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初クエストです

遅くなりました

思ったように進まないものですね

「よおオッサン。また会ったな」

「なんでお前は面倒ごとばっか持ってくるんだ?」

「おいおい、まだ出会って二日目だぞ?」

「ドラゴンを一撃で倒したり、見たことのない魔法を使ってるやつが何を言ってるんだ」


メンドクセー。


「おい、それよりも試験官は誰だ」

「それならお前がさっき倒したやつだよ」


弱くね?

C級でこれは酷いと思うぞ。


「まぁいい。じゃあ俺はこれでCランクになるのか?」

「そうなるな。あと、今回はしょうがなかったが過剰な反撃は罰則対象だからな」

「わかった。気をつける」


「それで、今日は何の用だ?」

「おいおい、俺も冒険者だぜ?依頼くらい受けるぞ」

「はぁ。お前のレベルに合ったクエストなんてここには無いぞ?」

「そうなのか?」

「あぁ。この街はそれほど大きく無いし、あの森もあまり強い魔物は出て来ないしな」

「なら、倒した魔物の素材の換金だけさせてくれ」

「いつ倒したんだ?」

「ここに来る時に森を通って来たからな」

「そうか。ならこっちだ」


ギルマスについてギルドの中に入る。


にしてもまた移動か〜

少し休みたかったんだがな。


「ギルドマスター?どうしました?」


なかなか綺麗なお姉さんだ。

周りと同じ服を着ているので、受付嬢だと思う。


「さっき表で騒ぎを起こしたやつだ。素材の換金だとさ」

「わかりました。では、換金する素材とギルドカードを出してください」

「おいギルマス、俺ギルドカード貰って無いんだが?」

「すまん、忘れてた。先にギルドカードを作ってくれ」

「では、この用紙に名前を書いてこちらの水晶に軽く魔力を流してください」

「メイの分も頼めるか?」

「大丈夫です」


「この水晶は?」

「あまりにも能力が低い方は、死なれても困るのでお断りしています。まぁ、あなたには必要無いと思いますが一応決まりなので」


なるほど。

多分死なれたら面倒だわな。


「わかった」


名前は“ジン”でいいだろう。


紙に名前を書いて、水晶に軽く魔力を流す。


ピキッ


「えっ?!」


水晶が割れた。

どういうことだ?

魔力自体は多く無いはずだ。


「ギルマス、どういうことだ?」

「おそらく魔力が濃すぎたんだろう。それで割れたんだな」

「なんでおっさんがそんなこと知ってるんだ?」

「俺も昔は結構有名だったんだがな〜」


「メイ、そうなのか?」

「うん。ギルドマスターは昔、“フォースエレメンタル”の一員として知られてたみたいだよ」

「なんだそれ。厨二病かよ」

「この世界はこれが標準だよ」


「まぁ、そうゆうことだ」

「そうか。で、俺は合格なのか?」

「あぁ。それだけ濃い魔力を流せたんだ」


その後、メイの分は何事も無く終わった。


「それで、こいつらはいくらになる?」

「かなり状態が良いので、8500Gになります」


ちなみにGはゴールドと読み、円とほぼ同じ価値だ。


「そういえばさっきのドラゴンはどうなったんだ?」

「あれならまだ置いたままだ」

「それもここで買い取ってもらえるか?」

「すまないが無理だな。それ程の素材になると王都くらい大きい街じゃないと買いとってもらえないと思うぞ」


ちょうど良い。

次の目的地は王都に決まりだ。


「なら、王都行きの護衛依頼はないか?」

「それなら良いのがある。明日の朝8時にまた来い。手続きは俺がしておく」

「助かる」


ちょうど良いのがあるみたいだ。


「じゃあ、予定通り買い物に行くか」

「あれ?ギルドマスターを問い詰めるんじゃ?」

「冗談だよ」


ほら、そんなホッとした顔しない。


さて、この後はお楽しみターンだ。

次はメイとの買い物デートです

何も起こらなければ良いんですけどね


はっ!今のはフラグではないか!


年末年始は忙しいので、間が開きます。

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