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一流魔法師妹と三流剣士兄  作者: 霧島 アヤト
大会編
14/64

始まりの闘いⅡ

氷雨の対戦相手は、前年度ベスト16の秋葉紅葉だった。二流の自然融合系の魔法師だ。二流とはいえ、魔力はそこそこだが、テクニカルなプレースタイルで、一流魔法師も倒せるレベルだ。氷雨はどう対処するかを考えていた。決勝戦までは自分が異能者ということを隠しておきたい。


「どうするの?」


アレクシアか聞いてきた。


「今回は、魔眼と剣で戦うよ」


「私と戦った時と同じスタイルね。」


これは違うのだが、アレクシアと当たる可能性はあるので、そういうことにしておきたい。

それに、自然融合以外の融合と魔法はうまく扱えないことも秘密にしておきたい。


「そうだね」


「じゃあ、一回戦は明日だから今日はゆっくりと休憩しましょうか」


「そうだね」


学校から寮に二人で向かっている途中、突然一人の女子が氷雨に飛び込んできた。


「ひっくん、久しぶりー」


((誰だよ))


「君は誰?」


氷雨は問う


「え、覚えてないの?」


女子が聞いてきた。


「うん。」


「昔、妹たちと一緒によく遊んだじゃん!」


そう言われると、氷雨は自分の記憶を辿る。


(昔...)


“ビキッ!”


頭に壮絶な痛みが走る。


「ウッ!」


「どうしたの氷雨!?」


「ひっくんどうした!?」


二人が聞いてくる


「昔のことを思い出そうとしたら、急に頭痛が、」


「ごめんな、記憶にないよ」


「そうなの...」


本当にわからないのだ。どうしようかと迷ってる氷雨に女子は言ってきた。


「自己紹介すれば、思い出してくれるかもね!」


女子がそう言う


「そ、そうね」


アレクシアはそれに合わせる。


「私は、風谷伊吹。一流剣士よ。得意魔法は風系魔法。剣は、秘密よ」


「本当にごめん。全く思い出せないよ」


「じゃあ、私と結婚するって約束も忘れちゃったのね」


((!?))


「な、な、なんですって!?」


アレクシアが驚く


「あれー、アレクシアさんまさか、ひっくんのこと好きなの?」


(ギクッ!)


「そ、そんなわけないじゃない」


そう言って、そっぽを向いていた。


「じゃあー」


氷雨の腕に抱きついた。


「......」


なんも言えないアレクシアだった。そこに最悪のタイミングで、時雨がきた。


「......」


「お兄様、こいつを殺っていいですか?」


「時雨、前回も言ったけどそれはダメだ」


「じゃあ、そこのやつをお兄様がどかしてください」


「知り合いじゃないの?」


「はいそうですお兄様。私が知る知り合いと中で1番中の悪い知り合いです」


(なんかそんな気はしてたけどなぁ)


「伊吹さん。どいてくれない?」


「伊吹ちゃんって呼ばないと話聞いてあげない!」


「じゃあ、伊吹ちゃんどいてくれない?」


「ひっくんがどうしてもって言うならいいけど」


「どうしてもだお願い」


「わかったわ」


そうすると腕に抱きつくのを伊吹はやめた。


「そういえば、みんなはトーナメントどうだった?」


「私達全員一流だし、主席と次席と4位よ。シードじゃないわけないじゃない」


「マジかよ。みんなシードなのか」


「だから一回線はないわよ」


アレクシアが説明してくれた。


「まあ、私は見に行くけど。」


伊吹が言った。


「お兄様、私も行っていいでしょうか?」


時雨が問う。


「もちろん」


「私は行ってあげてもいいわよ」


「じゃあ来んな。」


時雨が殺気がかった声で話す。


「じゃあ、来てくれ。」


その時雨の発言を無視して来て欲しいという氷雨。




そして、その後少し話してから寮についたので、解散した。




大会初日。

氷雨の試合は中止になった。

すいません。最近忙しくて、投稿ペース落ちてます。

もっともっとブックマーク増えるように頑張ります!

では、また次回!

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