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俺、神様になりました。  作者: 商 秋人
9/61

第9話 最後の1日 中編

前回のあらすじ






りょうたさんが女を吊れて(あっ間違えた)連れてきた。


 そうっりょうたさんが女を連れてきたんです!


 なに普通より下とか言っておいて美少女連れて来るとかっふざけてるんですかっ!


 しかもっしかもっ……私の密かな趣味コスプレまで見られたんですよ!本当意味わかりません!


 「はー今ごろ女の子と一緒に討伐依頼こなしに行ってるんですかね……」


 こういう時、神の加護が憎いですね……



 私、ゼウス=リアはおそらくりょうたさんのことが好きなのだと……思う……


 その理由を語るのは時間が少し必要だが、改めて思いだし現状を理解しようと思う……



 それは私が、最高位の神になって1500年がたった時だ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 「あーーわーー、暇だーー」


 足と手をばたつかせ、そう言いながら、机の上で倒れふしていた。


 「なんかないんですか!?」


 最近は、ラノベがでたりアニメができたのでそれを見ていたが、私好みのものが無くなってきて暇をもて余していた。


 「私自身が、下に行けたらなーー」


 そんなことを言ってごろごろしていると、部屋の端の方に小さな、本当に小さな穴が空いていた。


 「えっ?」


 いつから空いてたっけこんな穴?


 「まぁ穴があるなら覗いちゃえっ」


 というわけで覗いてみた。


 そこには、小さな赤ん坊がオモチャで遊んでいた。


 「ん?だれ?」


 どこにでもいる普通の子だと思う。


 「ま、いいか……」


 その日は気にせず放置しておくことにした。



 次の日


 少し気になり見てみることにした。


 「あばーー」


そう言いながら、子供は笑っている。

少し、いや、だいぶかわいく見えた。


 次の日


 やはり気になり見てみる。


 「ぶぁーー!ぎゃいうあーー!」


 次は泣いている。

 とても戸惑った、


 「え!うぇ!」


 つい狼狽えてしまった。



 そのまま、1週間、1か月、いつの間にかそれは私の楽しみになっていた……。


 そして8年ほど経過したとき彼は可愛さの絶頂を迎えていた。


 同時に私は、キモさの絶頂を迎えていた。


 「かわぁぁえーー!さわりたいぃぃ!」


 このときの私は本当どうかしてたと思う……



 それから5年ほど経過し、少しずつ大人になっていく。


 「ど、どうしたの?矢野さん」

 彼は丁寧に返す。

 「いやー、もう上島くんと話すのやめてくれる、上島くんがかすれるから。」

 上島くんは彼とわりと仲の良い友逹だ。

 そんなことを言われて誰が了承するか……

 「う……うん……わかった……」


 と苦笑い


 「ありがと、じゃ」


 とクスクスっ笑って去っていく矢野さん。


 …………


 私はかつて無いほど怒っていた。


 「なに!あの矢野さんって言う人!?意味が分からん!?頭大丈夫!?そんなことして上島くんと仲良くなれるわけねーだろ!?」


 口調が変わるほど。

 地団太を踏む私。


 「そして……何より……なに彼を困らせてんだ!?死ね!マジ死ね!」


 おそらく今あった会話では、私が一番酷いと思うが…………それでも私は怒ってしまう。


「あー!はらたつ!」



 それからまた2年後……


 「!っ」


 受験、結果発表当日。

 彼の受験番号は164番



 160


 162


 163



 164



 「「やった!」」

 私は小さくガッツボーズする。


 彼も小さくガッツボーズする。



 その5か月後、彼は車にひかれそうになった。


 「っ!」


 ど、どうすれば!ま、まず助けた方がいいの!?いや、でも、え、え!

 あーーもう!勝手にしちゃえ!


 「はっつつー!」


 手に指に魔力を集め、異界から物を持ってくる魔術を発動する。照準を合わせる、小さな穴に。



 淡く白い部屋の椅子辺りが光る。


 え、もしかして来るの?すぐ!?



 とりあえず迷彩の魔術を発動する。


 か、神様なんだからとりあえずそれっぽいことを言おう。


 「あなたが死ぬ寸前だったので助けさせていただきました。」


 想像以上恥ずかしい……



 彼は少し嬉しそうにしつつ戸惑う。


 それに、少し笑ってしまう。


 「クスクス」


 あっ、へんな笑い声になっちゃった!?


 「ど、どういうことですか?」


 うー、恥ずかしいけど続けるしかないか……


 「少し試したくなったんです、あなたの可能性を」

 やはりっきつい!

 少し顔を見てみる、何言っているんだこいつみたいな顔をしている……

 少し話題を変えよう!


 「そんなに警戒しなくて大丈夫よ」

 くっ

 と少しづつ心が傷ついていく。

 「ど、どこですかここ?」


 「世界の狭間と言う感じかしら」

 どこだよっ世界の狭間!

 と、自問自答してるなか。


 「俺、これからどうなるんですか?」

 知らんがな

 と言いたいが言えない

 テキトーに言うか……


 「うーん、そうね、神の力か竜の力、どちらが欲しい?」

 半分意識なく、言っていく私。

 「両方ですね」


 「珍しい回答ね、しかも、即答」


 「この流れは、ほぼ間違いなく異世界に飛ばされると思われるので、多いに越したかとはないかと」

 こいつはこいつでなに言ってんだ……


 「大正解、なら私が誰か解るかしら、クスク

ス」

私は私でなに言ってんだ……


 とりあえず解答をまつ


 そして

 足を組み、手を組み

 「バイトの神様キリッ


 ぶはっっつ!

 「っ…………ぷっっ!」

 バカなのかこの子は。


 「い、いやっ……バイトの神様てっ……」


 はーー、あほらしくなってきた。


 「ふー」

 一拍いれ。


 「残念ながら違います」

 と、印象よくするため笑っているマーク(ニコッ吹き出し)を出そう。


 「私は全神を束ねる、最高位の神です」


 …………


 「は、反応が薄いですね!?」


 「は、はは……」


 「くっ! ま、まぁいいでしょう、私も別に敬って欲しいわけでは御座いませんから」

 そう別に敬ってほしい訳じゃあない。


 「で、結局力は貰えるんですか?」

 あ、忘れ……あっそうだ!

 神が元々住んでた土地に今は人が住んでる世界があるんだったよな。

 よし。


 「あ、その事ですが、条件があります」


 「と、言うと?」

 あっでも言い方どうしよう……うーん本当の事と嘘混ぜとけば気づかないよね……


 よしっ今度こそっ



 「すこし、恥ずかしいですが」

 「お、おほん」と咳払い、


 「もともと行く予定だったのですが、」

 すーはーと深呼吸をする。


 「一人で異世界行くのが寂しいので、一緒に行きましょう!あ、ついでに私の力あげますっ」


 と早々と言った、


 「は、はい、いいですが……」


 「い、言いましたね! で、ではっ!」


 ……よっしゃー!!

 と、心の中でガッツボーズ。


 そして私は発動させる。

 転移魔術と力の付与魔術を



 「汝、神野亮太かみのりょうたに異世界への道と共に我が力、その全てと、今は亡き、伝説の竜の宝珠を!!」


 そう言うと彼の体が少しずつ光の粒子となり、消えていく

 最後に私が一際大きな声で、



 「我が名は、ゼウス!!」


 と言い放ったのだった。





 でっ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 今


 「はーーー」


 と、私は深いため息を吐く。



 「いつか言えるのだろうか、私の気持ちを」

 

 自分で言うのも恥ずかしいが私はおそらく彼が好きだ、彼のためなら私はあんなにも本気になれるのだから。



 そう思いながら私の今日は過ぎていくのだった。



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