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満たされない世界  作者: 駿河流
7/14

休み時間でも出来る事 その1

学生生活の癒しの時間。それ即ち、休み時間也!


そんな休み時間でも出来る事、いよいよ開幕です。←何のこっちゃ?w

初めて読む人の為に、簡単に登場人物の紹介をば。


駿河するが りゅう:男。本作の主人公。少々腹黒い所あり。


村山むらやま 浩二こうじ:男。お調子者な性格。馬鹿。


石川いしかわ 雪菜ゆきな:女。主人公の幼馴染。何かと、世話を焼きたがる性格。


鈴原すずはら ひろし:男。冷静な性格。少々、影が薄い事あり。


でわでわ、本編いっきま~す☆ww


満たされない世界~番外編~ 休み時間でも出来る事 その1


「暑い、暑いぞ~」


3時間目が終わって直ぐの休み時間。


あまりの暑さに、まるで真夏の炎天下で動物園で飼われている白熊のように、自分の机の上でクターっとなっていた…。


梅雨明けしてからというもの、毎日暑くて仕方が無い…。


「って、流ちゃん。まだ梅雨明けしてないよ~」


「そだっけか?」


ふと、気だるげに顔を上げてみると、いつの間に来ていたのか俺の机の横に雪菜が立っていたりする。


「つか俺、口に出して言ったっけ?」


「流ちゃんの事なら、何でも分かるんだよ~。だって幼馴染だからね♪」


「……」


え?それって、またしても俺の心を読んだってか?(前回参照)


人の心まで読めるなんて、幼馴染スゲー!!www


「そう!幼馴染は凄いんだよ~!!」


「言ってる側から読まれてるし…」


こいつは危険だ!


迂闊な事を考えないように話題を逸らそう!!


「それにしても、こんなに暑いのにオマエは全然平気なのな…」


「え?」


雪菜はこんなにも暑いのに、全然平気そうな顔をしているのだ。


「だって、汗一つかいてないじゃん」


「そんな事ないよ~。見えない所で、凄い汗かいてるんだから」


…見えない所って何処?


制服の中の事を言っているのだろうか。


確かに、服の中の方が暑くて蒸れるもんな…。


つまり、表面上は平気そうに見えても、服の中は凄い事になってるって訳か、納得!


「…別に凄い事には、なってないよ~」


「……」


しまった!また、心を読まれた!?


「…流ちゃんのエッチ…」


「や、そんな事は考えてねぇよ!」


心を読むだけじゃなく、一部被害妄想が混ざってるぞ?(汗


「おいおい、流。セクハラかぁ~?」


…と、そこに宏が登場。


「ちげ~よ!」


ま、確かに雪菜の台詞だけ聞くと、そういう勘違いされても無理はないわな~(苦笑


「てか、じゃあ何の話をしてたんだ?」


「雪菜の制服の中が凄いって話だよ」


興味津々に聞いてくる宏に、俺は素直にそう答える。


「…やっぱセクハラじゃん」


「…あ」


俺のアホ~!!


色々と端折り過ぎだろ…。


「えっとね、そうじゃなくて~。暑いね~、って話をしてたんだよ」


俺がちょっと動揺している姿を見て哀れに思ったのかは知らないが、雪菜がすかさずフォローを入れてくれた。


ナイス、雪菜!


「そうそう!こんなに暑いのに、雪菜は全然汗かいてないじゃん、って話してたんだよ!」


「何だ、そうだったのか…」


それを聞いて、若干ションボリする宏。


何で??


訳が分からないが、まぁ深くは気にしない事にしよう。


「それより、ホント暑いよね~。しかもジメジメして不快だし。せめて、早く梅雨明けして欲しいよ~」


「てっきり、もう梅雨明けしてるかと思っていたが、まだだったんだな」


こんなに暑くて晴れてたから、とっくに梅雨明けしてるんだと勘違いしていたぜ!


「こう、暑いとプールとかに行きたくなるよな~」


「おぉ!それは、ナイスアイディア!!」


さっきまで若干ションボリしていた宏だが、いつの間にか復活して、そんな事を口走った。


確かに、暑いこれからの季節にはプールが一番だかんな~♪


「私も、プール行きたい~!夏休みになったら皆で行こっか☆」


どうやら、雪菜も行く気満々のようだ。


「稲!!…おっと、間違えた。…否!!!」


「おわ!何だ、突然!?」


雪菜がそう発言した直後、何故か俺の机の下から人の声が!?(ぇ


てか、何でこんな所から声がするんだ??(汗


「さっきから隠れて聞いていたが、もう辛抱溜まらん!!」


ガタタ!!


「どわぁ!?」


ズガーン!!


…とか何とか思っていたら、俺の机が特撮物の爆発シーンのように吹き飛び、その下から浩二の馬鹿が颯爽と登場しやがった!!(激汗


勿論、その机に上半身を預けて、クターっとなっていた俺が無事な筈もなく…。


支えが無くなった俺は顔から落下して、そのままの格好で教室の床と、熱く情熱的な接吻をするハメに…(爆


「きゃ~!流ちゃん、大丈夫!?」


「…イツツ。な、何とかな」


落ちた衝撃で鼻も強打したみたいで、痛む鼻を押さえながら、ヨロヨロと何とか立ち上がりながら、雪菜にそう答えていた。


「わっはっは!何やってんだ、流は。ドジな奴だな~!!」


「お・ま・え・の・せ・い・だ・!!」


ボカッ!!


「ぐえ!!」


俺を指差しながら大笑いしてる浩二にメッチャ腹が立ったので、取り敢えず自分の椅子で殴っておいた。←やりすぎ


画面の前の良い子の皆は、絶対に真似しないでね~!!www


「ま、今回は流が怒る気持ちも分かるけどな~」


「あはは~…」


宏と雪菜も苦笑するしかないらしい。


痛む鼻をさすりながら、吹き飛んだ机を何とか低位置へと運んで、椅子に座り直す俺。


さっきの騒動で、クラスメイトの殆どがこっちをチラチラ見てるし…。


まさか俺、鼻血とか出てるんじゃないだろうな?(汗


…と思って、ふと手で鼻を触れてみると、何かべっとりとした感触が…。


「なぁ、雪菜。俺、もしかして鼻血出てる?」


「だ、大丈夫だよ~。ケチャップだと思えば…」


「…どういう意味だよ!?」


てか、やっぱり出てるのか…。


それにしたって、ケチャップは無理があるだろ…(苦笑


それから暫くティッシュで鼻を押さえていたら、何とか鼻血は止まったのだった。


ま、俺が鼻血を出した事が珍しいんじゃなく、机が吹っ飛べばそらクラスの皆もビックリして、こっちを見るだろうな…。


そんな事を考えると、さっき椅子で殴った浩二の馬鹿がようやく復活。


「へへへ…。椅子なんかの打撃なんて、屁でもないぜ!」


「や、お前、今まで思い切り無様に倒れて気絶していたからな…」


歯をニヒルに光らせて(実際に光ってはいないが)、そんな事を強がられても、ぶっちゃけ説得力ないぞ…www


「てか、何で俺の机の下なんかに隠れてやがったんだ?」


「時には奇抜な登場の仕方をしてやろうかと思って」


「奇抜過ぎるわ!!」


お陰で、こちとら大ダメージでしたよ、えぇ!!


鼻にクリティカルヒットでしたとも、ハイ!!ww


「頼むから、普通の登場の仕方をしてくれ…」


「えぇ~、それじゃつまんないじゃん?」


「つまらなくても良いから」


「浩二君、あの登場の仕方は危ないよ~」


「分かった!雪菜ちゃんがそう言うなら、次回からは普通にする♪」


「……」


こ、こいつはぁ~!!(怒


「それで、何が辛抱溜まらなかったんだ?」


「おぉ!そうだったそうだった!スッカリ忘れる所だったぜ!!」


さっきから黙って見ていた宏がそんな質問をすると、まるで今思い出したかのようにそう答える浩二。


あんな登場の仕方したんだから、頼むから忘れるなよ…。


って、あれ?あんな登場の仕方だったから、忘れたのか??(汗


もう、ど~でもいいや。←投げやり


「どうでも良いけど、あんな所で隠れて聞いている位なら、最初から話に参加してくれ…」


「え~、やだよ。めんどくさい」


「一発、殴っていいか?」


「流ちゃん、さっき思い切り殴ってたでしょ~!」


「……」


そいや、そうだった…(爆


「おっと、俺が辛抱溜まらん話だったな!そう、そうだよ!俺が辛抱溜まらなかったのはなぁ…」


キーンコーンカンーコーン…。


…と、そこまで浩二が言い掛けた所で、無常にも4時間目開始のチャイムが…(汗


「は~い!お前ら、席につけ~!!」


そして、それと同時に4時間目の数学担当の教師が、教室に入ってきてしまった。


「つ~訳で、話の続きは、また次回な!!」


「……」


…そう言って、浩二はまだ頭が痛むのか、ちょっと千鳥足で自分の席へと戻っていってしまった。


つか、またこのパターンで続くんかい!?ww


「あはは~…」


もはや苦笑するしかない、雪菜であった…www


つづく。

はい、そんな訳でまた勢いだけで書き始めました、番外編でっす!


今回は、夏休み前の休み時間の一コマ。


学生の頃は、夏休みが待ち遠しかったっけなぁ~。←遠い目


自分、男子校だったんで、雪菜みたいな女の子はいなかったんだけどね…(爆


そんな訳で、読んだ感想を残して下さると、浩二あたりがきっと喜ぶかと思われ!(ぇ


てか、作者の俺は喜ばんのかい!?www


いつも、話がグダグダでスンマセン!


気が向いたら、また続き書きますよ~♪


でわでわ~☆

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