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『愛』なんて無いから  作者: ギプス


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証拠写真

「それじゃあまたねぇ」

「ウチらはこっちの電車何で。」

花束つぼみと笹野はるは電車に向かって行った。

「はぁ…で、どーするの?どうやって私を嵌めるつもりなのかな?」

「そんなつもりないさ。」

「あるね。目がそう言ってる。」

「もし嵌めるつもりだとして、どうやって嵌めるのか僕には見当がついてないんだよ。教えてほしいぐらいさ。」

「っは、もし私たちを離れ離れにさせたいんなら、どちらかを殺すしかない。」

「そこまで自信があるのはいいことだね。」

「やーくんだって自信はあるんだろ。」

「まあね。」

「それで、やーくんプレゼントはどれにするんだい?」

「それがわからないから君に一緒に来てほしいといったんだけどね。」

「ふーん。ほんとに悩んでたんだ。」

「本当だよ。疑ってたのかい?」

「もちろん。」

「失礼だなあ。」

「で、どれがいいかだけど。多分香り系の何かがいいと思うよ。」

「香り系って言うと、香水とかハンドクリームとかかい?」

「そうだね。メイク系は当たりはずれがあるし使いずらかったりする。服はサイズとかもろもろでプレゼントには向いてない。ポーチ本雑誌エトセトラetcは消耗品じゃないからあんまりサプライズには向いてない。

だから消耗品の香水やハンドクリームとかがいいかな。」

「やっぱりこういうのは異性に聞くのがいいね。ためになる。」

「つぼみちゃんはどれが好きなのかな……オレンジとか?」

「柑橘系はつぼみに似合うけど、つぼみ自信はそこまで好きじゃないとおもうな。」

「そうか……なら。どれがいいと思う?」

「んー、カラメル系かハニー系のがいいと思うな。」

「どっちにしようか…」

「私はー」

「「こっちがいいかな」」

あー、

僕はハニーを彼女はカラメルを同時に指さした。

「あははーやっぱ私らは分かり合えないみたい。」

笑いながら

「ふふ、僕もそう思うよ。」

くしゃり

僕らは笑いあった。

「せっかく君が選んだんだ。ハニーにしなよ。」

「お言葉に甘えようかな。」

お会計を済ませ店を出る。

「ホントに花束ちゃんが好きなんだね。」

「うん。それはね。ずっと私の事好きでいてくれた。大事な人。」

「それは微笑ましいね、そんなにずっと甘いんならそりゃああんなに甘いムードになるわけだ。」

「ふふっ、まあ、あんまりお祭り騒ぎだと、困っちゃうけどね。」

苦笑いをする彼女はまるで可憐な少女だった。


ピコン


「そうだ。」

「なんだい?」

「やーくんの好きな匂いはどんな匂い?」

悪だくみをする表情。彼女は隠せていると思っている表情(それ)は滑稽極まりない

「そうだね。僕はこれかな。」

青色のハイドレンジア

「へー、いいじゃん。センス良し」

自分が舞台を回しているといった表情。

花束つぼみの忠告どうり何もしなかったなら僕の計画はまったくもって立ち行かなくなっていた。

紫陽花あお、君の傲慢さそしてうっかり加減は、やっぱり分かり合えないよ。

「ふふ。」


「じゃあね。」

「うん、またね。」

僕らは分かれ家に帰る。

道中僕は珍しくカフェによった。

「いらっしゃい。」


「お(・)ふ(・)た(・)り(・)さ(・)ん(・)。ま(・)た(・)悪(・)だ(・)く(・)み(・)か(・)い(・)?」

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