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図書委員

『図書委員、募集します』


 そんな貼り紙を掲示したのは、今朝のこと。

 出勤してから、前夜に作っておいたポスターを図書室前の廊下に貼ったのだ。


「学園長からは許可はいただきました。サークルと同じ扱いになるらしいですが、よろしいですか?」

「もちろん!」


 本来だったら、日本で高校の国語教師をやっていたのだ。

 となればもちろん、部活動の顧問をする。

 それも楽しみだったのだ!


「顧問っていいよねぇ。学生の青春を1番近くで見ることができるんだよ!」

「学生のことを知り尽くしている先生っていませんでした? 顧問でもないのに、自分の恋路を知ってたとか」


 あー、いたね。そういう先生。

 どっから情報が洩れてるのか分からなくて、ちょっと怖かったなぁ。


「って、つまりフィスロはそういう経験があると!? 恋バナできるじゃん!」

「……さぁ、仕事しましょうか」

「逃げたな、フィスロ!」


 絶対モテるでしょ、このイケメンは。

 恋路の話がない方がおかしい!





 図書委員の定員は、3名だ。

 もう少し多くてもいいんだけど、始めたばかりだからとりあえずの人数にした。

 必要になったら増やせばいいしね。


「図書委員、やりたいです!」

「私も~!」

「ぜひ、やらせていただきたいですわ」


 お昼休み。

 図書室に、3人の姿が駆け込んできた。


「レンくんにリア、セイラも! 本当にやってくれるの!?」

「もちろん! 僕、図書室大好きなんで!」

「先生大好きだし、本も好きだから~!」

「どのサークルもあまりピンときたものがなかったのですが、図書委員はやりたいなと思いましたので」


 3人は、意気込んで話してくれる。

 いつも図書室に来て本を借りたり、一緒に話したりする仲の3人組。

 そんな彼らが図書委員になってくれるのは、本当に心強い。


「じゃあ、3人によろしく頼んでもいいですか?」

「はい!」

「やったぁ!」


 3人は手を取り合って喜んでくれた。

 嬉しいな。




「ちなみに、単位認定レポートは読書感想文です」

「ドクショカンソウブン?」


 ふっふっふ。

 楽しみだ。


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