はた迷惑な話です
旅の途中で稼いだ魔宝石を媒介にして私の力を濃縮させたから多分怨霊の森を囲う結界に支障はないでしょう
カイルさんに負担かけないようにとの配慮は出来てるから私達は存分に後方を気にしなくてもいい
それに…
初めて知ったんだけど学院が地下に隠してるのが友好の神の神殿だったとは…
じゃあ、仙人が結界はって封じていたのかな?
「ワシは門番じゃからのう…封印はいつからか友好の神子の仕事になってたと先代も言うとった…わしらが目となり友好の神子が扉を開けてしまわぬように神殿を隠してたんじゃが、どうも勇者が現れてから友好の神子は神殿で勇者に加護をつけたいみたいじゃの」
それまたはた迷惑な…
じゃあ、王族から友好の神子が選ばれていたのは近くに神殿があるのを見越して?
学院を上に作ったのは癒し神の神子って事?
「因みに、いつからか癒し神の神子の仕事になったが初代学院長は戦神だったそうじゃ」
「王族を見張るためだね?」
「そうさのう…この国は友好の神の檻じゃからのう」
「…全部の神様の神子の大半がこの国に集まるのって…」
「友好の神の見張りじゃ」
やっぱりそうか
「…流石の私でも友好の神子が見張りだとは考えなかったなあ…」
まさか自分の選んだ神子が解放するどころか出てこないようにするための見張りだとは…
「今回の神子は解放するかな~とは思ったのよね、勇者が現れたから」
あ、カイルさんがおネエ復活だ
体力的にも精神的にも余裕出てきたかな
私達が帰ってきたから皆にも和やかな空気が流れてる
こんな切迫した時なのに笑顔があるって不思議だわうん
「それよりあんたたちはこれからどうするのよ」
「学院に乗り込むよ?…いや、殴り込みかな?とにかく、行かなきゃならないかな?余計なお世話かもだけど
これは親神様達が私に止めろって言ったからね少なからず私は行かなきゃ」
「誰が一人で行かせると思うんだ。同じ神からのお達しがある俺をおいていくのか」
うわー…凄い圧力
かなり怒ってらっしゃるシルクス
でも、あの腹黒バカ勇者に一撃入れるのは多分私じゃないと止められないし
「あのさ、俺たちを忘れないでくれるかな。取り敢えずカエデが何者か知らないけど」
「私達だって二人の役に立つはずよ」
「わざわざここまで来たのに仲間外れはごめんだな」
言いたい放題だな、全く。
でも、心強い味方だきっと
さあ、学院に殴り込みだ




