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前世に飽きた魔王の孫、世界に首を突っ込む 〜退屈だから全部かき回す〜  作者: 暇凡人T
二章 冒険者始動編

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その42 おや?二人の様子が?

 うっ、眩しい。

 久々にこんな明るいところに出たから、体が慣れてないんだろう。

 やっと目が慣れ、周りの景色が見え始める。

 異世界、異世界!

 お、おおお?

 ・・・うーん。

 ただの森だ。

 いや、若干禍々しい…か?

 気分の問題かも。

 というか、俺の心がくすぐられない。

 こんな普通の光景なの?

 ・・・まあ、真っ暗な岩だらけのところよりはマシか。

 とりあえず進んでみよう。

 そうしたらなにか見つかるかも。


 「翔ー。進もー。」

 「あぁ、わかった。先導してくれ。」

 

 翔に声をかけて、俺は自由に歩き出す。

 そういえば…そもそも森を歩くこと自体が久しぶりかもしれない。

 だから、新鮮味はある。

 それに、空気が美味しい。

 さっき普通の光景って言ったけど、これでいいのかも。

 ・・・ほんとにそうか?

 もっとなんかこう…ガッツリファンタジーなものがあるのかと思ってたよ。

 例えば…例、えば…

 ・・・あれ。

 俺は何を望んでたんだ?

 わかんないや。

 ま、これはこれでいいしね。

 少なくとも、最近の迷宮探索よりは楽しい!

 植物とか色々鑑定してるだけで知らないものがいっぱいあって楽しい!

 やっぱり龍迷宮から頑張って出てよかった!



 ・・・飽きた。

 あーきーたー!

 変わり映えしないし!

 魔物出てきたと思ったらクソザコだし!

 もうここの探索飽きたー!

 

 「翔ー…!」

 「ん?どうした?」

 「飽きたし疲れた。」

 「・・・じゃあ、休憩しようか。」

 

 翔に文句を言って、一緒に休むことにする。

 

 「ふぅー。」

 

 息を吐き、俺は座り込む。

 結構移動して疲れたー。

 しかし、人がいないな。

 龍迷宮で出会ってから、全く見ない。

 早く街とか行ってみたいんだけどなぁ…


 「優樹。」


 と、翔に呼びかけられる。

 どうしたんだろ。

 

 「んー?」

 「今から『進化』する。だから、進化が終わるまで俺のことを守っておいてくれないか?」

 「あー、進化か、全然いいよ。むしろ、どんな感じになるのか楽しみだから大歓迎。」

 「迷惑かけるな…じゃあ、頼んだ。」


 そう言って、翔は眠りにつき、進化を始めた。

 今の翔の種族ってなんだっけ?

 鑑定するか。

 ・・・瞬嵐幼龍か。

 じゃあ瞬嵐龍になるのかなぁー。

 それ以外に進化先思いつかないしな。

 てことはめっちゃ大きくなりそう。

 瞬嵐龍はたしかかなり大きかったはずだから。

 進化したら、俺を乗せて飛んでくれたり?

 ワクワクしてきた。

 そういえば、俺も進化できるって言われてたよな?

 翔の進化が終わって、時間が出来たら俺も進化しよう。


 

 ふぁぁぁ。

 あくびが出る。

 それほど、暇だ。

 進化中の翔を見るのはかなり前に飽きたから、今は武器を強化中。

 まだ翔の姿が変わってなかったから…

 そろそろ変わったかな?

 確認確認。

 俺は翔の方向を見る。

 すると、そこには黒く、とても黒く、紫のラインが入った龍がいた。

 あれ?どなた?

 ・・・冗談はおいておいて…かなり様変わりしてる…?

 サイズは…三メートルぐらいか?

 大きくはなったけど、思ったより…?

 てか、見た目よ!

 なに?なんで真っ黒?

 瞬嵐龍じゃないの?

 瞬嵐龍はこんな見た目じゃ…

 前までの翔と同じ、青と薄い緑の龍だったはず。

 それが、こんな見た目に…

 ・・・カッコいい。

 ズルい。

 俺もこんな龍になりたい!

 進化したら俺も龍になれたり…しないか。

 

 「・・・う、うーん…」

 

 お?

 翔起きたか?

 

 「翔?」

 

 呼びかけてみる。

 

 「うっ…ここは…?」

 「起きた?なんでそんな姿になってんの?」

 「ああ…?これは…体がかなり変わってる…?」

 「え?意図的じゃないの?」

 「俺は、魔龍っていうのに進化しただけなんだが…」

 

 やっぱり瞬嵐龍じゃないのか。

 魔龍ってなんだ?

 まあ後でいいか。

 俺も進化したいし。

 翔に頼んでみるか。


 「とりあえず、俺も進化したいんだけど、いい?」

 「もちろん。その間のことは任せて。」

 

 では、さっそく…

 進化!

 おやすみなさーい。



 うーん…

 

 「ふあぁあぁ…」


 おはようございます。

 進化完了です。

 外見の変化は…服着てるから違いがわかんないや。

 まあ、そこまで変わってないでしょう。

 翔に声かけとくか。

 

 「翔ー、おはよう。」

 「ああ、おはよう、進化は終わったか。」

 「おう。まだ休憩していい?ステータスの確認とかしたいし。」

 「わかった、また出発するとき言ってくれ。」


 てことで、ステータスの確認していきましょー!


 種族:魔族 ゴーマ族

 進化ツリー

 名前:ミリル マデリミア(矢島優樹)

 神名:転生魔孫

 年齢:2歳

 レベル:1

 経験値:0/1000

 満腹度:32/100

 ステータス

 HP:5652/5652 MP:4117/4117SP:6413/6413

 攻撃能力:10079 防御能力:5690

 魔法能力:4065 速度能力:6501

 スキル

 {HP回復高速化Lv8}{MP回復爆速化Lv3}{SP回復爆速化Lv7}{満腹持続Lv7}{魔力操作Lv2}{神の声Lv10}{鑑定}{言語理解Lv10}{魔力知覚Lv10}{空間感知Lv1}{並列思考Lv5}{技力付与Lv7}{衝撃攻撃Lv9}{斬伐攻撃Lv9}{貫通攻撃Lv8}{昏冥攻撃Lv2}{呪詛攻撃Lv6}{重力攻撃Lv8}{闇大強化Lv9}{呪い大強化Lv3}{磁力大強化Lv4}{魔孔眼Lv7}{計算Lv10}{未来予測Lv8}{体感時間大延長Lv1}{重力磁場Lv10}{武器生成Lv4}{強奪Lv6}{跳躍Lv9}{紙一重Lv1}{共鳴波動Lv1}{痛覚大軽減Lv5}{視力超増強Lv2}{聴力超増強Lv1}{嗅覚強化Lv5}{触覚強化Lv8}{打撃大耐性Lv6}{斬撃大耐性Lv3}{貫通耐性Lv8}{草耐性Lv6}{毒耐性Lv9}{土大耐性Lv1}{風耐性Lv7}{闇大耐性Lv9}{呪い大耐性Lv4}{睡眠耐性Lv8}{磁力大耐性Lv4}{集中力大増強Lv5}{生命力大増強Lv9}{魔力大増強Lv4}{技力超増強Lv2}{攻撃能力超増強Lv5}{防御能力大増強Lv9}{魔法能力大増強Lv3}{速度能力大増強Lv8}

 魔法

 {常闇魔法Lv4}

 闘法

 {命闘神法Lv6}{魔闘神法Lv4}{技闘神法Lv7}{体神術Lv4}{刀剣神術Lv3}

 修練結晶:36

 スキル一覧表

 魔法一覧表

 闘法一覧表

 得意属性・苦手属性


 ワァ…

 ステータスは全部五百以上増えてるし、大体のスキルのレベル上がってら。

 やっぱ進化の恩恵ってデカいな。

 よし、新スキル確認するかー。


 空間感知:感知範囲内の全ての事象を感知する。感知する対象は限定可能。


 物体感知がついに進化か。

 これで完全に全部感知できるのかな?

 魔法の発射されるところも見ずにわかるとか?

 ならかなり使えるかも。

 次。


 体感時間大延長:体感時間をかなり延長する。


 まあ、ですよね。

 進化前と似たような説明。

 たしかに、さっきより周りの動き遅いわ。

 単純に対応力上がった。

 次。

 

 紙一重:攻撃を最低限の体力で回避可能になる。

 

 んん?

 なんこれ。

 回避の進化スキルなんだろうけど…

 なに言ってるかわからん。

 ・・・使ったらわかるか。

 次の戦闘まで、保留。

 ラストー。


 共鳴波動: 攻撃に共鳴波動を纏わせることが可能になる。共鳴波動は、物体に共鳴し、拡散する。


 波動の進化か。

 これも使わないとわからんな。

 保留で。



 よし、終わったし進むか。

 

 「翔ー、進もー。」

 「了解、先に行ってくれ。後からついていく。」

 「おっけー。」

 

 ・・・街…ないなぁ。

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