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甘川くんは堕としたい!  作者: ふーだん
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3/3

第3話 猛アタック

そうして僕は、次の日から木紗月悠斗に猛アタックを始めた。

「悠斗くんおはよっ!」

「…はよ」

毎朝あいさつしたり

「悠斗くん髪にごみついてるよ?とってあげるー♡」

「…ん」

「悠斗くん背高いーしゃがんでー!」

と言いながら、さりげなく肩や腕を触ってみたり

「悠斗くんご飯一緒にたべよっ!」

「…いーよ。」

「悠斗くんってどんな人タイプ?」

昼ご飯誘ってたくさんお話したりした。これで堕ちないやつはいなかった。ふっふっふ…これで堕ち……










…てないっ!!

なんで!少しぐらい意識するでしょ!!それどころか…

「悠斗くん背高いーしゃがんでー!」

「…これでどう?」

「はい!とれたよー!」

「ん…ありがと」

って言って微笑みながら頭撫でてくるし

「悠斗くんってどんな人タイプ?」

「んー……かわいくて…頑張ってアタックしてくれる子…かな。」

「えー?もしかして僕だったりするー?なんちゃ」

「…そうかもね笑」

とか言ってくるし。あと顔良いし。うざいうざいうざいっ!!むかつくむかつくむかつくー!!なんなのっ!思わせぶりな行動おおすぎ!なんなんだよ全く…

そう思いながら走って教室に向かっていると、廊下の曲がり角で生徒とぶつかりそうになってしまい、後ろに倒れそうになった。

「わっ、!」

痛みを覚悟したその時、何かにささえられた感覚がした。

細い腕、でもしっかりとした筋肉がある。そんな腕。

「大丈夫…?」

聞き覚えがある声がする。木紗月悠斗だ。

「あっ、うん!大丈夫。ありがとね。」

僕は、逃げるようにその場を去った。

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