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惚気ないでください!社長

モテモテ課長


pixivでも投稿しております。キャラクターイラストも上げているので是非覗いてみてください


【呼び出しの話】




アンデッド課に異動になって2ヶ月弱経った、、、だが俺は今日こそ辞める!そう思い立った訳は






「今日は流石に居るよな、、、社長」





そう。社長代理の社長の娘である市野 番子さんに呼び出されたからだ





「これはまたとないチャンスだ!」

「何がでございますか。不詩さん」

「うわっ!?いつのまに、、、」





背後に社長秘書である鶴さんが立っていた、、、俺って後ろを取られやすいのか、、、!?






「社長がお待ちです。どうぞお入り下さい」

「はい。ありがとうございます、、、」






相変わらずクールな人だ、、、でも大人っぽくてちょっと憧れる







「失礼します」ガチャ

「おー!来た来た。待ってたよ不詩君〜」

「お待たせしてすみません!社長」

「もー、、、堅苦しいのは無しって言ったじゃん!番子ちゃんって呼んでよ!」

「それはちょっと、、、」






あれ?何かデジャブ、、、やっぱりこの人課長そっくりだ







「それで、、、何で俺、、、呼ばれたんですか?」

「あー!そうだった!単直に聞くけど、不詩君ってさアンデッド課に居るのってぶっちゃけ辛いでしょ」

「!」





これは試されているのか、、、!?ノーと言わなきゃクビ的な、、、でもどうせ辞めるつもりなんだしここは、、、!





「はい!辛いです!」

「あははっ!素直でよろしい!やっぱ不詩君見込みあるなぁ」





何故か逆に褒められている、、、!?





「でも良かったな、不詩君みたいな素直な子がこの会社にいて!ほら、うちの会社アンデッド課が出来てからさ、上部だけ取り繕うアンデッド差別者ばっかり目立っちゃってて、、、見てて苦しかったんだ〜」

「そうなんですか、、、でも俺も最初はそうでしたよ?」

「最初はって事は今はそうでもないんだ〜」

「はは、、、」






また俺は自分で墓穴をほってんな、、、!





「やっぱりおとーさんの言ってた通りだ、、、」

「何がですか?」

「こっちの話!それで、そんなに辛いのに何でアンデッド課に耐えられてるの?」

「耐えてる訳じゃないです、、、ただタイミングと、課長のオーラのせいって言うか、、、」

「分かる!陽は有無は言わせないぞってオーラ出してくるよね〜、無意識で」

「分かります!」

「でも太陽みたいで心地良いんだけどね」




それは分かりません、、、





「よし!やっぱり決めた!」

「?」

「私不詩君手放したくない!」

「なっ!?」





終了のお知らせ!?





「いや!?俺辞めたいんですけど!?」

「うんうん、そう言うと思ったよ、、、!だから今日は一つ、交渉をしたいなと思ったの」

「な、、、何ですか一体、、、」

「アンデッドスラムって知ってるよね?」

「一応、、、アンデッドが多くたむろしている地域ですよね、、、」

「そ!そこに行って欲しいの」

「無理です」





この人は笑顔で何て事言うんだ、、、





「ちゃんとアンデッド課みんなでだよ?この前陽の強さ見たでしょ?」

「見ましたけど、、、何でわざわざアンデッドスラムに、、、?」

「実は人間の10歳ぐらいの女の子がスラムに出入りしているのが分かったんだ」

「いつもニュースで事件が取り上げられているあんな危険なところに10歳の子供が!?」

「そう、危険なの。だからアンデッド課のお仕事って訳!」

「それは分かりましたけど、、、何で俺まで?」

「君に見て欲しいんだよ。アンデッド課の凄さを」

「もう十分過ぎるぐらい見ましたけど!?」

「いいや!まだ見てないよきっと!アンデッド課って凄いってところ!それに特別ボーナスも出すよ」

「ボーナス、、、」

「えーっと、、、ゴニョゴニョ」

「そんなに!?嘘じゃないですよね!?」

「うん!おとーさんが言ってたからほんとだよ!どう?見に行くだけでこんなに貰えるなんて、、、破格だよ?それにこの仕事が終わったら辞めても良い!」

「行きます」






決して俺は金に目が眩んだ訳じゃない!あくまでアンデッド課が本当に子供を救うのかを確かめたいだけだ!あと辞めたい






「よおし!交渉成立!じゃあ不詩君お仕事に戻って良いよ〜!」

「ありがとうございました」

「あ!ちょっと待って、陽に絶対女の子には怪我一つさせないでって伝えといて!」

「はい!伝えておきます。社長、課長の事が心配なんですね」

「ほんとにそうなの!」




やば、、、いらん事言ったかも!?





「陽ってほんと馬鹿ちんだからさ!この前だって依頼人の人と揉めてきてさー、手は出さなかったけど相手怒っちゃってて和解するの大変で〜!まあそういう陽が良いんだけどね!って聞いてる不詩君?」

「きっ、、、聞いてます!」




この人、、、喋り出すと止まらない人だ!というかもしかしてこの人も課長の事、、、





「それで陽ってば〜!」




、、、好きなんだな

何でこんなにモテるんだあの人、、、





その後社長の話は止まらなかった、、、俺は一日中この人の惚気話を聞かされたのだった、、、




【鶴の話】


ワタシは鶴 鶴丸。決して洒落ではない。本名だ


「社長。話はどうでしたか」

「鶴!うんバッチリだったよ!あとは不詩君がアンデッド課の事ちゃんと見ていてくれるかだけ」




相変わらず番子さんは可愛らしい、、、愛らしい、、、!




「よほどお気に召しているのですね。彼のこと」

「うん!だって素直で優しい人だもん!おとーさんの言っていた通りのね」

「そうですか。ワタシにはただの馬鹿正直のお人好しにしか見えませんがね」

「またそういう言い方して!もっとポジティブで行こうよ!」




怒った顔もまた、、、





「ところで話がとても弾んでいたようですが、、、」

「そうなの、、、不詩君に申し訳ない事しちゃった、、、」

「と、言うと?」

「陽の話いっぱいしちゃったの」

「、、、」ピクッ




あの憎き日向野 陽、、、!!!平常心、、、平常心





「そうなのですね、、、!」

「うん!陽ってばほんとに馬鹿ちんだよねっ!鶴もそう思うでしょ?」

「はい、、、!」

「でも、、、そこがまたフォローしたくなるっていうか、、、」






その後番子さんの話は止まらず、、、ワタシは憎き宿命の相手である日向野 陽の話を散々聞かされたのであった、、、





市野 番子

156cm アホ毛あり

十阿留会社の社長の養子娘。現在不在の社長の代理社長をしている。

天真爛漫で大食い。

日向野の幼馴染で施設で育った。

話が長く惚気が多い。日向野の事が大好き





つるつるつるまる

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