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その3 どうやら転生したようです

加筆修正版です

かなり変わってます


 「ううん。」


 おはようございます。

 いい朝ですね。

 結局寝ちゃったよ。

 まぁ、「おはようございます。死んでました。」とかじゃなくてよかった。

 今は、周りに何もいない?

 いや、いるけど眠ってるっぽいな。

 なら、今のうちに逃げれるんじゃないか?

 体うまく動くかな?

 [スキル{神の声}を獲得しました。]

 [獲得したスキルのレベルは、1です。]

 [今後、スキル{神の声}によるナレーションを開始します。]

 [ご利用、よろしくお願いします。]

 ・・・は?

 はあ!?

 え?

 なにかが脳内に響く…?

 ちょっと待て、待て。

 今何が起こった?



 まず、俺は体を動かそうとしただろ?

 そこで、謎の声が聞こえてきた?

 ・・・うーん、整理してもなにがなんだかわからんな。

 俺の頭がおかしくなったのか?

 ・・・否定できないのが悲しいところ。

 もしくは、超能力に目覚めた、とか?

 いや、もし目覚めてたとしてもこんな能力いらんわ。

 ハズレすぎるだろ。

 うーん…

 ・・・あ。

 ラノベ的展開なら、もしかしたら…

 この、スキル?がある世界に来てしまった、とか?

 アホなこと言ってるのはわかってる。

 だけど、この説が一番しっくりくる。

 あんな怪物がいる説明もつく。

 俺の体が動かないのも、世界を移動したせいと思えば…

 それは飛躍しすぎか。

 でも、それだと体が小さくなった謎が残るな。

 ・・・いや、よくラノベとかである転生と考えれば説明がつく、か?

 俺…ラノベ脳すぎるな。

 だいぶ頭おかしい結論だけど、そう考えてもいいぐらいには、今の状況はおかしい。

 とりあえず、転生と考えて今後は行動していこう。



 転生かー。

 てことは俺、死んじゃったのかなぁ、あの衝撃で。

 マジかー。

 じゃあ、あの教室にいたやつ全員死んだ?

 全員一緒に転生した?

 ・・・いや、これは考えても無駄だ。

 とりあえず今を生き抜くことだけ考えよっと。

 で、あの声はなんて言ってたっけ?

 たしか…


 <[スキル{神の声}を獲得しました。]

 [獲得したスキルのレベルは、1です。]

 [今後、スキル{神の声}によるナレーションを開始します。]

 [ご利用、よろしくお願いします。]>


 って言ってたよな。

 ナレーションってなんだ?

 なにか説明してくれるのか?

 ・・・応答なし、と。

 今なにも言わないし、わかんないな。

 なんかが起こったときに説明してくれるぐらいに考えておこうかな。

 スキルはまぁ、そのまんまの意味だろう。

 ゲームとかだとスキルを覚えると技とかできるわけだし?

 それぞれのスキルによって色々できるとか?

 わざわざスキルのレベルも言ってくれてるんだから、レベルによってなんかあるんだろう。

 スキルのレベルが上がると効果が上がったりする感じかな?

 神の声のレベルが上がったらどうなるんだろう?

 会話できるようになるとか?

 ・・・それはそれでうるさそう。

 まぁ勝手にレベル上がるだろ。

 その時に試そう。



 そういえば。

 とりあえず俺は転生したと考えてるわけだが。

 俺は一体なにに転生したんだ?

 まあ一番可能性が高いのは、あの怪物の子供だな。

 近くにいたのあいつらしかいないし。

 もしそうだとするなら、俺にも角とかあるんじゃないか?

 調べてみよう。


 ゴソゴソ、モゾモゾ…


 お、角があった。

 でもそれ以外はなんもないなー。

 てことは俺はあのベットで寝てたほうの子供の可能性大なワケだ。

 鱗とかないしね。

 じゃああいつは、暫定俺の母親としておこう。

 ていうか、この部屋めっちゃ豪華じゃない!?

 ホテルのスイートかな?

 なのに電気がない…?

 ランプぐらいしかない。

 中世ヨーロッパぐらいの文明の発達具合か…?

 いや、勉強してないから中世ヨーロッパがどれぐらいのもんなのか知らんけどね?

 それでも豪華な部屋にいるってことは、俺って権力者の子供なんじゃね?

 快適なニート生活が過ごせるかもしれない。

 ニート最高ー。

 ・・・ニートになったことないけど。

 権力者の子供でありますように!

 神様お願い!祈ってあげるから!

 [スキル{神の声}のレベルが上がりました。]

 [レベルアップ後のスキルレベルは、2です。]

 [スキル{神の声}の新機能として、質問ができるようになりました。]

 レベルアップ!?

 タイミング良すぎない!?

 俺の祈りに判断したんかね?

 別になんでもいいか。

 結果レベル上がったわけだし。

 で、質問かー。

 聞きたいことなんか山ほどあるからなー。

 ・・・じゃあ、俺の種族を教えてください!

 [あなたの種族は魔族、マデル族です。]

 おー!すごい!

 種族は魔族かあ。

 魔族って、ラノベでは人間の敵で描かれることが多いけど、そこんとこどうなんだろ?

 まあ、聞いてみればわかるか。

 魔族とはなんですか。

 [質問対象外です。]

 聞けないんかい!?

 ケチ!

 なんで…?

 対象外…ってことは、まだレベルが足りないとかかな?

 そもそも聞けない可能性もあるけど。

 それはレベル上げて見ないとわかんないな。

 なら、たくさん質問してどんどんレベルを上げていこう。


 ガチャ


 ん?

 ドアが開いた音したぞ?

 誰か来たのか?

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― 新着の感想 ―
初めて読みますが、なんか先が気になりますね。時間を取って読んで見ます。これからも頑張って下さい。
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