時雨救出編Ⅷ
「ブッ殺す!」
黒樹雨の周りの魔力が、変化する。肌にピリピリくるほどの魔力だ。ほぼ世界最強とも言っていい魔力量。氷雨はその場にいるだけで息苦しい。発動しようとしていた〈秋霖〉もこの場では意味をなさないであろう。
(魔力ももう限界に近い。アレクシアのところへ合流したら、おじさんと黒樹雨が組んで片目は無くなるだろう。)
戸惑いを隠せない氷雨。
(時雨!!早く出口を見つけてくれっ!!)
「まぁ、まずはっ!」
氷雨は背中を黒樹雨に向け、魔力を使い全力で逃げる。
「フッ」
少し笑うようにして、黒樹雨は氷雨の前に現れた。瞬間移動したように。
(早い。)
勝ち目を見失う。圧倒的な力の前には氷雨の魔法も意味をなさない。
(ここは、隠れるっ!!)
氷雨は雨融合を使い、洞窟の中にあった水たまりに融合する。
(少しは時間を稼げたかな)
その中で、氷雨は時間を稼ぎ時雨を動かずに探すことにした。
その時時雨は、やっと出口を見つけた。
「報告しなきゃ!!」
すぐに、さっきの場所へ戻ろうとするが時雨は洞窟を迷い始める。
(どうして?)
ここはさっき通った気がするのに、一直線に移動するとそこに移動する。確認のために、洞窟に目印をつけもう一度直線に走る。
(やっぱりだ。だれかが邪魔をしている。)
「こんにちは。僕は...」
その頃アレクシアは、地雨との激しい攻防が続いていた。地雨の変則的な攻撃をテクニカルに返すアレクシア。しかし、地雨は〈消えた剣帝〉とも言われた剣豪。パワーやスピードももちろんのことある。どんどん不利になっていくアレクシア。
「クッ!!」
腹に剣がかする。もう避けきれないほど、追い込まれているアレクシア。
「〈クラウ・スラスト〉!」
〈クラウ・スラスト〉が、龍として召喚させられる。
「〈クサナギ〉!」
〈クサナギ〉も同時に、女として召喚させられる。
「あなた、龍の分際で神に逆らうつもり?」
クサナギがクラウ・スラストに話しかける。
「私達、二人共〈神剣〉のはずだけど?」
クラウ・スラストが言い返す。
「あなたは、知ってると思うけど神剣にはランクがあるのよ。上から順に、ギリシア神剣、日本神剣、ヨーロッパ神剣、そして、普通の神剣。あなたたちとは階級が違うのよ!」
クシナダが、衝撃の事実を突きつける。
「やってみなければ分からないわっ!!」
クシナダ、地雨対アレクシア、クラウ・スラストの戦いが始まった。
やばい。オーバーラップに間に合う気がしない。10万文字って大変だなぁ。頑張るか!!!!最近ブクマや、レビューが増えて、アクセス数も気づけば6000を突破!皆さんありがとうございます!!
では、また次回!




