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『愛』なんて無いから  作者: ギプス


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ファミリーレストラン

「おめでとうあーちゃん。」

「ありがとーやーくん。」

「お祝いさせてよ。服とかなら買えるよ。」

「えー!いいの?今週みんなで買い物行くからやーくんもくる?」

「行っていいの?」

「もちろん!」

 とっても浮かれている紫陽花あおに計画を仕掛ける。


「やっほーつむぐ君」

「やーくんやっほー」

「つむぐんもきたんだぁ」

 紫陽花あおたちが待ち合わせの場所で声をかけられる。

「そう、お祝いしようと思って。」

「へぇいいところあるじゃん。」

「えなんかつぼみつむぐ君と仲良さげじゃん。」

「はぁ!いやいや、ないない。」

「ひどいよお、花束さん。」

「はぁ……」

「ふふっ仲いーんだね。」

「よくない!」

「お店の予約あるからいくぞー。」

「はーい。」

 紫陽花あお、花束つぼみと笹野はるという僕の髪で遊んでいた少女と僕はファミリーレストランに入った。

「つぼみつぼみ。最近このミックスオカズってやつが激熱なんだよね。」

「へぇ、ってこれハンバーグとエビと、主役一だけ詰め込みましたみたいなメニューじゃん。」

「でしょ。たのむべ。」

「たのむぅ。」

「ふふっじゃあ私サラダたのもうかなー?」

「じゃあ僕カルボナーラにしようかな。」

 注文をスマホで済ませドリンクバーにドリンクを入れに行く。

「このさドリンクバーに貼ってある混ぜるドリンクの奴なんか抵抗感あってやれないんだよね。」

「わかるぅ。普通にジュースのみたぁい。」

「僕はドリンクバー頼んでないからお水いただくね。」

「私もー。」

「じゃあ私紅茶にしようかな。つぼみは?」

「あったかいかふぇおれぇ。」

「じゃあ僕たちは席に戻っておくね。」

「ん。はーい。」

 紫陽花あおは僕と遊ぶことで一番下ではなくそうとしている。彼岸しのに虐められていた可哀そうな被害者を紫陽花あお陣営と仲良くさせることによってまだ一部に残っている。僕への蔑みをないものにしようとしている。

 彼女のやることは善だが僕には邪魔だ。

 僕と紫陽花あおは席に着く。

「あーちゃん。この後ちょっといいかな?」

「ん-?どーしたのー?」

「花束さんにねサプライズをしようと思っててね。」

「そんなに二人は仲よかったんだ。」

「じつはね。ちょっと前から交友があって。」

「彼岸しのことで相談?」

「そうだね。」

「何かクラスが浮かれてるのは君の()()()なのかな?やーくん。」

「浮かれている理由は彼岸しのに罪を背負わせた事と君たちが甘ーい雰囲気を醸し出してたからじゃないかな?」

「私のつぼみからね。よーく聞かされてるの。君の前で気を抜いちゃいけないって。」

「なんのことかな。僕はサプライズの内容を一緒に決めたいだけなんだけど。」

「何が起こるかわからないからね。私はいけないごめんね。」

「そうか……それは残念。ほかの子あたりに聞いて頑張ってみるよ。

 仕方ないから花束さんと、()()()行ってこようかな。」

「……いかないんじゃないかなあ。」

「まさか知らないとは言わないと思うんだけどあの子は押したら流されてくれるよ。」

「……っ、いいよ。諦めてあげる。」

「ふふ、ありがとう。」

「おぉい二人でなぁに言ってるのぉ?」

「いやあなんにもないよー。」

「ご飯届いてるから食べよっか。」

「はーい。」

 そうして僕たちは美味しいご飯を食べた。

 最後の晩餐はとってもおいしかった。

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