日常編Ⅳ
「はい。ここにきた理由は、お兄様が危ないからです。」
時雨が真剣な表情で話すが、それに対して二人の反応は全く違うものだった。
「は?なに言っ...」
「ッチ...あと、何回だ?」
アレクシアの言葉を遮り氷雨は氷雨に質問する。
「小魔法なら3回大魔法なら1回と少しです...」
アレクシアは置いてけぼりにされたのかキョロキョロ周りを見渡す。
「大会、悩むな...」
「魔魂舞出るんかい!」
アレクシアはツッコミをするが、氷雨はさらっと返し話を続ける。
「あぁ、特別枠で出るよ。校長から代表メンバーは聞いている。それより、もう少しなのか。無駄な乱闘は起こせないな」
顎に手を当て考える氷雨。
「やっぱり俺が一回...」
「ダメです!!」
時雨の目は潤んでいた。今にも雫が落ちそうだ。
「じゃあ、どうすれば...」
「絶対にダメです!!あれは、人格が.......うっ」
時雨は涙を流し泣き始めていた。
「ごめん...。でも、どうすれば.......」
氷雨は時雨を抱え、泣き止ませていた。
この場でのアレクシアは完全に空気と化していた。
(これは、前に言っていた「まだ話せない」の内容に関わるのかな)
アレクシアはこれ以上傷をえぐらないために静かにしていた。
「すまない。アレクシア、話せる日が来たら話そうと思う」
氷雨は丁寧にアレクシアに謝った。その後、顔を上げた氷雨の表情はいつものように明るい表情に変わっていた。
「なんか、氷雨といると1日が長いわね...」
アレクシアはそう言い残しベットに入ってしまった。
時雨は泣き止み、氷雨に話しかけていた。
「今度は私の部屋に来てくださいね」
「あぁ、分かったよ」
時雨は氷雨の返答を聞くと同時に帰って言ってしまった。
気づいたら窓から射す光は消えていた。
「寝みぃなぁ。アレクシアも、寝ちゃったし俺も明日のために寝るかー」
こうして、氷雨の長い2日目は終わった...
◆
部屋は明るくなり、小鳥のさえずりが聞こえる。
「おはよう...」
氷雨のその言葉に対し返答はない。
「おーい、アレクシアー」
寝ぼけた氷雨は、上から下のアレクシアを見下ろすようにベットを見る。
「んんんんんんんんん、なんでいないんだー?」
氷雨は自分のベットに戻り、自分の目覚まし時計を見る。
[8時15分]
そこには、遅刻を表す数字が刻まれていた。
「は?」
氷雨のその一言からの行動は早かった。
すぐさまベットから飛び降りハンガーにかかっている制服を着て、冷蔵庫に入っている魔力簡易注入ゼリーというやたら名前の長いゼリーを飲み込み、一気に部屋を駆け出す。
腕についていた腕時計には、
[8時07分]
という表示が出ていた。
(クソッタレ!!)
寮から学校までは直線距離で700メートル。飛べば一瞬で着く距離だが、
(魔法は使いすぎるとあいつが...)
氷雨は通路を本気で走る。魔法も使わずにフルダッシュする。道のり的には1000メートル。運動神経のいい魔剣士なら問題はない距離だ。
「ああああああ!」
氷雨は目をつぶり全速力で走る。しかし、氷雨の足は止まってしまった。
すいません。ここからかなりの期間スマホが使えないため、3か月ほどお休みさせていただきます。本当に申し訳ありません。
そのうちにかけるだけ書くので復帰したらすぐに投稿します。
本当にこの度は申し訳ありませんでした。
では、また次回!




