帰国編Ⅱ
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三日後、氷雨とアレクシアはウェールガントに旅立とうとしていた。
「こんなところまで来てくれてありがとうございます」
氷雨が校長に一礼する。
「まあ、学校で恐らく一番地位の高い生徒が旅立つんだ。一応来ておかないと校長としての顔が立たんからな。あと、氷雨ちょっとこい」
アレクシアと氷雨に話しをしたあと、校長は、氷雨を呼び、こしょこしょと話し始めた。
「恐らく、マジックハンターの本拠地はウェールガントの隣の国にある。時間があればでいいが、一回調査に行って欲しい」
校長の話に対して氷雨はすぐに返答する。
「分かりました。アレクシアの目をかいくぐってマジックハンターの本拠地に乗り込みます」
そう氷雨が返答すると、校長はにっこり笑い、氷雨をアレクシアの元へ返した。
「では、改めて行って来ます」
アレクシアは、終始黙っていたままだったが最後はしっかりと一礼し、飛行機へと向かって行った。
◆
校長が見えなくなったあと、アレクシアがついに口を開いた。
「あの、なんの話ししてたの?」
アレクシアが外を見ながら、氷雨に話しかける。
「えっとね、軽い礼儀作法を教えてもらったんだよ」
氷雨は、アレクシアから目を逸らしながら返答する。
「ふーん」
アレクシアは、少し顔を歪めながら適当に返答する。
「あのー、アレクシアさん?怒ってる?」
氷雨はなぜか敬語になったが、アレクシアに質問をする。
「別に?」
アレクシアは、目をつぶってそっぽを向きながら氷雨より早足で歩く。
(なんで怒っちゃったんだろう)
氷雨は、頭にはてなマークを浮かべながらアレクシアを追いかける。
◆
「これよ!ウェールガントのプライベートジェットは!」
アレクシアは、飛行機の中に入り氷雨にドヤ顔で手を広げる。
「おっ、おう。すげーな」
氷雨はとっさに返事をしようとしたが棒読みになってしまった。
「まあ、いいわ。早く入りなさい」
氷雨はアレクシアに言われたように、飛行機の中に乗り込む。
「......」
直後、氷雨は唖然とした。
内装は煌びやかで、なんとも美しいものだった。
「どうしたの?早く座りなさい」
アレクシアの指示されたように座ろうとするが、アレクシアが話しかけて来た。
「なんでそこなの?そこだと話せないじゃない」
と、いう風に言われ、アレクシアのとなりに座った。
(......なんとも言えないなぁ)
氷雨は、そんな気持ちになりながら日本からウェールガントへ向かって行った。
すいません。多分ここから3月6日まで休載です。テスト勉強があるのですいません。
では、また次回!




