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未来が見える

「あ~あ。はぁ。」

全く・・・ため息が出てしまう。ため息を吐くと幸せが逃げる、などというが幸せではないからため息を吐くわけであって、そしたら幸せが逃げてしまう、のならば話が終わらない。まるでひよことにわとりはどちらが早くうまれたのか、など言うことと同じだ。――きりがない。

いつもだ。いつも分かってしまう。それは、そうきっと。罰なのだ。

「美代~おはよう~」

「ああ。優。おはよう。」

「それでさ~昨日みたニュースみた?連続殺人事件。あれ、犯人何が目的なんだろうね~。金も盗まれた様子ないし。それに被害者の共通点とかないし。一番気になるのは、どうしてあんなに離れたところにもすぐいけるのか、だね。」

おそらく優は、なにかニュースかネットかで言っていることをそのままいっている。離れたところというのは県の東西南北いろいろなところで殺人が起きている。私はその犯人も知っている。そしてその犯行動機もしっている。もちろん、私が犯人でもその身内でもない。私は未来がわかってしまっている。罰なのだ。私は小さい頃母親と父親を殺して逃げてきた。計画殺人ともいえる。小さい頃から刑事ドラマなどがすきで、そして2人が私に対して虐待のようなものをしていたものが原因でもある。そして走ってにげていたら崖から落ちてそこからは記憶がない。きがついたら知らないおばさんとおじさんがいて、その人たちがあまりに当たり前のようにいるので誰か、といったら驚いていた。そして病院に連れて行かれて判断は「記憶喪失」である。それからあれは悪夢といい続けてきて、そのおばさんとおじさんを「おかあさん」「おとうさん」と呼ぶようになった。悪夢といい続けたが、未来が見えるのは悪夢でないらしい。

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