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今日は疲れた

 今は夜。私は自分の部屋にいる。結局のところ、ハリーがサム王子の手下の悪事をウワサで流すことにした。大丈夫かしら? ハンナはまだサム王子のことが好きだ。ハリーの考えにはどちらかと言えば反対のハンナ。けれども、私の破滅のことになるとハンナはハリーの考えに賛成はしてくれた。それでも、お父様やお母様や私の爵位はどうなるかはわからない。でも、サム王子の手下の悪事がウワサになれば、きっと私のことどころではなくなるはずのサム王子。私は疲れた。今は横になろう。

「ヴィクトリアお嬢様。ちょっとよろしいでしょうか?」

「ラン? どうしたの?」

 メイドのランが部屋に入ってきた。

「すみません、ヴィクトリアお嬢様が、このダイヤ家のことを考えてくださっているのに、自分は何も出来ないもので」

「あー、ラン? 大丈夫よ? 私は気にしていないから」

 私はメイドのランに笑顔を見せる。ランも笑顔を返してくれた。私は疲れたけど、メイドのランとちょっとだけ話すことにする。私は悪役令嬢、なんとしてでも破滅を避けないといけない。私はこうやって誰かと話しているのが安心できる。あとは、ハリーの作戦がうまくいくのを願うばかりである。


続く

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