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ブラック・エンジェル・ユニバース  作者: Leon Black Angel


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392/424

第388話:約束と深淵

第11シーズン第388話「約束と深淵」。

スタジアムを震撼させたリウのプロポーズ。その余韻も冷めやらぬ中、トーナメントは次なる激戦へと突入します。「虚無の捕食者」と呼ばれる強敵に対し、ラーラ、キーラ、ジーラが挑む。次元を歪める敵の猛攻の前に、彼女たちは極限状態へと追い詰められていきます。

挿絵(By みてみん)

スタジアムは今なお震動していた。何万人もの観客が、アリーナ中央で結ばれた二人の絆に息を呑んでいる。

涙する者、歓声を上げる者。リウとジュンの婚約という前代未聞の事態に、会場の熱気は最高潮に達していた。

「やっぱりな! 俺は知ってたぞ!」ナンドが叫ぶ。

「あんた、知ってたのに黙ってたの?」ケルが呆れ顔でレニを突く。

「サプライズだからな」レニが淡々と答え、ヴィニーが笑う。

その頃、女性陣のエリアでは**ララ**がレオンに視線を送っていた。「あなたも知ってたのね?」

「俺は生き残るのに必死でな」レオンが頭を掻く。

一方で、メインボックスにいたヴァーロンは、一人静かに物思いに耽っていた。

「また、彼女を想っているのか」ヴァンダーの問いに、ヴァーロンは深く俯く。かつて求婚し、断り続けた「ローラ」という女性。愛と義務の間で揺れ続けた彼女の背中を、彼は今も忘れていなかった。

実況の声が響く。

「さあ、諸君! トーナメントは止まらない!!」

スクリーンが回転し、次なるカードが映し出される。

『**ララ・ズィラ・キーラ**』 vs 『虚無の捕食者ゾルヴァク・ナイザー・エクリプサ

「ついに来たか」ソルが腕を組む。

「あのチームは危険だ」リウが警戒の色を強める。

彼らのテーマは「空間エネルギーと重力」。次元を歪め、空間を操作する戦略的な強敵たちだ。

「行くわよ」**ララ**が立ち上がる。

「仕事の時間ね」キーラが呼吸を整える。

**ズィラ**は妖しく微笑んだ。

アリーナに足を踏み入れる三人。「**ララ!**」という大歓声が彼女を包む。

金色のエネルギーを纏う**ララ**、紫の幻影を操る**ズィラ**、そして紅蓮の炎を宿すキーラ。

対するゲートからは、空間そのものを歪ませて『虚無の捕食者』が現れる。漆黒の鎧を纏ったゾルヴァク、冷徹なナイザー、そして重力を支配する浮遊者エクリプサ。

「――戦え!!」

BOOOOOOM!!

先制したのはキーラだ。炎の拳を叩き込むが、ナイザーは空間を瞬時にテレポートして回避する。

「遅い」

強烈な一撃がキーラを襲う。

**ララ**が金色の槍と鎖を放つが、エクリプサが指先一つで空間を折り曲げ、攻撃を背後へと跳ね返す。

「何だって!?」

**ズィラ**が数十もの残影を生み出して攪乱する。「私の番ね」

だが、ナイザーは冷笑する。「小手先の芸だな」

ゾルヴァクが手を翳すと、アリーナの地面が大きく湾曲した。「重力操作だ!」

「地面が……!?」バランスを崩した**ララ**たちに、エクリプサの生成した小型ブラックホールが迫る。

「避けて!」

「離さないで!」

**ララ**がキーラの手を掴み、必死に抗う。ブラックホールの吸引力が彼女たちを飲み込もうとする極限状態。

「彼女たちは……」ソルが息を呑む。

「いや、見ていろ」レオンが微笑んだ。

**ララ**が瞳を閉じる。巨大な黄金の十字架がアリーナの床を貫いた。

「今よ!」

キーラが火炎を爆発させ、吸引力を打ち消す。

BOOOOOOOOOM!!

ブラックホールが消滅し、スタジアムが揺れる。

「素晴らしい!」

「だが、終わりだ」ゾルヴァクが絶望的な重力を解き放つ。

**ララ**もキーラも、膝から崩れ落ちる。エクリプサが両手を掲げ、コロッサルな空間エネルギーの球体を生成した。

「消えろ」

それは、アリーナ全体を白く染め上げるほどの破壊の一撃だった。

BOOOOOOOOOOM!!

爆音と土煙の中、沈黙が訪れる。

数秒後――。

煙の向こうに、影が立ち上がった。

傷つきながらも、キーラ。呼吸を荒らげながら、**ララ**。

そして、妖しく瞳を紫に輝かせた**ズィラ**。

「……やっと、楽しくなってきたわね」

アリーナが爆発的な歓声に包まれる。勝利の女神は、どちらに微笑むのか。

(第388話・完)


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

極限の空間戦闘、そしてラーラたちの反撃。物語はさらにヒートアップしていきます。次回は、ついに強敵との決着へ!

引き続き応援よろしくお願いします!次回もお楽しみに!

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