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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約半年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が高いです。予めご了承下さい。

龍は花姫の愛を乞う

作者:諏訪ぺこ
「君は一体、何者なのだろうね?」
「私は私です。それ以上でもそれ以下でもない」

新東宮の即位に沸き立つ中、南雲燕は藤の宮ーーーー蘇芳と花姫行列を見ていた。
そこで自分の名前が南雲家の系図から消されたことを知らされる。叔母が庵主を務める尼寺で暮らすようになってから五年。一度も父親は顔を見せていない。それが答え、なのだ。

「私の生き方は私が決める。ただそれだけです」

誰にも、期待したりなんかしない。だって約束は果たされなかったのだから。期待したって虚しいだけだ。

そう。だから私はーーーーあなたが嫌い。
第一章
1.桜 1
2024/08/13 03:00
2.桜 2
2024/08/18 02:20
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