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一流魔法師妹と三流剣士兄  作者: 霧島 アヤト
修行編
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62/64

帰国編Ⅱ

◆


三日後、氷雨とアレクシアはウェールガントに旅立とうとしていた。


「こんなところまで来てくれてありがとうございます」


氷雨が校長に一礼する。


「まあ、学校で恐らく一番地位の高い生徒が旅立つんだ。一応来ておかないと校長としての顔が立たんからな。あと、氷雨ちょっとこい」


アレクシアと氷雨に話しをしたあと、校長は、氷雨を呼び、こしょこしょと話し始めた。


「恐らく、マジックハンターの本拠地はウェールガントの隣の国にある。時間があればでいいが、一回調査に行って欲しい」


校長の話に対して氷雨はすぐに返答する。


「分かりました。アレクシアの目をかいくぐってマジックハンターの本拠地に乗り込みます」


そう氷雨が返答すると、校長はにっこり笑い、氷雨をアレクシアの元へ返した。


「では、改めて行って来ます」


アレクシアは、終始黙っていたままだったが最後はしっかりと一礼し、飛行機へと向かって行った。


◆


校長が見えなくなったあと、アレクシアがついに口を開いた。


「あの、なんの話ししてたの?」


アレクシアが外を見ながら、氷雨に話しかける。


「えっとね、軽い礼儀作法を教えてもらったんだよ」


氷雨は、アレクシアから目を逸らしながら返答する。


「ふーん」


アレクシアは、少し顔を歪めながら適当に返答する。


「あのー、アレクシアさん?怒ってる?」


氷雨はなぜか敬語になったが、アレクシアに質問をする。


「別に?」


アレクシアは、目をつぶってそっぽを向きながら氷雨より早足で歩く。


(なんで怒っちゃったんだろう)


氷雨は、頭にはてなマークを浮かべながらアレクシアを追いかける。


◆


「これよ!ウェールガントのプライベートジェットは!」


アレクシアは、飛行機の中に入り氷雨にドヤ顔で手を広げる。


「おっ、おう。すげーな」


氷雨はとっさに返事をしようとしたが棒読みになってしまった。


「まあ、いいわ。早く入りなさい」


氷雨はアレクシアに言われたように、飛行機の中に乗り込む。


「......」


直後、氷雨は唖然とした。

内装は煌びやかで、なんとも美しいものだった。


「どうしたの?早く座りなさい」


アレクシアの指示されたように座ろうとするが、アレクシアが話しかけて来た。


「なんでそこなの?そこだと話せないじゃない」


と、いう風に言われ、アレクシアのとなりに座った。


(......なんとも言えないなぁ)


氷雨は、そんな気持ちになりながら日本からウェールガントへ向かって行った。

すいません。多分ここから3月6日まで休載です。テスト勉強があるのですいません。


では、また次回!

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