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間違い転生者 ~異世界で素敵な仲間と生きて行く~  作者: 姫野 りぉ
第一章 間違いの始まり
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ユウナの覚悟


「本当に大丈夫?」

「心配ない、こう見えて私は剣術スキルは、5もあるんだ、それに同行する騎士達も手練れだ」


「マリア┅なんで騎士団が護衛なんて?」

「護衛じゃない迎えに行くんだ、向こうも待ってる」

「でも険しい山を超えるんでしょ?たった5人だけで行くなんて無謀よ!」


「ユウナ、私を思ってくれてありがとう、だが私は騎士団所属の騎士なんだ、助けを求めるヒトがいたら行かねばならん」

「もう!マリアのわからず屋!父さんも嫌い!知らない!」


「「ユウナ!」」


彼の町では優奈が何やらご機嫌斜めのようだ、もうスッカリこの世界のユウナに馴染み、これ迄生きていた[ユウナ]の生活を我が身としている


しかし、どうしても前世の知識と常識が邪魔をするのだ、今も好き好きマリアがたったの5人で魔物や盗賊だらけの山越えをして、どこぞのお姫様を迎えに行くと言う


理解できないのが騎士団が何故迎えに行くと言う事、それ程大事な相手なら5人では無く1師団を送るのが当たり前だ


そして1番気に喰わないのがマリアは女だ!強いと言っても女の子の力は知れている、優奈にとって綺麗で優しい伯爵令嬢が危険で野蛮な事をするのが大嫌いなのだ


そう!優奈自身まだこの世界を理解してなく、その心の脆さと本当の怖さに気付いていない

剣と魔法の世界、命が軽くモンスターが当たり前にかっ歩する世界だとユウナは自覚しているが優奈はまだ知らなかった


この間違いは突然転生してしまった事に起因する、目が覚めたら怖い世界に来ていたのだから仕方ない

何となく感じてはいるが、自我が優奈となった今はあの平和で危険の欠片も無い世界の住人にしたら思いもしない事ばかり


「ユウナはなんだか変わったな?ベランダから落ちて頭の打ち所が悪かったのか?こう┅弱くなったと言うか?優しくなったのか?」

「そ、それはどうかな?アハハ、でも心配するのは当然でしょ?」

「うむ┅前は笑顔で送ってたが?」


「確かに変わったな、私を何故避ける?前はベッタリだったのだが?」

「アハハ!ユウナも年頃だ!父親にベッタリの方が気持ち悪い!」

「ウググッ!ユウナは大事な娘だ!たとえお前の様な格闘馬鹿を姉さんと慕っていてもユウナに戦いなどさせん!」


「だけど団長、護身術くらい身に付けてないといざと言う時に危ないぞ?」

「この子は聖属性だ、もしもの時は神様が守って下さる、それに光魔法で結界も張れるんだ、無作法な剣術など必要無い!」


っとまぁ父親のユリシズ団長は我が子可愛さの余りかなり過保護の様だ

ユウナ好き好きマリアはそれを心配する、何と言ってもユウナは狙われる立場の身の上だからだ


光魔法が使え回復魔法も中級が使える、何と言っても聖属性持ちだからだ


神の使徒もしくは神の声を聞く者としてこの世界では聖属性持ちは数える程しか存在しない

ユウナの様な聖属性持ちが国にいればその国は神により守られるとまでされている


だから狙われる、他国からは聖女招致としてユウナを招くと王宮ヘ申し込みが多い

愚かな事だ、ユウナが、否!使徒が怒ればその国に罰が下ると言うのに┅


アルムント王国王、ケンネルト王は聡明で賢い、臣下がユウナを王宮に囲む事を進言しても笑って取り下げた


もしユウナが本当に神の使徒で有った場合過度の待遇で不快に思われたら国が危ういと知っていたのだ


聖属性持ちが200年ぶりに現れた、帝国は今にも隣国アザルード国へ戦争する構えだ、そして度重なる異常気象で飢饉に喘ぐ領土もある


この王国は危機に近付いているとケンネルトは感じている、そんな時に使徒を刺激したくないのが本音だ


知人の現司祭カイムは王都教会本部で枢機卿時代何度も会っている人物、その元で神官女として能力を民の為に使い、父親は騎士団長なのだ、賢王としては見守る事が正しい判断だと自負していた


そんな周りの事等知らない優奈はお気楽に異世界を楽しんでる

町のヒト達は顔見知りで優しい、孤児院の子達も懐いてる、そして治癒院での仕事が楽しくて仕方ない

魔法でケガや病気が治せるのだから興奮ものだ!

実際!優奈は魔法にはまってる、光魔法を試して驚き感激する


優奈の心配を他所にマリアは任務に向かった、それが罠とも知らず┅┅



ねぇ?ホ~ちゃん?マリアちゃん行っちゃったけど大丈夫かな?

『大丈夫とは言えないねぇ、あの山道は怪しいわよ?』


えっ!怪しいの?どんな!怖いモンスターとか出るの?

『モンスターより怖いわよ、盗賊が待ち構えてるわ』


もぅ!だから言ったのに!お父さんに言って辞めさせよう!

『無理よ、もう近くまで行ってるわ、でもまぁ大丈夫みたいよ、フフフ』


何よその笑い!あ~ん!マリアちゃんに何か有ったら!本当に大丈夫なのね!

『大丈夫と言うより運命かしら?どうなの?かな?』


何よそれ?良いわ!マリアちゃんに何かあったら父さんとは口も聞かない!無視よ無視!

『ユリシズが泣くわ!ユウナも理解してやったら?親として心配なのよ』


もう良い!マリアちゃんが大丈夫なら良いの、それでね?ナオトはどうしてるのかなぁ?

『彼はこっちに向かってるわよ、大魔境を出て草原地帯を抜けた所ね、もう少しで会えるわよ』


ホント!あ~早く会いたい!

『ユウナ?貴女はナオト様に会ってどうするの?』

どうって?そりゃ婚約者だったのよ?一緒になるわよ、当然でしょ?


『チッ、チッ、チッ!馬鹿なの!ここは前の世界じゃ無いのよ!誰も貴女達が婚約してるなんて知らないし!そもそも貴女とナオト様の接点が無いのよ!』


あっ┅┅┅そうだった┅どうするの?どうしたら良いの?


『はぁ~ホントに阿呆の子ね?否!駄目な子!良い?貴女は異世界人なの!ここは別の世界!いい加減自覚しなさい!』


だってぇ┅ホ~ちゃんが教えてくれるし┅みんなも優しいし┅ナオトに会えるって┅会って考えても良いでしょ?


『馬鹿ね!ユリシズをどうするの?教会もよ!出ていきます!ってさ?簡単に許す訳無いでしょ!スカポンタン!』


そぅよねぇ┅お父さんは5歳から面倒見てくれたのよね┅教会の司祭様やリリアさんにアンリやリィノも┅


『貴女はナオト様とイチャイチャ!ラブラブで良いでしょうけど残された者はどうするの!』

全然考えてなかったよ┅私は優奈じゃなくてユウナなのよね┅この体は本当の私じゃない┅


『何を馬鹿な事を!この体は貴女の体よ!ベランダから落ちて変わったの、前は貧相な体だったけどね、顔だけは可愛かったわ』

そうなの?変わったのね┅だから皆が驚いたのかぁ┅やっぱ正直に話したが良いのかな?

『それは異世界からの転生者だと?』


違うわよ、教会を辞めて冒険者になりますってさ?そりゃ反対されるでしょうけど?


『アハハ、凄く反対するわよ、ユリシズは絶対許さないわ、マリアだって同じよ、冒険者っていつ死んでも可笑しく無い職業だからね』


でもナオトは冒険者でしょ?この世界を旅して冒険するのってロマンよねぇ~

『そりゃ貴女達脳天気な世界の者はそう思うだろうけど、現実は厳しいわよ』


厳しい?だって魔物を狩ってギルドに売れば金は稼げるでしょ?それで生活できるし、自由に出きるのは最高よ?


『あのね?稼ぐって言ってもそれは能力が有って高ランクの冒険者だけよ?下位の冒険者なんてその日暮らしなんだから、甘い甘い!』


でもナオトは凄く強いでしょ?心配無いわよ、それよりは父さんをどう説得するかよ


『まぁナオト様と一緒なら問題無いでしょう、ユリシズには絶対言い返せない事を言えば大丈夫よ』

なによそれ?そんな事があるの?


『貴女は聖属性持ち、神の使徒と言われてる、このまま教会にいれば何れ王都の教会本部か王宮に招致され一生飼い殺しよ、それを訴えるの、貴女に手出しはしないけど囲ってしまう事は考えるわ』


そうなのね┅一生飼い殺しって、そんなの嫌よ!そうね!それを父さんに言って国の理不尽を問うわ


『ユウナが大事なユリシズはきっと許すわよ、窮屈な所に閉じ込められて会えなくなるより、冒険者だと何時でも会えるからね』

それにナオトは威張るヒトを嫌うわ、王様でも理不尽だと歯向かうでしょうね┅


『それはどうかと?┅まぁ国の1つや2つは消せるナオト様ならユウナを守るでしょうね、ウフ』


今チラッと不穏な事を言ったよね?ナオトなら国を消せるですって!どんだけ強いの!

『アハハ、はぁ~気付いてない?私がナオト様って言ってるの?あの方は化け物なのよ!あの大魔境で暮らして制覇したんだから!』


それはホント!凄いじゃない!スーパーマンみたいって?カッコいいわね?で?なに?その大魔境って?


『もぅ!大魔境ってのはこの大陸の真ん中に広がる大森林よ、そこは魔物だらけの魔の森なの、ヒトは入れないわよ、直ぐに魔物に食べられるし、この辺りの魔物なんか比べようも無いくらい強いモンスターだらけの森なの、そこを制覇したって勇者も不可能だったのよ、それをナオト様は┅』


へぇ~勇者とかいたんだ、じゃあ魔王はいるの?

『へっ?そこ?そこなの!』

だって勇者とか魔王とか物語の主役じゃない!会ってみたいよねぇ~


『こりゃ駄目な子だわ┅┅』



マリア副団長一行は早くも山道の先、峠にさしかかった

すると木陰から矢が飛んで来る!


「待ち伏せだ!剣を抜け!」

「副団長!敵は盗賊でしょう、しかし?何故待ち伏せを!」

「そんな事は捕らえて吐かせれば良い!今は迎え撃て!」


矢がジャンジャン飛んで来る中を剣ではらい敵へ向かうマリア!

すると岩場から大勢の敵が現れる、いかにも悪者と言った面構えがニタニタと笑う


「へへへ、まんまと罠に嵌まりやがって、騎士団もチョロいな!なぁお前達!」

「なぁにぃ!罠だと!」


「おぅよ!そこのお嬢ちゃんをチィとばかし奴隷にする為にここへ呼んだんだ」

「なんだと!副団長を奴隷だと!ふざけるな!そんな事は我等が許さん!」


剣を向け進む騎士だが意外だった!賊の1人がスッと前に出て見事に騎士を切ったのだ、声も無く倒れる騎士


「ククク、口程も無い、まぁ俺は元冒険者でBランクだ、親分はAランク、弱ちぃ騎士様の敵じゃねえよ」


「クソッ!ならば俺が!」「馬鹿!辞めろ!」


カキーン ガシッ! スパーン! ドサッ


「ミゲル!畜生!許さん!」

「フッ、早く始末しろ!アジトに運ばなきゃ行けねぇんだ、普通ならこんな上玉俺が楽しむんだがな?グフフフ」


呆気なく騎士4人は動かぬヒトとなった、残されたマリアは剣を構え立ち向かうが┅

多勢に無勢、それに実力が違い過ぎた


一瞬で剣を飛ばされみぞおちに痛みが走ると気を失った

そして気がつくと裸にされ手は繋がれ足も繋がれ大の字で壁に張り付けられていた


「グフフ、綺麗な体だ、この胸も素晴らしい、そして尻も柔らかく張りがある、グフフ、ジュル┅そしてここだな┅ヒヒヒ、いけねぇ!危うく犯る所だった┅」

「親分!おりゃ我慢できねぇよぉ!こんな良い女初めてだ!」


「バカヤロー!こいつは商品だ、金貨1000枚だぞ!キズ者にしたら元も子もねぇ、他の女で我慢しろ!」

「畜生!極楽ヘ行けたのに!勿体ねぇ┅」


ごそごそと奥の檻へ行き裸の女を連れ出す男 キャァー止めて!許して!


「騒ぐな!黙って足を広げろ!こっちはイキリ立ってるんだ!テメェで我慢してんだ!殺すぞ!」


観念したのか成すがまま犯される女┅

捕らえられてる者は全員女で裸にされてる、1つの檻に30人が入っていて他に2つの檻、70人も捕らえられてる

それも全員女とか?奴隷に売る為に集めてる盗賊、質が悪い


マリアはおぼろ気に周りを見るが自分だけが別の所で張り付けられてる

無様に裸にされ大の字になってる、全てさらけ出してる状態┅

恥ずかしいと言うより悔しい事で涙が流れる、顔には小さなキズが幾つか有り白い肌に赤い筋が幾つも有った


裸で引きずられたのか足には痕があり血が滲んでた

今まで男に触れられた事が無い胸や尻、あの部分も弄られもて遊ばれたフシが残ってる、あの部分から透明な汁が足をつたってるから┅


«私は奴隷として┅それも性奴隷、男のオモチャになるのか┅くっ┅ユウナの言う通りだった┅»


真っ白い肌は汚れ顔も泥が付いてる、多分何人かの者がマリアの体を触りまくったのだろう┅美しく過ぎるのも酷だ


「おい!お前ら!来やがったぞ!侯爵ん所の娘だ!高く売れるぞ!行け!」

「ハハハ!侍女やメイドもいい女だ!おめぇ等!好きにさせてやるからな!狙いは姫さんだけだ!抜かるなよぉ!」


領都ヘ帰る馬車はハモンド侯爵の娘、第2姫だった、この姫は侯爵が可愛がってる娘で侯爵の弱点と言われてる存在┅

(なら出歩かせるな!)


冒険者パーティーの護衛と近衛師団が1個師団付いてる、冒険者パーティーはBランク、姫さん1人に護衛が26人、侍女とメイドに執事さん、結構な大所帯だが?


盗賊団は悪評高く有名な一団だ、親分の元冒険者には金貨1500枚の賞金が掛かってる、右腕のBランクには金貨800枚と他にも賞金首がズラリといる盗賊団


その両方が街道で戦うのだ、お互い総力戦の様相で激しくぶつかり合う



「ヌヘヘ┅良いなぁ、女は良いなぁ、俺のがビンビンしてる、良いなぁ」

「バカヤロー!親分達が戻るまで見張れ!次期にドミニクも来るからな!」

「俺、アイツ嫌い!奴隷商嫌い!女は良いなぁ~いいよなぁ~」


「良いか!その女だけはオモチャにするなよ、その女は指名品だからな、ドミニクが怒るぞ!」

「アイツ嫌い!すぐぶつ!女欲しい┅」

「俺も殴るぞ!そのきたねぇのを仕舞え!」


マリアは思う、ここは地獄だ┅そう思って意識が途切れた


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