その4 生きたいので強くなることにしました
「^^、=<%*+^=‘“。」
また増えたよ・・・
なんかクソでかい荷物持ってるし。
中に入ってきたのは、筋骨隆々で1つ目の怪物だった。
でも、声的に男かな、半裸だし。裸を恥ずかしがる文化があるかは知らないけど。
男って事は俺の父親の可能性もあるのか。
じゃあ暫定俺の父親としておこう。
「€<、^<^*%“。」
「‘<*。€<*|;“*>。」
荷物を置いて、ベッドで寝ていた女と話し出した。
相変わらず何言っているのかわからん。
[スキル{言語理解}を獲得しました。]
[獲得したスキルのレベルは、1です。]
お、新しいスキルゲット。言語理解か。翻訳機能でもついてるのかな?
「で€、=*”な_|\>よ。し<“+^わ。」
「ま=、;>^な”<|^い>“*‘い*。」
「も;。”*^は*^+>て“;・%か\。」
一部日本語に聞こえる。めっちゃ変な感じ。結局何言ってんのかわかんないし。
まーこのスキルもレベル上げてくしかないか。
「だ*$+%い\“?」
「い;$+。;も$>^*う€<。」
うげ。抱き抱えてられてる。気色悪い。
「うあー!あー!」
目一杯の抵抗をしてみる。無駄だと思うけど。
「や%=|*ん_=<“い%。_*<な|$。」
やっぱり脱出できなかった。クソッ。
ん?なんか一瞬だけど暫定俺の父親に睨まれた?まさか、俺が転生者ってことに気づいてる?
いやそれはない。見た感じ完全に赤ん坊だろ。多分睨まれたのは気のせいだったんだろう。
さすがに赤ん坊を睨むはずもないし。
ん?なんか窓の外からこっちを覗いてるやつがいる。フードかぶってて、顔が見えなくて、めっちゃ存在感が薄い。
というか窓から覗いているから不審者確定。
一応あの怪物たちに覗かれてること伝えたいんだけど。
「あーう!」
とりあえず声出して指差しとけばいいか?
「ん?;“*、“て、=^>*さ%!」
バリバリバリン!
は!?窓割って入ってきた!?
そしてフードの下が露わになった。
「ひ”%*+!」
不審者の顔は人間と違いがない、と言うか人間だった。
不審者は短刀を取り出しつつ俺たちの方に向かってきた。
嘘だろ?俺の人生ここで終わり?
俺をベッドに置いてあった荷物を手に取った暫定俺の父親は、荷物の外側を手早く外し、ハンマーを取り出した。
あの荷物武器だったのか。
「ふ+*!」
グチャッ!!
暫定俺の父親は一撃で相手の頭を潰した。
うわグロっ。血の匂いするし。てか人殺していいの?助かったけど。
「だ“;$€く*%”*!ひ%^*+こ%;\$い<€!」
というか人が1人死んでるのにこの感じの俺もやばいな。
人としてどうかと思うわ。もう人じゃないけどな。
この世界が争いが多い世界なのか?いや、地球も中世ヨーロッパはこんな感じだったかな?
なんにせよ、こんな感じに戦わなきゃいけない世界なら強くならなきゃ生きていけないと思う。
それなら、強くなろう。
え?戦わないように訴えればいいだろって?
ムリムリ。俺にそんなことを言える勇気もないし。影響力もないしな。
というかそれでやめるのバカだけだろ。
とりあえず今後の目標が決まったな。
この世界で生き延びるために強くなる。
スキルをゲットしつつ、ゲットしたスキルのレベルを上げる。それで強くなれるのか心配だから、一応体も鍛えとく。
そういう方針で。
「ご>%^*か!?““€+ヌ_=!」
「だ%\;*ぶ^。“€*が%+”=く_;^。」
あ、また増えた。
見た感じ上下関係があるみたいだな。やっぱ俺の親は権力者なんだろうか。
まあいいわ。とりあえず、現状はただの無力な赤ん坊だから、まずは自力で動けるようにしておけば安心かな。
「ミ*<+“は?$\>%す€?」
「だ|‘*=!も%、’^*い“^*$ん<^+。」
[スキル{言語理解} のレベルが上がりました。]
[レベルアップ後のスキルレベルは、2です。]
よし!レベルアップ!
さて、どうなったかな?
「ま%か$^ま_ひ|€く“く=>は、、、こ+ご*;び_も$%ふ;し“€ほ\が++で^ょ=|?」
うん!まだわからん!こりゃ大変だぞ?まぁ改善してるだけましか?
そうだ。天の声に質問していかないと。
襲撃があったせいですっかり忘れてた。
まだ周りはバタバタしてるけど、無視して質問していこう。