第一話 呪われた宿の消えた朝(1)
結論から言う。
この宿に足りないのは客じゃない。朝が一つ欠けてる。
宿が壊れる時、先に余るのは朝餉の膳だ。夜のうちに消えた客より、冷えた粥のほうが先に帳面の狂いを知らせる。
だからリュカは、宿へ入る前にまず皿を見る。
山道の霧は、日が落ちると急に腰の高さまで降りてくる。
道の両脇に立つ痩せた木が、白い息の向こうで一本ずつ消え、また現れた。
荷馬車の轍は泥に半分埋まり、踏み石の角だけが濡れて光っている。街道と呼ぶには頼りない。
だが、峠を越えるならここを通るしかない。古い関所の名残で、道幅だけは無駄に広い。
その道を、灰色の外套を着た男がひとり歩いていた。
背は高いが、歩き方に見栄えはない。
足を前に出すたび、濡れた靴が泥を噛み、外套の裾が石に当たって重い音を立てた。
肩には使い込まれた革鞄。杖の代わりに持っているのは、先が金具になった細い棒だった。
畳めば荷に入るほどの長さしかない。旅人の杖というより、何かを測る道具に見えた。
男――リュカは、道の先に見えた灯りを見て、ようやく足を止めた。
宿だ。
板壁は黒ずみ、屋根の端は風でめくれかけている。二階建てのくせに横幅が狭く、無理に階を重ねたように見えた。
玄関脇には、消えかけた文字で《山鳩亭》と書かれた木札が吊られている。
札の下には、雨で濡れた木皿が二枚、伏せたまま積まれていた。朝食用だ。
客数より一枚多い。それだけで、だいたいわかった。
リュカは宿の軒先まで来ると、壁に手をついた。
腹が減っていた。昼から何も食べていない。
右の脇腹も鈍く痛む。昨日、崩れた石垣を越える時に打った箇所だ。
まともな術者なら温めるか、痛みを散らすくらいの処置はする。
そうでなくても、旅用の簡単な火の魔術で靴くらいは乾かす。
リュカは何もしなかった。
軒下で一度だけ外套の水を払うと、そのまま戸を開けた。
中は思ったより明るい。囲炉裏に火が入り、湯気と煮豆の匂いが立っている。
板間は磨かれていたが、節目ごとに修繕の跡が見えた。
宿帳の台には木札が何枚も並び、その奥で娘がひとり、帳面とにらみ合っていた。
黒髪を後ろでまとめた娘は、扉が開く音に顔を上げると、客の顔より先に、靴と外套を見た。
「泊まり?」
「飯が先だ」
「質問に答えなさいよ」
「泊まれれば泊まる」
娘の視線が、リュカの革鞄へ落ちた。
「金はあるの」
「少ない」
「少ないってどのくらい」
「宿の主人が顔をしかめるくらい」
娘は眉を寄せた。帳面を閉じる音が妙に大きい。
「うちは施し小屋じゃないの。峠を越えてきたからって、誰でもかんでも――」
「結論から言う」
リュカは宿帳の台に立てかけてあった朝食札を一枚つまみ上げた。角が欠け、裏に赤い筋が引いてある。
「この宿に足りないのは客じゃない。朝が一つ欠けてる」
娘は一拍おいて、目を細めた。
「喧嘩売ってる?」
「いや」
「うちの朝飯がまずいって言いたいなら帰って。食べてもないでしょ」
「飯はうまそうだ。悪いのは朝だ」
「同じよ、それ」
娘は台から身を乗り出したが、その目は怒りだけではなかった。
戸口に立つ濡れ鼠の旅人を、追い返すべきかどうか見定めている目だ。
峠の宿は、客を選びすぎれば潰れる。選ばなければ、もっと早く潰れる。
「……何者?」
「旅人」
「見たらわかる」
「それ以外は、飯のあとだ」
「全然足りない」
リュカは答えず、板間を見回した。
囲炉裏。宿帳の台。廊下。階段。奥の厨房。壁に掛かった鍵。
客室札。干し草のついた荷運び用の木箱。娘が使ったばかりらしい濡れた布巾。
台の角に寄せられた朝食札は七枚ある。だが今日の客の名は、帳面の開き具合から見て五人分しか記されていない。
札が多い。
それも、一枚だけ裏返っていた。
「宿の主人は?」
「父さんは寝てる」
「病気か」
「怪我。ふた月前に足場から落ちたの。今は私が回してる」
言いながら、ミレナは奥の戸口を一度だけ見た。眠っている父を守る目だった。
「なるほど」
「何がなるほどよ」
「飯を出す手が一人足りない」
「だから?」
「だから記帳が荒れる」
娘の顔つきが変わった。怒っていた時より、少しだけ警戒が深くなる。
「……あんた、何を見てそう言ってるの」
「鍋の火」
リュカは囲炉裏の脇に置かれた鍋を顎で示した。
「煮返しが一度多い。汁が減りすぎてる」
ミレナの目が、囲炉裏の鍋へ落ちた。
「夕の客が思ったより長居した。頃合いを見ながら火を弱めたな」
「……」
「宿帳の墨も乾ききってない」
リュカは朝食札を指で一枚ずらした。
「札は七枚。帳面は五人分。途中で書き直した跡もある」
ミレナの肩が、ほんの少し固くなる。
「厨房と記帳を一人で回した。どこかで数が飛んだ」
「…………」
「今夜の飯はうまい。明日の朝も一膳余る」
娘は言葉を失ったらしい。少し口を開けたまま、リュカと朝食札を見比べた。
囲炉裏の火がぱちりと爆ぜる。奥の鍋が小さく鳴った。
「……誰かに聞いた?」
「この宿の話か」
「この宿の話」
「そんな話を聞く相手もいないまま山を下りてきた」
濡れた外套の裾から、床へ水が落ちた。
「嘘」
「疲れてるだけだ」
「旅人がいきなり朝食の数を言い当てるわけないでしょ」
「言い当てたんじゃない。見ればだいたいわかる」
「そんなの、見ただけでそこまでわかる?」
娘は腕を組み、じっとこちらを見た。追い返すより先に確かめたいことができたらしい。
「名前は?」
「リュカだ」
「苗字は?」
「長いこと名乗ってない」
「そう」
「そっちは?」
「ミレナ。ここの娘」
言ってから、ミレナは顎で囲炉裏脇の卓を示した。
「座って。豆の煮込みと黒パンなら出せる。酒は薄いのしかない」
「酒はいらない」
「まだ泊めるとは言ってない」
「飯が出るなら、それでいい」
「変なの」
ミレナは台の裏から出て、厨房へ引っ込んだ。足早だが、音は立てない。
客商売の癖か、気が張っているのか。足取りには、もう疲れが出ていた。
リュカは囲炉裏に近い席へ腰を下ろした。背もたれのない木椅子が軋む。
温かさが外套の湿りを少しずつ追い出す。
脇腹の痛みまでは消えない。鞄を足元に置き、測量杖を膝に立てた。
その金具の先が、板間にごく薄く触れた。
かすかな抵抗が返る。
床板の下に、硬いものが走っている。石か、古い金属か。
宿にしては不自然な筋だ。玄関から宿帳の台、そこから階段の下へ、きれいに一本つながっている。
関所跡か。
古い施設の骨が、床下にまだ残っている。
ミレナが盆を持って戻ってきた。
湯気の立つ豆煮込み、固い黒パン、塩を振っただけの根菜。峠宿の飯としては上等だ。
「ほら」
「助かる」
「先に言っとくけど、変な真似したら追い出すから」
「変な真似の基準は?」
「夜中に勝手に歩き回るとか、客の荷を漁るとか、壁に印を書きつけるとか」
最後のひとつだけ、妙に具体的だった。
「最後のはよくあるのか」
「たまにいるのよ。呪いだ祓いだって、勝手に炭で線を引く連中」
「止まったか」
「何が」
「その祓い」
ミレナは盆を置いたまま、少し黙った。
さっきまでの鋭い調子が、ここで初めて鈍る。
「……止まってたら、こんなに客が減ってない」
リュカはスプーンを手に取り、豆を一口すくった。温かい。塩が少しきついが、空腹にはちょうどいい。
「何が起きる」
「何がって?」
「この宿の朝だ」
ミレナは向かいの席に座らず、卓の端に手をついたまま言った。
「消えるのよ」
「何が」
「客」
厨房の火が、奥で低く鳴った。
宿の中は暖かいのに、その一言だけが空気をすっと冷やした。
「死体は?」
「出ない」
「荷は?」
「残る時と残らない時がある」
リュカは指先で卓を一度叩いた。
「部屋は?」
「閉まってる」
「窓は?」
「開かない。うちの二階の窓、外に張り出してるから、降りようとしたら落ちる」
ミレナはそこで、ちらりと階段のほうを見た。
「見た者は?」
「いない」
「最後に会ったのは?」
「宿の者か、他の客か、その日による」
「頻度は?」
「月に一度あるかないか。でも、霧の夜に偏る」
ミレナはそこまで言うと、ようやく向かいに腰を下ろした。囲炉裏の火が頬に赤く映る。
年はリュカよりずっと下だろうが、目の下には薄い影がある。眠れていない顔だった。
「最初は、宿代を踏み倒されたんだと思ったわ」
ミレナは囲炉裏の火を見ずに言った。
「でも、馬まで置いていった人がいた。荷も、剣も、外套も」
「厄介だな」
「厄介で済めばいいのよ」
「村の連中が何と言った」
「村ってほどじゃないの。街道沿いに家が散ってるだけ」
ミレナは口元だけで笑った。
「みんな好きに言うわ。関所の亡霊だとか、閉じ損ねた門の祟りだとか」
「うちが何か隠してる、とかな」
「そう」
「術者は来たか」
「来た。二人とも町から」
ミレナは指を二本立てた。
「ひとりは寝台の四隅に杭を打った。もうひとりは扉に銀粉を振った」
その指が、ゆっくり下りる。
「どっちの夜も、消えた」
「なるほど」
「何がよ」
「魔術だけじゃ足りない」
「だから困ってるんでしょ」
「いや」
リュカは黒パンを割った。中は思ったより柔らかい。
「そうじゃない。足りないのは、術の強さじゃない。見るところを間違えてる」
ミレナは眉をひそめた。
「偉そう」
「疲れてるだけだ」
「便利な言葉ね、それ」
リュカは返事をせず、食べながら宿の音を聞いた。
二階の床板が一度鳴る。風ではない。客が寝返りを打った音だろう。
厨房の奥で鍋蓋が揺れる。台の向こう、玄関脇の小さな鈴が、風もないのに一度だけ触れた。
鈴を見る。
揺れはもう止まっていた。
「今の音は?」
「何が?」
「鈴」
「玄関の? 風よ」
「扉は閉まってる」
「古い宿なの。どこからでも入る」
「そうか」
だが風の入り方ではない、とリュカは思った。
鈴は横には振れず、下へ小さく引かれた。誰かが見えない糸をつまんだみたいに。
床下の筋。
玄関、宿帳の台、階段下。
その上に立つ鈴。
あまりいい並びではない。
「今夜の客は何人だ」
「五人。あんたを入れたら六」
「部屋割りは?」
「二階に四。下に一。あと、倉庫横の小部屋を今片づけてる」
「三号室は?」
ミレナの顔が止まった。
「……なんで三号室を知ってるの」
「階段の手前の鍵が一つだけ離して掛けてある。よく使う鍵じゃない置き方だ」
ミレナの視線が、壁の鍵束へ走った。
「見ただけで?」
「それで、三号室は?」
「使ってない」
「閉めたのはいつだ」
「去年の秋から」
「何があった」
「一番最初に消えた客が、そこだったから」
囲炉裏の火がまた鳴った。
ミレナは拳を握りしめていた。指の節が白くなっている。
怖いものに縮こまるより、納得のいかないものへ食ってかかる性分なのだろう。
「あの部屋は閉めたのよ」
「そのあと父さんが、床まで剥がして見た。でも何もなかった」
ミレナは拳をほどかない。
「壁も、窓も、寝台も、そのまま。なのに次は、踊り場に寝てた商人が消えた」
「次は一階の端の部屋」
「場所が動いてるな」
「ねえ」
「何だ」
「あんた、本当にただの旅人?」
リュカは手を止めた。
豆の皿は半分空いた。温かいものが腹に落ちるたび、体の感覚が戻ってくる。
そのぶん、床下を走る古い筋の気配もはっきりした。
「宿代が足りない旅人だ」
「それ以外」
「それ以上は高くつく」
「何それ」
ミレナは鼻で笑った。だが少しだけ、肩の力が抜けたらしい。
「じゃあ安いところだけ聞く。あんた、この件、見られるの」
「見られるかどうかは今夜次第だ」
「見たら、わかる?」
「半分はわかる」
「残り半分は?」
「朝まで待たないと決まらない」
ミレナはしばらく黙っていたが、やがて立ち上がった。
「……倉庫横の小部屋、まだ片づけてないけど、寝るだけなら使える。藁は新しいのに替える」
「助かる」
「まだ礼は言わなくていい。あんたに見せるために泊めるだけ」
「そうか」
「その代わり、逃げないでよ」
「逃げる気はない」
「あるでしょ。うち、呪われてるんだから」
リュカは空になった皿を卓に置いた。
「呪われてるのは宿じゃない」
「じゃあ何よ」
「朝だ」
ミレナは鼻にしわを寄せた。
「それ、さっきも聞いた」
「聞いたなら覚えておけ」
「言い方」
言いながらも、彼女は台へ戻っていった。足取りはさっきより少しだけ軽い。
苛立ちが消えたわけではない。それでも、目の前にいるのは何もできない旅人ではなくなった。
リュカは最後のパンを口に入れ、立ち上がった。
測量杖を持って、何気ない顔で囲炉裏の外を一歩、二歩と歩く。台の前。玄関脇。階段の下。
そこで杖の先を、床板の継ぎ目に軽く当てた。
乾いた板の下に、別の音がある。
石だ。四角く削った、古い敷石。
しかも一本ではない。三本。宿の骨組みとは違う向きで、床下を走っている。
関所の敷居石か。いや、ただ人がまたぐ敷居とは違う。
昔ここで、誰を通して、誰を止めるかを分けていた。その境に置かれた石だ。
リュカは目を細めた。
その時、二階で短い悲鳴が上がった。
ミレナが顔を上げる。リュカはすでに階段へ向かっていた。
上から駆け下りてきたのは、寝巻のままの若い男だった。顔色が悪い。片足にしか靴を履いていない。
「お、おかしいぞ!」
「何がですか!」
ミレナが叫ぶ。
「さっきまでいたんだ、部屋に!」
若い男は寝巻の胸元を握りしめた。
「隣の寝台で寝てた男が、今見たらいない! 窓も閉まってる、扉も――」
男の声が震える。
「……扉も、内側から閂がかかったままだ」
宿の空気が一気に冷えた。
ミレナの顔から血の気が引く。
だが彼女はすぐに台の奥へ手を伸ばし、壁の鍵束を掴んだ。慣れた動きだった。何度もやってきたのだろう。
「何号室」
「二階の、端の……四号だ」
「案内して」
ミレナが走る。男が続く。
リュカは階段の一段目で、いったん足を止めた。
鈴が、また鳴った。今度は玄関ではない。
台の裏。朝食札の掛かった木枠が、誰も触れていないのに、かすかに揺れた。
札が一枚、裏返る。
リュカはそれを見て、低く息を吐いた。
「……なるほど」
そして階段を上がる。
二階の廊下は狭い。板壁に油の匂いが染み、窓は小さい。
四号室の前には、さっきの若い男とミレナが立っていた。扉は閉まっている。
内側から閂がかかったままらしく、押しても引いてもびくともしない。
「中にいたのは二人か」
「え、ええ」
「名前は?」
「知らん、峠の手前で一緒になっただけだ」
「宿帳には書いてあります」
ミレナが鍵を差し込みながら言う。だが閂は内側だ。鍵だけでは開かない。
「下がれ」
リュカが扉板に手を当てる。冷たい。
向こうに人の気配はない。だが、ただの空でもない。
部屋の奥が、ほんの少しだけずれている。手を伸ばせば触れそうなのに、指先だけ届かない。
嫌な感触だった。
昔の傷口の縁を、布越しになぞられるような感触。
「壊しますか」
ミレナが言う。
「まだだ」
「でも――」
リュカは扉板から手を離した。
「人が消えてるんじゃない」
「じゃあ何だっていうの」
「客を動かしてるのは、朝食札だ」
「朝食札?」
「先に裏返すと、床下の関所跡がその客を『もう出た』と数える」
リュカは裏返った札を見た。
「部屋にいても、朝の向こうへ通される」
若い男は意味がわからないという顔をした。
ミレナも同じだった。ただ、彼女は混乱しながらも、続きを待っていた。
「今夜、誰も部屋を変えるな」
「は?」
「朝食札は触るな。ひっくり返った札があっても、そのままにしておけ」
「何言って――」
「三号室は開けるな」
ミレナの肩が揺れる。
「……なんで、三号室が出てくるの」
「この宿のずれは、三号室から始まってる」
「見てもないのに?」
「見てる」
リュカは廊下の床を杖で一度だけ叩いた。
鈍い音が返る。
「床の下に古い石が通ってる。関所跡だな」
ミレナは目を見開いた。若い男は話についていけず、ただ扉とリュカを交互に見ている。
「今夜は俺が起きてる」
リュカは言った。
「朝が来る前に、ずれた場所を見つける」
「……見つけたら?」
ミレナの声は細い。だが逃げていない。
リュカはその顔を見て、少しだけ目を伏せた。
「朝のずれを、ここで止める」
それだけ言って、彼は四号室の前にしゃがみ込んだ。
廊下の板目に指を当てる。冷えた木の隙間、その下の古い石、そのもっと奥。
まだ夜なのに、ここだけ朝が浅く差しかかっている。
その朝は、誰かを一人、先に連れていった。
リュカは口の中で小さく舌打ちした。
嫌いな類いの気配だった。力で押し潰せるものではない。術式の穴でもない。
もっと古く、黙ったまま残る関所跡のずれだ。
こういうずれは、人の手順に入りこむ。
帳面の数をずらし、鍵の位置を狂わせる。
気づけば朝飯の数まで欠けさせる。
だから嫌いだ。嫌いだからこそ、放っておけない。
リュカは立ち上がり、ミレナを見た。
「紙と炭を持ってこい」
「紙?」
「宿帳とは別のやつだ」
「何を書くの」
「朝まで越すための書きつけだ」
ミレナは一瞬だけきょとんとしたあと、走った。
若い男はまだ震えている。四号室の扉の向こうは静かなままだ。
廊下の窓の外では、霧が二階の高さまで上がってきていた。
夜はまだ深い。
それでもこの宿のどこかでは、もう朝が始まっている。
誰かを一人、先に連れていく朝が。




