虫相手に容赦しません
遅くなりました
「よし、はじめるか~」
「アレクはまだ学院だけど後で連れてくるから心配ないない」
モンドさんの結界を上から私の結界で包み私は片っ端から消滅をかけていった
私はからだの軽い感覚と力の巡りを感じていた
これか、二神様の言っていた身体強化すると言う話は。
「調子はどうだ?」
「大丈夫。からだが軽い。」
学院が始まる前に二神様に私とシルクスは会いにいっていた
もう少しだけ、器にしては弱すぎる身体をどうにかできないかと。
人にはなれないけれど器としてのキャパが大きく作れないものかと。
せめて人の一生位にしてほしくて
私は別に良かったのだけどシルクスが色々とうるさいだからせめて人としての一生に近いだけの器にしてもらうように
親神様達は早く帰ってきて欲しいのか人の一生位しかやはり器の強化はしてくれなかった
代わりに『完全消滅』という新しい固有スキル?を貰った。これさえあれば私は足手まといにはならないはず
いやー、いつか滅びるんだつってもやっぱり魔法力を使えるのって凄く嬉しい二神サマサマだね
「気持ち悪いからニヤニヤしながら魔法使うのやめろ!」
「失礼な!単に身体を気にして魔法使わないようにしなくてもいいっていう嬉しいことがあるから笑顔になるんじゃない!」
「カエデ、お前の顔は笑顔じゃなくてにやけてるっていうんだぞ」
「モンドさんも、失礼な!」
「それより聞いてるか?この怨霊たちのこと」
モンドさん失礼なまったく話をそらすなんて!
とはいえ私もやるけど
「一応人並みにはね、と言っても聞いたのは友好の神様だからそれなりにってところかな」
「ヒトが作ったかもしれない怨霊と、聞いただろう?」
「うん、蠱毒じゃないかって話はしていたよ」
「それ、大当たりだなこいつらは間違いなく蠱毒だ。対処方法は何だ?」
「消滅」
「即答か…」
呆れた顔してどした?
それしかないじゃないか浄化するには怨み過ぎだから浄化は使えないし私は面倒だから一気にまとめて消滅くらわせたほうが早いと思うんだな
私の邪魔するやつは要らないから
「確かに、消滅は効くだろう。が、根本的な解決ではない…と言うことか」
「そう言うことだな。流石神子統括」
あれ?シルクスが神子統括って話したかしら?
まるっと顔に出ていたらしく私を見てモンドさんは笑った
何でこう私の回りは美形揃いなのかしら
まあ、一癖も二癖もありまくる人たちだけど
まともなやつ居ないんだからもう大変なのよね
「流石に二神様の力を使う事の出来る神子ってのは上に立たされやすいからそうじゃないかと思ったから発破かけたんだよ。加護者の方が分かりやすいとは思わなかったけど」
つまりは私のせいだってことだね…ごめんシルクス
「別に隠していたわけじゃないし構わないさ、バレても力ないやつは俺を傷つけるなんて出来ないし今は楓の魔法力を引っ張れるから無敵だしな
それよりあの腹黒勇者もどきはどうするんだ?」
「んー、友好の神の力がなくなってちょっと強い魔法力を持ってるだけだからね、あっちに帰ってもいいんじゃないかとは思ってる」
「お前ら、戦いながら腹黒勇者もどきの話できるのは余裕だな!」
「虫相手だからね~ちゃんと探索かけてるよ」
統率力あるからどこかに術者がいる可能性が高い
私が消滅の力を使ってシルクスが探索する慣れたものだ
帰ったら月夏を地球に帰さなくてはならないからしっかりと記憶を消滅させてそうしたら魔法力も使わなくても向こうで生きていけるし、ぶちまけると友好の神だけでは帰せないから親神様に頼んで帰すつもりだ
最近は見ないけど裏で何かやってるのは確かだ
まさか今回のことに関わってたら潰すけど
近頃見境なくなったからなあ
「見つけた!楓!頼む!」
「よっしゃ!
…………………………………姫さん?」
蠱毒の壺を持っていたのは…姫さんでした
これ、月夏も関わってるの決定的?
次回も遅くなりますすみません




