祓い師のギルドにやって参りました
慣れてるのだろうけどこっちは山歩きする格好じゃないよ!
小一時間歩きづめでギルドに到着
ホントに森の近くでした
しかもでかい。
「オヤジちょっと調べたいことあるからティアドロップ持ってきてもらえるか」
…反応なし
マジでギルマス居るのか?
「ギルドマスター、ティアドロップお願いします」
棒読みだ何が嫌なんだろう?
「いやーね、アタシにようがあるなら入ってくればいいでしょ?」
ちょっと事情があって…とか言ってるけどおネエですか?ビックリだよギルマスがおネエ…しかも下敷きくんに雰囲気がにてるから親子なんだろうオヤジとか言ってたし
「とりあえずこれを乗っけて…落とすなよそれは属性を調べるティアドロップって言う珍しい石なんだ…で、お前は焔、水、風、土、聖…に闇、はあ!?なんだ消滅(物理)ってあ、復活?ってなんだ?」
多分人やそれこそ怨霊?を復活させる事だと思うけど
性格はそこに含まれないと、思うけど…
あーだこーだ聞かれそうになっても答えなんてわからない
むしろ二神に聞いてくれ
だってこんな力なんて今までには無かったから
「…そうだよな分かるわけないか、よし次は魔力の最大値を確認するか」
シルクスは意外と潔い、効率重視なんだろう
「魔力の最大値?」
「それが分からないとせっかくの属性も使えないからな、オヤジ…じゃなかったギルドマスター水晶貸してくれ」
「あら?新しいメンバー?女の子なんて戦神イシュさま以来ね」
「…神様の子供だとよ、しかも戦神、癒し神の二神の」
「…ダイジョウブなの?力の行使はコントロール出来るのかしら」
なんだなんだ分からないぞ
「多分、使えば使うほど強くなるタイプの術者だと思うけど」
「…怨霊退治は二の次ね、最初はコントロールと座学だわ魔法の基礎と歴史に文字も覚えてもらわないと…」
「学院に行かせるのか?」
「初めてよ、こんな膨大な魔力量を持っている子初めてあんたを拾った時の事を思い出すわ」
しゃべってないでそれより
私の処遇!
正直イライラしてるのだから早く終わらせたい
「あ、悪い…これに手を触れて力を流し込むように意識して……うんやっぱ常人じゃないな…水晶の周りが光ってるそれ以上は頼むから水晶に力を流し込まないでくれ。その水晶はかなり高いんだ」
壊してやろうかとも思ったが半泣きになってるギルマスと下敷きくんに免じて止めた
請求されても困るし
「これはいいチャンスかもしれないわよシルクス。彼女を光龍のギルドメンバーにしちゃいましょ」
「…私に特典は?」
「寝床と食事とその駄々漏れな能力の制御方法と使い道の訓練」
「…了解、それで手を打ちましょう」
やっぱり力の使い方は覚えておいた方が良いよねなんか全属性中
重力制御がなくても
「それにしても、シルクスはなんで森に居たの?」
「神様からお告げが来ると森にある二神を祀ってある…お前が落ちてきた所に行くのが習慣なんだ」
「習慣?何もないのに?」
「…確かに。でも大体がなにかしらあるから仕方無い」
「なんでシルクスは私を助けたの?
…神様に言われたからだけじゃないでしょう?」
「まあな、だが、居て良かったよ山賊が出没するんだ山賊退治するつもりだったんだが」
「一緒にいく?山賊退治」
「とりあえず、今日はやめよう。それと、気休めにしかならないと思うが銀の魔力の癒しの効果に俺の魔法を掛けておいた少しは気分違うだろう?」
効いてるような効いてないような……
「一番良いのは俺の使い魔になることなんだが…自然に中和してくれるから
でも、嫌だろう?」
「私のイライラが緩和されるの?」
「いまの…っと名前を聞いてなかったな」
「カエデ、カエデで良いよ」
「んじゃあ、いまのカエデは魔力が強すぎて内に篭っている状態で流れる捌け口を作ってやらなきゃならない一番手っ取り早いのが」
「使い魔…っと。一回なったら終わりなき使い魔の一生?」
「いや、俺が使い魔の契約を破棄すれば大丈夫。
ただし…俺の許しなしに魔法は使えないし全ての力も発揮できない」
「うーん、もしかして初心者はそうするの?」
「まあな、どうする?」
「お願いします」
じゃあ、と額に集中していた力が少し無くなり代わりにシルクスのモノであろう力が流れ込んできた
「よし、終わったぞ」
「簡単なんだね」
「いや、コントロールミスったら爆発するぞ」
「これで、好き勝手に大きい魔法は撃てなくなってるからやりたいときは俺が許可出さないとできないからな…まあその前にコントロール覚えないといけないが」
「頑張る」
「……徹底的にコントロールの仕方覚えさせるから覚悟しとけ」
恐怖だ!!