【二篇】何かを洗う雨・洗礼の夜
雨の日シリーズ。
プロンプト「雨が空を洗っている 登場人物は一人」で詩を作って
何かを洗う雨
急に降り始めた強い雨が
こちらの都合などお構いなしに
ためらうことなく空を洗いだした
降り始めの雨は
空の汚れを抱えたまま落ちてくるせいか
少しだけ独特の匂いがする
汚れを纏った雨水が
落ち葉と競うように
出口を探して道端を駆け回っている
雨は空だけでは飽き足らなくて
地上にある木々や構造物も
まとめて洗い始めた
私の中の何かも
一緒に洗ってくれればいいのに
◇
洗礼の夜
雨が空を洗っている
ぶ厚い雲の向こう側にあるはずの
本当の青を 取り戻すかのように
部屋の灯りを落とした窓辺で
僕はただ その容赦のない手際を見つめている
ガラスの向こうで叩きつける水滴が
都会の煤けた夜を 激しく削ぎ落としていく
これほど激しく世界が洗われているのだから
一人きり佇む僕の心も
少しは綺麗になってもいいはずなのに
胸の奥に残る柔らかな痛みと
行き場のない後悔だけが
どうしても 洗い流せずに残っている
置いてけぼりの僕を 部屋に閉じ込めたまま
外では雨が 容赦なく世界を塗り替えている
明日 雨が止んだ時
僕はどんな表情をして
見違えた世界と対面すればいいのだろうか
「何かを洗う雨」:Copilot使用。タイトルは自作案の他、複数の案を出してもらったが、最終的に自作タイトルに決定。プロンプト生成物から大幅に改稿したため、結果的にこの作品は「AI間接利用作品」として完成。
「洗礼の夜」:Gemini使用。改変率かなり低め。
同じプロンプトなのに、初回生成物からの改変率がここまで異なる作品が完成したのは意外でした。
明日は、今日のプロンプトの派生形になります。
今回も最後までありがとうございました。




