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Forgotten Story ~ 幻想奇忘譚  作者: 生涯迷い人
来るは幻想郷 ー異変の序章ー
35/45

#6 紅霧異変ー後日譚ー

『紅霧異変』が終息して数日、博麗神社境内の居住スペースの縁側で霊夢はいつものように緑茶を啜っていた


すぐ横に置いてあった木の器に手を伸ばし、その手が空を切ったことに気づいて器を見ると、煎餅を切らしていることに気が付いた


煎餅を補充しようと溜息をつき、立ち上がろうとして境内に降り立った2つの影に気が付いた


さて誰だったかと少し考え、先日スペルカードルールに則って闘った相手だと気が付いた


ほぼ同時に向こうも縁側に腰掛けた自分に気が付いたのか、拝殿ではなくこちらに向かって歩いてくる


咲夜(メイド)の方が片手に日傘を持ち、もう片方の手には袋を持っているのに対してレミリア(吸血鬼のお嬢様)は手持ち無沙汰なようで、前で両手を組み、親指同士をぐるぐる回していた


その様子を眺めているとメイドの方が軽く咳払いをし、「先日の異変ではご迷惑をお掛けしました」と感情の読み取れない営業スマイルで口を開いた


「なら、お賽銭でも入れてくれると有り難いのだけれど」と、拝殿の前に置いてある賽銭箱を指さすと

「外国のお金でもいいのなら」と切り返された


「気持ちがこもってれば何でもいいのよ」と言うと咲夜の脇に控えていたレミリアが表情を変えて「それ、賽銭箱の意味あるの?」と突っ込んだ


「じゃあ、気持ちがこもってれば何でもいいって言うからお酒、持ってきたわ」とすぐに表情を元に戻したレミリアが言ったのを合図に、咲夜が手に持っていた袋を差し出してきた


袋の中にはやや大きめの紙の箱が入っており、その蓋を開けると緩衝材で包まれた瓶が入っていた


その瓶の半分ほどを満たしていた液体を見て「・・・何これ」と呟いたのが聞こえたのか、「それはブランデー、洋酒よ」とレミリア


「生憎里で見かけるような清酒は持ち合わせがありませんでしたので、急遽贈答用にお嬢様のお気に入りの1本を用意させていただきました」


「そう、それにしてもそっちのレミリア(吸血鬼)はこんな日中に出歩いて平気なの?」


「日傘さえ差していれば平気よ

日に当たっても軽く火傷する程度で済むけど」


「なら、その日傘も戴こうかしら

胡散臭い誰かさんを思い出すから早々に視界から消したいのだけれど」


「じゃあ、迷惑なようだし早々にお暇させていただくわ」と言い残して2人は飛んでいった


「・・・さ、もう一杯飲む気にもなれないから掃除でもしようかしら」と霊夢は立ち上がって伸びをした


まだ日差しの眩しい、夏の昼下がりの事であった

ようやく紅霧異変が終わりました


5月から環境(主に勤務先)が変わり、生活リズムが変わったこともあってふと文は浮かぶのですが、なかなか更新できないでいました

『GW中に書き溜める』という目標は作者自身の気紛れ過ぎる性分であっさり潰えたのでした、めでたしめでたし


本文中で少しだけお酒の話が出てきましたが、作者自身はまだ口にしたことがありません

一生酒も煙草もやらないぞ、と思いながらでも少しだけならお酒を・・・と思ったり


・・・どうでもいい事ですね、これ


追記

あれ、お気に入り登録が増えてる・・・

この作品(と呼んでいいのかどうか)は「えー、なにこれ、小学生の作文みたーい」って貶す物なのに!

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