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俺、神様になりました。  作者: 商 秋人
8/61

第8話 最後の1日 前編

前回のあらすじ





海賊おーーーれはーる



 ネタが分かりにくい……






ーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ある程度方針を決めたので、面白おかしく生きていけるようにお金をがっぽり稼ごうとし、現在冒険者ギルド。


 ちなみにここに来たのは3日ぶりで、少し様子が変わっていた。いやまぁ、いつもどおり見た目は海外にありそうなバーなんだが……1人目立つ子がいた。


 外見は赤色の髪をポニーテールにしていて、冒険者にしては少し若い15か16だろうか、服装も村人って感じだ、目は少しおっとりとした感じ、左側の腰には少し豪華な剣をぶら下げている……



 とっ目的を忘れるところだった。

 というわけで、入って右側に貼ってある討伐依頼を見る…………


 ゴブリン5体討伐……ないな、

 (200ルーズ)

 プラント3体討伐……ないな、

 (250ルーズ)

 アーススライム1体討伐……ないな、

 (150ルーズ)

 と右から順に見ていくと真ん中にでかめで、

 ジェルクラウン1体討伐

 (50000ルーズ)

 …………これだ!


 その紙をバーのマスターのような人に見せる。

 「!?」

 マスターがビックリした顔をする。

 「いいのかい君!?そのモンスターは、この国の騎士団でも勝てなかった大物なんだよ!?」


 「大丈夫です」


 「そ、そうかい?」


 その言葉に無言で頷く俺、マスターもわかってくれたのか、だっと判子を押す。

 周りは少しざわついている。

 この反応はここ2週間でだいぶ慣れた。


 そのまま一旦宿屋に行こうとしたとき。



 「あ、あの!ちょっと待ってください!」


 赤色の髪の女の子に止められる。

 (ごろ悪いな……これからは赤髪さんと呼ぼう)

 俺は、振り返り聞く


 「何ですか?」

 改めて見ると背は同じぐらいだった。

 ちなみに俺の背は164㎝ぐらい。


 「あ、あの!私も一緒に行かせて貰えないでしょうか!?」


 とりあえず恥ずかしいので静かに話してほしい。


 「どうして?」

 あっ、今俺凄いこと気がついた……け、敬語ジャナイ!俺!やっぱりリアさんと話しているとコミュ力が嫌でも上がるな。理由は美少女だから。


 「家出して、お金がほしいからです!」


 「まぁいいけど」

 …………

 「い、いいんですか!?」

 おーおー喜んでくれるのはいいが、少し恥ずかしい。


 「とりあえず、宿屋で準備してから行こうか」


 と苦笑いで言う。


 「は、はい!」






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 宿屋


 準備をしに帰ってきた……


 のだが……


 「どうしたんだ?リア……」


 そこには、スゲー似合う制服を着ているリアが居た……

 着るぶんには別にいい、問題は腰に手をあて、上半身を少し前にだし、目にピースをしているリアが居た……という事だ。



 「ふえっ!?」


 瞬時に顔が赤くなるリア、おろおろしてから指を指し。


 「少しの間出ていってください!」


 「は、はいっ」


 ばたんっとドアを閉める。


 「あ、あの美人さんは誰ですか?」


 「えーと……か、神様かな……」


 「えっ?」

 少し戸惑いの顔を見せる。


 「ま、まじですか?」

 疑問顔で言う赤髪さん。


 「まじです、まじです」

 と、2回頷く俺。


 少しの沈黙のあと、ドアが開く。


 「も、もう大丈夫ですっ……」

 落着きを微妙に取り戻したリアが出てくる。


 「あ、あれ?さっきはだいぶ焦っていたので気づきませんでしたがその方は?」


 「中で説明する」


 そう言い中に入る。


 赤髪さんが、机を間に挟み向こうへ、俺とリアはこっちに座る。



 「この方が俺たちと一緒に討伐依頼に行きたいらしい、家出してお金に困っていたところ、たまたま最高額の討伐をやろうと思った俺のところにきた、だっけ?」

 と赤髪さんに話をふる。

 「そ、そんな感じです」


 「と、言うわけなんだ……どうする?」

 と次はリアに話をふる。


 「別に大丈夫ですよ?と言うか聞かなくても私が了承する事わかってましたよね、何で連れてきたんですか?」

 そう、そこだ。

 「まぁ、こっちはついでだ本当の要件はジェルクラウンってモンスター知ってるか?」


 「ジェ、ジェルクラウンですってっーー!?」

 と、アニメなら後ろに雷のエフェクトがでそうな雰囲気で言った。


 「知ってるんですか!?」

 と机に手を置き立ち上がる俺。


 一拍おき

 「いや、知るわけ無いじゃないですか」

 ガクッと体制を崩す。



 「じゃあ何で、そんな反応したんですか!?」


 「なんとなくです」


 「なんか反応するのも面倒ですね……」


 「ひどいですね、というよりもまず、あの部屋で引きこもっていた私が知るわけ無いじゃないですか」

 少し鼻を鳴らしながら言う。

 まぁ、そうだけど……

 俺はため息をつきつつ話を進める。


 「役立たずの神は放っておいて」


 ひどい!?とリアが反応するが話を続ける。


 「ジェルクラウンはそれなりに強いと思うので、この子を連れていくか迷ってたんだが……行きたいか?」

 と赤髪さんに視線を向ける。


 「は、はい!」



 と、元気に言い、一緒にジェルクラウン討伐に向かうのであった。






 その時、冒険者ギルドは



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ムキムキのモブ冒険者1

 「お、おいあいつアホなのか、ジェルクラウンなんて1人と足手まといで、勝てる訳がねー」

 ムキムキのモブ冒険者2

 「本当だぜ、ふざけてるとしか思えねぇ」



 ばんっ

 と冒険者ギルドの扉が開く


 「ラミアはいない!?」


 そんな冒険者達の会話の中1人の女性が入ってきた。


 「あのっダメダメ妹は!世話のやける!」


 その女性の見た目は、長い赤髪をそのままたらし、目は少しキリッとしている、服装は王家の紋章が胸の辺りに刺繍してある豪華なデザイン、左側の腰に剣をぶら下げている。


 「でっ、ここにいるあなた方私と似た女の子が来なかったかしら」


 それぞれ、冒険者達が顔を合わせる。


 ムキムキのモブ冒険者1

 「もしかして、あいつのことか?」

 と小声で

 ムキムキのモブ冒険者2

 「だろうな、もしかしたら賞金とか貰えるかもだし報告してみようぜ」


 ムキ1

 「あのー見ましたよ!」

 ムキ2

 「あっしも見ました!」



 「ほ、本当!」

 嬉しそうに

 モブに近付く


 ムキ2

 「へい、ジェルクラウン倒しに行くところだと」


 「わかったありがとう、これ少ないかもだけど、はいっ」

 そう言い、小さな袋を渡し去っていく。


 ムキ1

 「うっそ!5000ルーズもはいってんじゃん!」

 ムキ2

 「これで1か月は討伐依頼しなくていいぞ!」





 ムキ1ムキ2が嬉しがる中、神野亮太かみのりょうたはジェルクラウンを倒しに行くのであった。




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