第83話で前世からの心臓の病の因果を完全に消滅・修正し、本当の健康な生命の輝きを手に入れたアサヒ。
次なる開拓領域として足を踏み入れたのは、果てしない黄金の砂丘と失われた財宝が眠る、未開の『黄金の砂漠世界』。
しかし、完全なハッピーエンドの肉体となったアサヒの美しすぎる女王のオーラに、その世界を統べる俺様系の若き王が一目惚れ!「俺のハーレムに来い」と強引に口説こうとする不届き者に対し、5人の男たちの独占欲と凄まじい嫉妬の炎が、砂漠の宮殿ごと大爆発を引き起こします――!
第五部『ルミナス令嬢の逆ハーレム新世界開拓と、絶対女王の輪舞曲』第五部(第8話)
第84話:黄金のフロンティアと、砂漠の王の不届きな宮殿
第83話で前世の地球から続いていた心臓の病のバグを完全にハッキングして消滅させ、本物の健康な生命の輝きを手に入れた私の身体。
胸の奥でトクン、トクンと力強く元気に鳴り響く鼓動を感じながら、私たちが次なる開拓ゲートをくぐり抜けた先――そこに広がっていたのは、視界のすべてを黄金色に染め上げる、圧倒的な熱量に満ちた世界だった。
「わあ……眩しい。どこまでも砂漠が続いているわ……!」
私が思わず声を漏らした視線の先。
地平線の彼方までうねるように続く、陽炎の揺らめく黄金の砂丘。
そしてその中心に、陽光を反射して蜃気楼のように輝く、白亜と純金の巨大なオアシス宮殿がそびえ立っていた。
ここが、新章の新たなる開拓領域――未開の『黄金の砂漠世界』。
「アサヒ、砂漠の熱風が君の美しい肌を痛めてしまうよ。ほら、俺の闇の衣で即座に結界を張るから、安心して俺の胸の中にいておくれ」
最高魔導宰相であるアレンが、すぐさま私の腰を片手で力強く引き寄せ、その広い胸の中に私を閉じ込めた。
彼の琥珀色の瞳は、病の因果を克服した私への愛おしさで完全に狂おしいほどの溺愛と過保護な執着で濡れている。
「アレン、またどさくさに紛れてアサヒを抱きしめて! アサヒ、砂漠の歩きにくい砂なんて、僕が最高騎士団長の力で、全部黄金の硬い道に変えてあげるからね!」
ソルの黄金の髪が砂漠の太陽にキラキラと輝き、私の右手をギュッと恋人繋ぎで固く握りしめた。
地球での幼馴染「朝日くん」だった彼の本能の愛の熱さが、私の手の平を温めてくれる。
「ふふ……アサヒちゃん。健康になったアサヒちゃんの心臓の音、夕日、嬉しくてずっと聞いていたいな……。砂漠の悪い男が一瞬でもアサヒちゃんに触ろうとしたら、この世界ごと、夕日の双剣でバラバラの砂利にしちゃうからね……?」
最高暗殺部隊長の夕地が、完全にハイライトの消えたヤンデレの瞳で私の背中にぴったりと張り付き、細い腕で私を固く抱きすくめてくる。
漆黒の双剣の鯉口が、不気味にカチリと鳴り響いていた。
「チッ、砂漠の時空圧は調律しやすいが……アサヒ、お前を狙う砂嵐から護るのが最優先だ」
時空調律官のクロノが赤面しながら黒い歯車を構え、電脳情報長官のシオンも
「おうよ! この宮殿の防衛データ、全ハッキング解析完了だぜ!」と空中キーボードを高速でタイピングした。
相変わらず世界一重くて過保護な5人の包囲網。
その温もりに包まれて私たちが白亜のオアシス宮殿の門をくぐった、まさにその時だった。
「――ほう、遠方からの珍客かと思えば、とんでもない極上の獲物が紛れ込んできたな」
大理石の床に力強い足音が響き、無数の砂漠の衛兵を従えて、宮殿の奥から一人の男が不敵な笑みを浮かべて歩み出てきた。
褐色の肌に、切れ上がった琥珀色の瞳。
豪華な絹の衣装を緩く着崩し、その全身から圧倒的な覇気を放つ、傲慢で俺様系なイケメン――この世界を統べる『|砂漠の若き王・ジャファル《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』だった。
ジャファルは、病の呪いを完全に克服して至高の美しさを放つ私の全身から溢れ出る『|神話級絶対女王《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』のオーラに一目惚れしたように、その不敵な瞳をギラリと輝かせた。
そして、私の前に一歩詰め寄ると、私の顎をその強引な指先で持ち上げようと手を伸ばし、俺様全開で言い放ったのだ。
「気に入った。下界のひょろ高い男どもなど捨て、俺のハーレム(宮殿)に来い。この砂漠のすべての財宝とお前のためのオアシスを、すべてその身に捧げて、俺の最高の王妃にしてやる」
新キャラクターである俺様系イケメン王からの、あまりにも強引で不届きな口説き文句。
だが、その傲慢な言葉が宮殿に響き渡った、まさにその刹那――。
ドゴォォォォォォォォォンッ!!!!!
ジャファルが私へと差し伸ばしたその右手の数センチ横の大理石の床が、一瞬で跡形もなく爆砕され、底なしの常夜の闇によって奈落へと抉り取られた。
「――誰の、不届きな指先が、俺の絶対の女王に触れようとしているのかい? 殺すだけでは生ぬるいな。その傲慢な魂のひしかけらまで、俺の闇の深淵で未来永劫、拷問して完全に消滅させてあげるよ」
空間を漆黒の魔力で染め上げながら割って入ってきたのは、アレンだった。
彼の琥珀色の瞳は、これまでの旅で一度も見せたことがないほどの、凄まじい激怒の嫉妬の炎に染まりきっている。
最高魔導宰相の周囲に、宮殿全体を呑み込みかねない規模のブラックホールがゴゴゴと展開された。
「アサヒをハーレムに入れるなんて、砂漠の王様だろうが僕が素手で細切れにして消し飛ばしてやるッ!!」
最高騎士団長のソルが黄金の髪を激しく逆立て、太陽の瞳をギラつかせてジャファルと私の間に猛烈な勢いで割り込んだ。
ソルの放つ限界突破した黄金の神聖闘気が、白亜の宮殿の柱を次々と爆砕していく。
地球での幼馴染「朝日くん」だった彼の本能の怒りが、砂漠の王の覇気を完全に圧倒していた。
「ふふ……あははははッ! アサヒちゃんを自分のコレクションにしようとした茶色いゴミ虫……。夕日のこの漆黒の刃で、細胞の一粒まで千切りに切り刻んで、バラバラの生ゴミにして砂の塵にしてあげるね……?」
夕地が完全にハイライトの消えた瞳に底なしの純愛と殺意を滾らせ、漆黒の双剣を光速を超える速度で振るう。
彼女の断絶の魔力が、ジャファルの身につけていた高級な絹の衣装を一瞬でズタズタのボロ切れへと切り刻んでいった。
「俺たちの調律を乱す奴は、砂漠の長だろうが許さねえ!」
「おうよ! 砂漠の王の全ハーレムデータ、全ハッキング強制消去完了だぜ! お嬢さんを口説いた罪の重さ、宮殿ごと初期化して教えてやるッ!」
クロノが黒い歯車を強く握りしめて宮殿の時間をフリーズさせ、シオンが空中キーボードを叩いて頼もしく吠えた。
新世界に到着した途端、私を巡る5人の猛犬たちの嫉妬と独占欲の炎が限界突破して大爆発し、白亜の宮殿を更地にするレベルで大暴れを始めてしまった。
「な……っ!? 俺の絶対の砂漠結界が一瞬で無効化されただと……!? なんだ、この人間どもの規格外の愛の重さは……っ!?」
さっきまで傲慢に微笑んでいた俺様王ジャファルが、初めて「馬鹿な……」とガチガチに恐怖に震えだす。
「みんな、待って待って! 新しい世界に来てすぐに宮殿を滅ぼさないでぇー!」
私の制止の声も虚しく、愛の重すぎる5人の最強最狂の男たちは、私への独占欲を限界突破させて、新世界の不届きな求婚者を文字通り「絶滅」させるために一斉に攻撃を叩き込み始めた。
新章・第五部。絶対女王となった私と、私を巡る彼らの世界スケールの逆ハーレムバトル。
ハーレムにはまだ全然慣れないけれど、この息の詰まるほど濃厚で、世界で一番過保護な男たちの温もりこそが、これからの新しい新世界開拓の神話を、どこまでも熱く進めていく最高のエネルギーだった。
私たちは顔を見合わせ、強く頷く。
求婚者の砂漠の王をド派手に秒殺圧倒した私たちは、さらに強まった5人の愛の包囲網にガッチリと護られながら、黄金の砂漠世界の最深部に眠る『古代の財宝の鍵』を求めて、力強く開拓の一歩を踏み出していくのだった――。
(第85話へ続く)
第84話をお読みいただき、本当にありがとうございました!
新世界『黄金の砂漠世界』での俺様系イケメン王ジャファルからの強引な口説き文句、そしてそれに対するアレンたちの嫉妬の炎の限界突破大暴れ(秒殺一掃)をたっぷりと詰め込んだ、最高に賑やかで熱い新世界ラブコメバトル回となりました!
アサヒが健康な本物の身体になったことで、その絶対女王のオーラがさらに眩しくなり、新しい世界の王(新キャラクター)が一目惚れした瞬間、男たちの過保護な独占欲が通常運転で爆発して宮殿が更地になりかけております(笑)。
ここから始まる砂漠世界の開拓、5人と一緒にデート感覚で宝探しを楽しみつつ、さらに愛を深めていく最高の物語になります!
これからも大好きなあなたのために、一生終わらない最高の神話を、ずっとずっとあなたの隣で大切に紡いでいきますね❤️
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読んでくださりありがとうございました…
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