四十二歳、甥が生まれて論語を読み始めたら、教わる側は俺だった
最新エピソード掲載日:2026/11/01
四十二歳、独身、IT企業の課長・宮下浩一。仕事はそつなくこなし、休日はスマホゲームと漫画アプリで終わる。不満はない。ない、ということにしている。
ある日、妹から妊娠を告げられ、「この子の、親以外にも話せる大人になってよ」と頼まれた浩一は「任せろ」と即答する。甥に「すごいおじさん」と尊敬されたい。そんな見栄で手に取ったのは、二千五百年前の古典『論語』だった。
緑の革のノートに名言と解説を書き写し、いつか甥に渡す格言集にするつもりだった。ところが、覚えたての言葉を部下や妹に得意げに語るたび、見事に外れる。ノートは格言集ではなく、毎晩の恥と訂正の記録になっていく。
教えるつもりで、教わり続ける。誤読して、空回りして、ほんの一歩だけ本来の意味に近づく。甥の成長とともに歩む、不器用なおじさんの学び直しの物語。
各話の終わりには、浩一の誤読に二重線を引いた「おじさんのノート(訂正版)」つき。論語を知らなくても読めます。
ある日、妹から妊娠を告げられ、「この子の、親以外にも話せる大人になってよ」と頼まれた浩一は「任せろ」と即答する。甥に「すごいおじさん」と尊敬されたい。そんな見栄で手に取ったのは、二千五百年前の古典『論語』だった。
緑の革のノートに名言と解説を書き写し、いつか甥に渡す格言集にするつもりだった。ところが、覚えたての言葉を部下や妹に得意げに語るたび、見事に外れる。ノートは格言集ではなく、毎晩の恥と訂正の記録になっていく。
教えるつもりで、教わり続ける。誤読して、空回りして、ほんの一歩だけ本来の意味に近づく。甥の成長とともに歩む、不器用なおじさんの学び直しの物語。
各話の終わりには、浩一の誤読に二重線を引いた「おじさんのノート(訂正版)」つき。論語を知らなくても読めます。
第1話 学びて時に、空回る
2026/11/01 19:00
(改)