帰国編Ⅳ
「さて、外では話せない本題と行きましょうか」
アレクシアの第一執事が、社内の思い空気を切り裂くかのように口を開いた。
「ちょっと待ってください。話すこと自体はいいんですが、あなたの名前を伺いしてもいいですか?」
氷雨は話を聞くことすらも元々は嫌だったが、アレクシアの様子と関係があるのか思ったため、話を聞くことにした。
しかし、相手の名前を聞かないことにはなしは、進めにくい。
「これはこれは、失礼いたしました。わたくしは、ミラー・フローレンスです。以後お見知りおきを」
フローレンスと名乗る執事は、氷雨に礼儀正しくあいさつをする。
「改めて、霧島氷雨です。こちらこそよろしくお願いします」
氷雨たちの礼儀正しい、あいさつに対して笑いをこらえられていない少女が車内に一人いた。それは、アレクシアだ。なぜアレクシアが笑っているのかというと、アレクシアだけが二人の素顔を知っているからである。
「あ、あなたたち、なんて堅苦しいしゃべり方してるのよ。いつもみたいな明るいあなたたちはどこに行っちゃったわけ?」
アレクシアは笑いながら、二人に問いかける。
「まさか、アレクシア、手紙の送り主ってあの人なの?」
コクリと、フローレンスは首を縦に振る。
「なんで、今敬語じゃないんですか?」
氷雨は、質問を繰り返す。
「アハハ。アレクシアの言っている通りだわ!この子おもしろいわね!」
(えっ!?ええ!?)
氷雨は、左右の二人に目を合わせているが二人は、何とか笑いをこらえているところだ。
「まあ、察しといて」
アレクシアは驚いている氷雨を蚊帳の外に置き、フローレンスに重要な藩士をするように促す。
「さて、関係のなう話が長く続いてしまいましたが、本題に入りたいと思います」
氷雨やアレクシアが真剣な表情になる。
「これから話すのは、アレクシアの過去についてです。話を聞き終わるころには、アレクシアがこの国に来てからの表情などの意味が分かると思います」
氷雨は、唾をごくりと飲み込み話に耳を傾ける。
「これは、アレクシアが13歳の頃...」
◆
「今日こそあなたに勝たせていただきます」
若きアレクシアは、固有武装のひとつ前の[魔装]と呼ばれる、魔法によって形を変幻自在に変える武器を右手に握り、魔装をある人物に向けていた。
「いいだろう。お前もそろそろ、一人前の魔剣士になってもらわないといかん」
そうすると、彼は重い腰を上げた。
少し遅れてしまいましたが、投稿できました。できれば、週3ぐらいで出したいのですが、それは少し厳しいので、毎週水曜日に投稿することに専念したいと思います。
では、また次回!




