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TS転生してドラゴン娘になりました。  作者: ぎゅうどん
TS転生ドラゴン娘、泥棒三姉妹に挑む!
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第47話 ドラゴン娘、家宝を見る。

そしてディナーの時がやって来て、会場になる広間に向かっていた。


「いよいよだな!」


「楽しみだね!」


「緊張するわ…」


「そっそうだよな…」


「リュウカ様も緊張してるんですか?」


「あっうん…」


「珍しいな?アンナはわかるが、おめえさん、そんなたまじゃないべ?」


「俺を何だと思ってるんだか…」

(そりゃそうだろ…領主から秘密びにこの屋敷の家宝を守って欲しいって頼まれてるんだ…ディナーで浮かれていられるヨーコがマジで羨ましいぞ…)


「リュウカとは正反対にアリアは平気になったみたいだしな?」


「えっ!」


「それもそうですね?姉妹揃って同じ反応されてたような?」


「アリアは緊張しないの…?」


「もっもう慣れたよ!」


「そう…?」


「どうした?アンナ?」


「あっいや、何でもない…」


「アリアは緊張を克服して偉いな。お姉ちゃんも見習わないとな?」


「ぐぬぬ、ヨーコのやつ、家に帰ったら覚えてなさい…」


「あはは…」


「皆さん。着きましたよ。」


広間は広い上に天井には一際大きなシャンデリアがあって。壁際に例の銅像があった。確かに首にダイアの首飾りをしている。何より聞いてた通り警備は厳重だ。周りを囲む柵は鉄製みたいだし、警備の人間もちゃんといる。やっぱり俺が守らなくても大丈夫だと思うんだが…?


「あの裸の女の銅像、厳重に守られてるべ?そんなに大事な物なのか?」


「銅像もそうなんですけど。彼女がしている首飾りは家の家宝なんですの。だからああやって警備を置いているのですわ。」


「ふーん。盗まれるのが怖いなら、どっかに隠しときゃいいのに。見せびらかしたいんだな。」


「馬鹿!言葉を選びなさい!」


「痛だだ!耳を引っ張るな!」


「ウフフッ。本当に面白い方々ですわ。」


そして広間に領主のミール・クラウン男爵も現れた。


「お待たせしたね。」


「いっいえ!そんな!」


「腹減ったべ。」


「あんたは!」


「ハハハッ。さっそくディナーを持ってこさせよう。」


領主が手を軽く叩くと、その合図でメイドと執事達が次々に見たこともない豪華な料理を運んできた。


「じゅるるっ…ガチのご馳走だべ…」


「馬鹿!涎出てるわよ!」


「おっと…」


「もう…」


«あはは。»


「ヨーコさんらしいですね。」


「そうだな。」

(ヨーコのおかけで緊張が解けた気がする。)


「我が屋敷で出せる最高級の料理を用意したから存分に味わって欲しい。」


「あっありがとうございます!」


「もう食べていいんだべ?」


「待ちなさい!領主様の乾杯の音頭がまだでしょう!すみません…?」


「ハハハッ。いいのだよ。」


「お父様?お母様はまだ帰ってきてないのですか?」


「ウム、さっき連絡があったがどうやら王都で"例の事件関連"が再び起こったらしい、それで捜査に戻るために王都に引き返したらしい。」


「そうですか、ガックリ。リュウカ様達に会ってもらいたかったですのに。」


「まぁそう悄気るな。また今度、機会があった時に会わせればいい。今は楽しもうじゃないか。」


「それもそうですわね。」


「捜査に戻るためにってメグのお母さんの仕事って?」


「王都サッツロにある国王様の城直属の騎士団の一員ですわ。」


「おぉ!騎士団か!」

(異世界に来たらいつかは聞くだろうと思っていたが!こんなにすぐとは!)


「私も聞いたことがあります!ハニー・クラウン様は凄腕の銃の達人で武術、馬術にも長けていて、冒険者としてAランクも持っている最強のお方ですよね!」


「マジか!Aランクだと!」


「あんたね…?この町にしばらく暮らしてたくせに知らなかったの…?有名じゃない…?」


「知らなかったべ。」


「あんたって人は…?アリアは冒険者になりたいから知ってるわよね…?」


「もっもちろんだよ!お姉ちゃんも当たり前の事を聞くね!」


「そっそうよね…?」


俺達はメイド達から飲み物の入ったグラスを渡された。


「皆、グラスは持ってくれているな?」


«はい!»


「ウム。では乾杯。」


«乾杯!»


そしてディナーを食べ始めた。


「モグッモグッ、上手いべ!オラ、こんな豪華なご馳走食べたの生まれて初めてだ!」


「慌てて食べずにもっと上品に食べなさいってば!すみません、ヨーコがお見苦しい所を見せて…?」


「ハハハッ。構わんよ。それだけ我が屋敷の料理を気に入ってくれたのだろう。」


「アハハッ。そういうことだべ。」


「すぐに調子に乗って…あれっ?リュウカとアリアとメグ様は…?」


三人は銅像の近くで食べていた。


「リュウカ様♡あーん♡」


「そっそれは流石に!」


「嫌ですか…?」


「嫌ではないけどさ…?」


「グスンッ。ワタクシ。リュウカ様にあーんしてあげるのも憧れていましたのに…」


「わっわかったよ!だから泣かないでくれ?」


「はーい♡じゃあ、あーん♡」


「あはは…あーん、パクッ。」


「きゃー♡また願いが叶っちゃいましたわ♡」


「それはよかったよ…?」

(少しでも銅像の近くに居た方がいいと思って離れたら、意図せずメグと二人っきり状態になっちゃったぞ…?)


「むぅぅ…」


「すごく見られてる…」


アンナがこっちをジト目で見ていた。


「どうかしましたか?」


「あっいや、別に…」

(あはは…間違いないありゃ引いてる目だ…完全にロリコンだと思われてるんだろうな…?後で誤解を解かなくちゃ…それにきっとアリアは焼きもちを焼いて…?)


「願いが叶って幸せですわぁ♡」


「よかったですね。メグ様。」


「あれっ…?」


するとその瞬間、お屋敷中の明かりが全て消えた!


「なっ何が起きたのだ…?」


「これは停電…?」


「真っ暗で何も見えないべ!」


「怖いですわ!リュウカお姉様!」


「俺の側を離れるな、アリアも動かずにじっとして…あれっ?アリア?」


「ぐわぁっ!」

「ぐえっ!」

「ぐはっ!」


«えっ!?»


暗闇の中、何人もの悲鳴が聞こえた!


「今の悲鳴はなんだ!?」


「アリア!近くにいるのか!」


「うん!居るよ!」


スカートを引っ張るのを感じた。


「なんだ…心配させるなよ…?」


するとしばらくして明かりがついたが再び悲鳴が上がった。それもそのはずだ。銅像を警備していた警備の人間が全員、倒れていたのだから!


「おい!しっかりしろ!」

「返事をするんだ!」


しかし、全員、返答できないぐらい完全に気絶していた。さらに!


「御主人様、見てください!!銅像の首飾りが消えています!!」


«えっ!?»


「何だと!?」


予告通り、お屋敷の家宝のダイヤの首飾り、美人の涙が盗まれたのだった!


「まさかこんな一瞬で盗まれるなんて…?」


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