終わりからの始まり
新次世代型精神フルダイブシステムオンラインゲーム機MOTHER
ヘッドギア型かと思いきやヘッドホンに薄いオレンジ色のした液晶
回りから見ればスポーツ用のサングラスと見た目はあまり変わらないかのようなそんな雰囲気である
母体が発売されたのはもうかれこれ7年前
その頃は俺も中学生でゲームにドがつくほどはまっていた
それまでは画面に写してプレイするテレビゲームが流通してきたなかで、急にそれは名乗りをあげた
大手ゲームメーカーほぼ全社が協力して作り上げた最高傑作といっても過言ではない
はじめてでた最新型の名前はリングボード
今度発売されるのはその三世代目だ
リングボードが発売されたはいいが肝心のゲームがあまり人気が伸びなかった・・・・
それが続き廃止されようとしたちょうど五年前
不調続きだったゲームのなかで一際異才を放つものが発売予告された
その名も「WORLD 」
武器や魔法も多くはなく、キャラ種族は四種類程度
それなのに何がすごかったか
ただひとつだけ
「フィールド」
広さは地球の二倍、ダンジョンは公開されていた一部分だけでも50種類以上
天空や地上、地獄などフィールドが広い上にそれが何層かあるのだからすべて見て歩くだけでもかなりの時間を要する
ただそれだけなのに買った人たちからはすさまじい反響を呼び、瞬く間にゲームランキングで圧倒的差をつけ堂々の一位を獲得
月間ランキングでは一年間もの間一位を独占し続けた
そして俺も友達と始めることになった
始めて半年ほどでレベルは40を越えた
早いほうかといえば早いだろう
休みの日はずっとインし続けていたのだから
俺のなかで一生に一度の出会いと言えるほどの衝撃を受けたのはその頃だっただろうか
俺はその日、地獄へとやって来ていた
目的はと言えばレアドロップの両刀
だが地獄へ来たのはナビにつれてきてもらったのを含め3回目
調子にのってモンスターを倒し続けていたらいつのまにか、見知らぬところへ来てしまった
「やっべ、ここどこだろう・・・・・」
いつもなら友達と来ていたため帰還アイテムも貰えたが今日はそれを持たずに単独で来ていた
「しっかりアイテムぐらい用意してくるんだった・・・・」
自分がどこにいるのかわからずに歩いているといつのまに集まってきたのか回りをデーモンに見えるモンスターに完全に囲まれていた
「これはさすがに終わったかな・・・」
と剣を構えたときだった
「おい、坊主ここはあぶねぇぞ!」
どこからともなく声が聞こえたかと思うと後ろから勢いよく敵を飛び越えて目の前に現れたのは190cmはあるだろう、体格のいいおっさんだった
でもそれだけではなく特に目を引いたのが
「それって武器なのか・・・・・・?」
俺が聞いたのは背中にかついであった大剣いうよりそれよりもでかいただの鉄の固まりにも見える武器だった
「お~、これか?これは俺の相棒もとい、鬼専用の武器!大鬼王剣だな」
それからの会話や出来事はあまり覚えていないが俺はあの武器に憧れた
憧れというより恐怖からくる興奮だろうか
俺もあの武器を振り回したい!
そんな思いを抱きつつゲームの提供帰還が終了したのはそれから一年後だった・・・・
その後あまりはまるゲームは見つからず今は大学二年生
あまり楽しく思わない生活に転機がきたのはそのときだった




