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097 さて、、 両親の職場へ行ってみるか 04

1・2階を占拠している奴らは、40人位で監禁されている人が10人弱

奴らはラウンジ&バーで酒をあおり監禁者を扱き使っているらしい

監禁場所はバス&サウナルームだと思われるとの事だ


…扱き使うって、、


3階へ登る階段にはバリケードが設置され行き来できないが、奴らが襲ってくることも無く数日この状態が続いている


3階より上には68人いるが女・子供が半分以上いるので戦えるのは30人位しかいない

各客室には冷蔵庫が設置してあるが飲み物ばかりで食料が無い

3階より上を漁り、逃げた客の持ち物から食料を確保し何とか今日まで食いつないだらしい


以前は100人以上居たが占拠組みとのいざこざや白カピバラに襲われて亡くなった人も居たらしい

負傷者も居たので近くの病院へ10人ほど出かけたが帰って来なかったみたいだ


…徳洲会病院?か

…たしか人の気配を感じたど、、


…占拠組みを排除するのかいいんだろうけど

…どーすんだ?殺すのか?どっかに監禁するのか?


俺「あなたたちは、どーするつもりですか? 」

その場に居た大人3人に向け話しかえる


「「… 」」

「ホテルを出ようと思っています 」

重い口を開いたが険しい顔のままだ



みすず「お母さんたちは? 」



男2人は黙ったまま固まっている

…助けられるなら助けるけど、逃げるのを優先するってことね


子供たち3人が、みすずママの親友、マキをジッと見ている

マキ「大丈夫、歩は私が必ず助けるから 」

みすずとサキをギュッと抱きしめた


…逃げるのは決定で、監禁者を助けて逃げるか見捨てるかってことか?

俺「で、あなたたちは何処へ逃げるんですか? 」

「「… 」」

「徳洲会病院へ 」


勝「病院へ向った人が帰ってきてないのに? 」

勝が即座に割って入ると視線が勝に集まる



「あそこには薬がある、もしかした医者もいるかもしれない 」

「けが人もいるから、どーしても病院へ行く必要がある 」



勝が押し黙ってしまった


…大事な人が怪我してんなら、そーなるよな

俺「いつ出発するんですか? 」



「近日中に暗くなってから、奴らに見つからないように出るつもりです。 」



…夜か、、涼しくなると白カピバラが活発になる感じがするけど、人間の方を警戒してんのか?

俺「夜に行動を開始するのは、2階の奴らを警戒してるんですか? 」


「へー あいつ等に見つからないようにしたいです。 」

…白カピバラより人を脅威に思ってんのか

…たしかに狂った人間は怖いからな

…奴らもここを占拠してもいずれ食料が尽きる事は解ってるはずなんだけど



俺「2階の奴らを話し合いはしたんですか? 」



「何度もしたさ 」

「食料は一切分けてもらえない 」

俺「食料の代わりに何を差し出すと交渉したのですか? 」



「交渉? 」

大人2人、男同士で見詰め合っている


…え?何も渡さず食料よこせって言ってんのこいつら

「「… 」」

「金と交換してくれって言ってた人、居たなー 」

「外人の宿泊客だろ 」

「あーあの人か、 」

「若い女ずれの、、 」


…ん?こいつら何かおかしい

…外人をバカにした感じがするけど、食料を金で買うって当たり前なんだけど

…この2人が変なのか?


俺「あのー誰が外へ食料探しに行った人はいないんですか? 」

「もちろん居たさ 」

そんなのとっくの昔にやってるよ、見たいな顔している

「誰も帰ってこないから、こんな事になっている 」

…帰って来たくなかったんじゃないか?



俺「みすずちゃんの両親を助けたと思うのですが手伝っていただけますか? 」



男2人が黙ったまま動かない


…いやー解りやすいな

…断るにしろもっといい方法があると思うけど、

俺「じゃー他の人にも、手伝ってもらえるか聞いてみます。 」

男2人から視線を外し子供3人へ視線を移す

俺「みすずちゃんの両親救出を手伝ってくれる人探そうか? 」

3人共険しい顔のまま俺を見つめ頷いた



俺「マキさん 」

「はい 」

俺「誰か手伝ってくれそうな人、心当たりありませんか? 」

「… 」

「塩川さんなら、相談に乗ってくれると思うけど 」

俺「紹介してもらえますか? 」

クイ気味に話を進める

「え えー構わないですか、どーしたんですか? 」



…こいつらから離れたい思いが出てしまった

俺「いやー 早く助け出したいなっと思ったんですが急いでも、よい結果は出ないですね 」

俺「もっと冷静になります 」

全員が俺を見たまま黙っている



フー



ワザと大きく息を吐き落ち着いたフリをする

俺「後で構わないので、案内してもらえますか? サキさん 」

「えーいいですよ 早速、紹介しますので付いてきてください。 」

何かを察したのか、即行動してくれた

…ありがたい


マキが先頭を歩き出すと子供三人がつづき最後に俺がつづいた

「みすずちゃん、よくここまで来れたね 」

みすず「おじさんに送ってもらった 」

「おじさん? 」

チラッと俺を見るが直視線を戻し廊下を進む

「誰なの?あの人 」

みすず「誰って、、渋谷から来たって行ってたよ 」

「渋谷? 」

「… 」

「みすずちゃん、バーバは? 」

みすず「それが家に行ってみたんだけど居なくて、、 」

「そー、、 先に避難したのかもしれないね 」

「、、うん 」

みすずの微妙な間

が、勝とサキに伝わり三人とも微妙な表情になるが俺からは見えない


「サキちゃんとこのおとうさんおかあさんは? 」

サキ「ジージもバーバも居なかった 」

「そー、、皆一緒に非難したのかもしれないね 」

「、、うん 」

「「… 」」


どーにもならない、何らかの感情が俺にまで伝わってきた

俺「サキさんのご家族は? 」

「あの人なら家族全員連れて避難しているはずよ 」

力強く返事が返ってきた


…自分に言い聞かせているのか?

…無理矢理元気を出すのも、しんどいだろに

…強い人だな


「あなたのご家族は? 」

俺「みなさんと同じです 全員連絡が取れません 」

俺「両親は、雪国の田舎に住んでるので会いに行くことも出来ないです。 」

「… 」

「みんな生きててくれればいいのにね 」

俺「そーですね 」


階段を登り5階の廊下を進み503号室で立ち止まった


コンコン

「バーバ マキです 空けてくれる? 」

「「「「… 」」」」

返事がない


「バーバ マキだって 空けて 」

バンバン

ドアを叩く音が響く


「うるさい 待ってなさい 」

「年寄りを急かすんじゃない 」

「膝が痛くて動けないんだから 」

「まったく、昔から変わってないね マキは」

「ガキのまんま大人になりやがって 」

「よくあんなの嫁の貰い手が有ったもんだ 」

ドア越しに愚痴が聞こえてくる

…元気なバー様だな

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